プロローグ
初めまして喬偉ともうします。初小説なので色々といたらない部分はありますがよろしくお願いします!!
東雲寺財閥、平安の頃より続く名門東雲寺家が築いた帝国。戦後の財閥解体を乗り切り、今や日本だけでなく世界に大きな影響を持つ組織。
僕、本田悠斗はそんな東雲寺財閥のエリートだった…つい数ヶ月前までは…
「本田悠斗、貴様はクビだ」
「は?」
忘れもしない僕は財閥トップの東雲寺雲海総帥に呼び出されいきなりクビを宣告された。
その頃、僕は総帥の一人娘、東雲寺あやめお嬢様の護衛を勤めていた。あやめお嬢様とは物心ついた頃からずっと一緒で何度もお嬢様のことを狙う連中から守ってきた。
「あの、仰る意味がよくわかりません…」
「こんな簡単な言葉もわからんのか?貴様はクビだと言 っているのだ!」
「何故です!なぜ…何故私がクビなのですか!」
思わず食って掛かると一喝された。
「貴様!!わからんとは言わせんぞ!!あやめに言い寄ったそうではないか!!!」
「は…?」
なんのことだ……?
「シラを切る気か?」
「いっいえ!決してそのようなことは…」
「ならば正直に言え!あやめに…わしの娘に言い寄ったのか?」
「そのようなことは決して!決して!!」
「嘘ですわ!!」
バン!!と扉が開いてあやめお嬢様が入ってきた。
「本田は、私にナイフを突きつて『俺の女になれ』と脅したんですわ!!私…怖くて…怖くて…」
何を…何を言ってるんだ…?
「本田ァあやめはこう言っているがどうなんだ?」
「ちっ違!!全く身に覚えがございません!!」
「ウソ!!嘘ですわ!!本田は…本田はァ!!」
お嬢様は泣き崩れる。
何で…何でだ…
「もう良い。本田貴様は今日限りであやめの護衛はクビ だ。本来ならば財閥から追放したいところではあるが、死んだ貴様の両親に免じてそれは許してやろう。その代わり貴様には誰も寄り付かない田舎のボロ別荘の管理を命じる。そして、もう二度と我らの前に姿を表すな。」
総帥はそう言って傍らに控えていた警護に僕をつまみ出させた。
警護に引きずられる僕の顔を見てお嬢様は笑っていた。
……これ以上ない程ねっちゃりとした笑みだった。
それからすぐにお嬢様に新しい護衛がついた。僕と違ってイケメンでがっしりとした頼りがいのありそうな護衛だった。
僕は通っていた私立東雲寺学園を追放された。もちろん高等部の内定も取り消された。
結局僕は管理を任された別荘の近くにある公立高校に入ることになった。
1つだけ誤算があった。総帥は別荘のことを『誰も寄り付かない田舎のボロ』と言っていたが、実際は少し汚れてはいるが立派な豪邸だった。今まで住んでいたマンションなんかより全然広くて快適だ。
それから少しイメチェンをしてみた。そう、高校デビューってやつだ。以前お嬢様に目付きが悪いと言われたことがあった。確かにこの目付きじゃ友達出来そうにもないな…
と思ったので前髪伸ばして目元を隠してみたのだ。
うん。ましになった。
最後に趣味を持つことにした。今まではお嬢様に振り回されて自分の時間がとれなかったけど、今は有り余るほどの時間がある。…趣味といえばやはり読書だろうか…
試しに本屋に行ってみることにした。ふと一冊の本が目にとまる。『妹と恋して何が悪い!!』フム…そそられる。買ってみるか。
帰って早速読んでみるとこれがなかなか面白くすぐに読み終えそれから何周もした。
良き…健気な妹、エマニュエルちゃん良き…
そんな感じで僕の生活は落ち着いていた。護衛の仕事をクビになり、何よりお嬢様にあんな顔をされたことにショックを覚えていたが、それ以上に今の時間が楽しかった。
「さてと、明日は入学式か…」
いったいどんな出会いが待っているのだろう…
なに!!妹悪(妹と恋して何が悪いの!!の略称)はアニメになっていたのか!!これは見なくては!!!
…………ハァ~動いて喋ってるエマたん良き
面白い、また読みたいと思った方は、恐れ入りますが感想&評価よろしくお願いします




