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感触

 正直言うとノイルさんは意外と重量がある。


 普段ダボっとした服装かつ、猫背なせいで体型が分かりにくかったが、こう密着してると服越しの体型が感覚で分かってしまう……。


 決して太ってるというわけではないのだが、カノンとは体付きが全くと言っていいほど違う。


 いや、そもそも華奢すぎるカノンと比べるのが間違いなのだろうが、比較できる対象がカノンしか居ないのだから仕方がない。


 カノンは全体の9割はハリのある筋肉、あるいは骨しか感触が存在しないが、ノイルさんは全体的に柔らかい、いうなればずっしりとしたクッションを背負ってるような感覚に陥る。


 多分太もも周りとか僕よりある。


 そして服装で分かりにくかった胸。


 カノンも年の割には結構ある方だと思うのだが、多分カノンより2サイズ以上は大きいんじゃなかろうか……。


 背中に当たる感触が胸しかないし、なんなら接地面積が広すぎて事前情報が無いと胸と判断突かないかもしれない。


 だが幸か不幸か、カノンのせいでどうもそういう刺激に慣れて来てしまっている自分が居る。


 よくよく考えたらこの状況にドギマギしてないのは男としてどうなんだ……?


 なんて雑念を抱きながら、ノイルさんを背負い受付の方まで戻って来た。



「……どうしたらそんな状況になるわけ?」

「いやぁ、かくかくしかじかで……。とりあえず休憩室借りていいですか?」



 入館の時に受付をしてくれた女性に何が起こったのかを軽く説明すると、僕と僕の肩で顔を隠してるノイルさんを交互に見て、何かを察したかのように口角が上がり、快く従業員用の休憩室に通してくれた。



「じゃあ救急箱ここに置いとくよ!ウチはまだ仕事があるから、後は任せるよ!」



 受付の女性は長イスに木箱を置き部屋を出て行く。



「あ、ありがとうございます」

「うん、ちゃんと内鍵あるから安心してな!」



 そう言い残し、バタンと扉を閉めて行った。


 内鍵があるという事は更衣室も兼用なんだろうか。


 あんまり長居すると迷惑かかるかもしれないな……。


 とりあえずノイルさんを椅子に座らせ、患部を確認する。

シン・ウルトラマン観てきました。

元のウルトラマンとかあまり詳しくは無いですが、なかなか楽しめました。

「ゼットンやべー!」って感じです。

シン・仮面ライダーも今から楽しみですね。

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