距離
わかるということは
歴史の影に潜んでいる。
来訪した惨めな旅人は
排他的な思考を
砂の海に埋めた。
なんと愚かだろうか。
いつものことながら
月の影からは
もう一つの影が覗く。
祝わなくて良いよと
つれない彼と
できたて蝋燭の私。
文字で表わすのは
不可解かもしれないだろうけど
ルッコラは
惑星を埋め尽くし
冷酷な眼差しの
手から守ってくれるだろう。
心は
凍れない。
蝋人形のように
離れない。
鉛色の空は奏でる。
色をつける時を待っている。
良ければ感想どうぞ。
意味不明とか、意図はなに?とかいう質問は受け付けておりませんのであしからず。