EX.01b[削除された記録2]
観測者:[削除済]
記録日:[抹消済]
※台本形式注意
円卓を囲むように座り、指導者の到着を待つ集団。前回の集会より[削除済]が経過した通算[抹消済]の進捗状況の確認集会であった。
教皇代理
「時は来た、これより定例会合を始める。シュニン、進捗を報告せよ」
シュニン
「輸送用ボックスの開発は完了、試作品の実証段階へと進んでいます」
ドクター
「当初の予定通りの結果は確認できていますが、本格運用にあたって通信設備の増強が必須になるかと」
教皇代理
「メッセンジャー、TTNの設備増強はいつ頃終わる?」
メッセンジャーと呼ばれた作業着の人物
「6G wiMaxへの設備改修は月川都市圏の内の9割方完了しています。国際回線は現在準備段階のみで、本格的な工事は計画には間に合いません。申し訳ありません」
教皇代理
「構わん、月川都市圏内のみで干渉できればそれでよい。ナイト、器の開発状況は?」
ナイト
「プランステージ12まで到達済みです。計画より2ステージ分早く進んでいますが、不確定要素が多く、またスキル強化にも時間がかかる見込むです」
教皇代理
「それについては、指導者の方がまもなく準備が終わるので、そちらを処方箋とする」
指導者
「次の学期から貴女の学び園に行けそうです。直接腕試しが出来るのを楽しみにしていますぞ」
ナイト
「今からでもやってもいいが?」
教皇代理
「早まるな、会合の途中だぞ。シュニン報告内容は、それだけではないだろう」
シュニン
「それでは報告を続けさせていただきます。観測者の動向についてです。現在、役務に就いている観測者は4名、このうち、脅威になりそうなのは、人物ファイルE501-2355"気象管理者"となります。活動域は日本周辺で、月川都市圏への出入りは確認されていませんが、彼の現実固定は、本計画の最大の支障になる可能性があります」
教皇代理
「先に無力化することは可能か?」
セールスマン
「現在、観測者周辺にTHDの営業部を張らせていますが、厄介なことにミヤー商事の外商護衛が出入りしており、月川の人間が近づけない状態が続いています」
指導者
「ミヤーの外護?観測者がそんなにも特権階級にいるようには見えないだけど?」
ドクター
「観測者は優れた技術者であり、今回の計画の観測理論を実行するための脳波干渉装置の原型は彼が考案したモノだ。勿論開発実装にあたっては、TNNの技術を導入することで直接的な脆弱性の保護、および簡素化に成功しているがな」
ナイト
「いずれにせよ、観測者に気づかれる前に、プランステージ35まで進めないといけないわけですか・・・。ファクトリー、以前お願いしていたグランドスコープは順調ですか?」
ファクトリーと呼ばれた瞬間、壁から一人の人物が出てくる。
「次回の大規模メンテナンスでマスタバージョンの更新を行います。実装はそのタイミングだと思われます」
教皇代理
「何者かがこの会話を盗聴しているとの情報が入った。よってこの会合はこれみにて終了とする」
[system:記録を停止します]
ナイト
「シュニン、ナニを考えている・・・?」




