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手紙

 解放された翌日、騎士団長様に夕食誘われたからご馳走になるかとカノンに聞いたら、当然のように二つ返事で了承された。


 その後、午前中の依頼を終わらせてギルドに戻ると、ハインリーネ様から僕たち宛てに手紙が届いていた。



「れ……レイさん、ハインリーネ様直々のお手紙なんて……。一体何しちゃったんですか……?」



 なんて聞きながら、リッテさんはおどろおどろしく僕に手紙を渡してくる。



「いや迷惑になるようなことは何もしてないですよ。むしろハインリーネ様の部下の人……かは分からないですが、昨日その人に投獄されちゃいまして」

「やっぱりやらかしちゃったんじゃないですか!?」

「違いますって!相手方の勘違いみたいなやつなので、ハインリーネ様がお詫びにって感じでディナーにお呼ばれしてるんです!」



 封を切ってみると、中には招待状と予定の時間と地図の描かれた紙、軽い挨拶などが綴られた手紙が入っていた。


 場所はハインリーネ様のご自宅のようだ。


 それをリッテさんに見せて無実を証明する。



「そうですか……、ホッとしましたよ。カノンさんもお呼ばれしてるんですね。……大丈夫かなぁ」



 胸を撫で下ろしながらも、次なる不安要素がリッテさんを襲っているようだ……。



「まあハインリーネ様からのご指名なんで……、なるべく失礼が無いようには見ておくので」

「それもあるんですが、ハインリーネ様ってファンクラブが作られてるくらいたくさんの女性から人気があるので、カノンさんがお呼ばれしたなんて知られたらそれはもう嫉妬の渦ですよ」



 リッテさんは声を小さくして言う。


 なるほど、金髪碧眼高身長温厚美男子騎士団長なんていう超必殺技みたいな属性の人だし人気で当然か……。


 カノンはあんまり興味なさそうだったが。



「女の嫉妬は怖いですよ~?」

「ははは……気を付けておきます……」



 そんな話を済ませ、バーカウンターでミルクを飲んでるカノンのために午後用の依頼を見繕い、僕はこの後ダイアンさんと稽古があるので、いつものようにマーレラさんのお店に向かった。


 ダイアンさんにも4日後の稽古はお休みを入れると伝え、約束の日まで変わらない日々を過ごした。

ダスカ誕生日おめでとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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