あの日、貴方と私が交わした約束は (中編)
14:00 束墻広場
『おい!おっせえぞ!ヶ月廼っち!』
『わりぃわりぃ!或刀!後でコーヒー奢るからさ』
『まぁ!いいけどな!』
こいつの名前は或刀 鋭沖 (あがた とおき)
相変わらずこのウザさは健在でなりよりだ!
うん後でコーヒー豆100%のブラックコーヒー飲ませてやろう!
『やあ、久しぶりね!或刀』
『おっす!久しぶりだな!はるっち!』
『取り敢えず、掘り起こしましょう!』
『え?!俺スルー!酷くない?!』
『ほら!早く来なさい!』
私達は広場を後にしてタイムカプセルのある位置までに歩み始めた。
14:30 山奥 秘密裏の場所
ここも久しぶりだ!
良く小学生の時から、契と或刀と私で遊んだものだ、今崩されずに未だにあるなんて驚いた!
『さて....ここだったね』
『ほらよ!スコップだぜ!』
『お!ありがとう!さあ、働きなさい!男共!』
『お前酷くねぇか!?』
『気のせい!気のせい!』
『全く....酷いやつだな....』
とか言いつつスコップで掘ってるじゃない
全く...面白いわね!
『そういやどんだけの深さで埋めたのよ?』
『えっと....かなり深く掘った記憶がする』
『あぁ....確か、80m掘ってなかった?』
『そんなに?!』
流石は契...期待を裏切らないわね...
そういえば私は契とこんな約束した、
ここに来たら....また話そうと....
あれ....待って?また?どういう事だ?
『ねぇ!契!』
私は契がいた場所に向いたら.....
何と....その場所が無くなっていた....
何なのこれは....何が起きたの....
《ズキッ》
頭が痛い....!激しく頭痛が襲う!
痛い...痛い!痛い!痛い!痛い!
そうだ...思い出した。
私達は....もう死んでいるのだ。
小学生の時...私達は秘密基地が台風で倒れて
下敷きになって潰れたのだ....
『....私は....私は!』
そう...あれは私のせいだ!
全部私のせい!あんな事言わなければ!
『.....秘密基地よりタイムカプセルを埋めなければ帰らない....!』
この言葉で全てが始まったんだ...悲劇が...