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【LUNA】  作者: 冬月 真人
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【カズくんとコウくん】


コウ君は少しおませで意地悪さん。

雪がちらつく保育所のグラウンド。

同じクラスのカズ君に何やら耳打ちをしています。

「カズ君、知ってるかい?」

「なあに、コウ君」

「サンタさんの正体さ」

「サンタさんの正体?」

カズ君はおうむ返しで問い掛けました。

「俺、知ってるんだ」

コウ君は得意気な表情です。

「ヒゲのお爺さんじゃないの?」

「ふふん。特別に教えてやるよ」

「うん!」

カズ君はワクワク、ドキドキ満面の笑み。

「サンタさんの正体は…」

「うんうん!」

「カズ君のパパとママさ!」

「えっ!」

カズ君は驚いた表情です。

その姿にコウ君は意地悪な笑いを浮かべました。

「カズ君が寝た頃にプレゼントを置いていくのさ」

カズ君がますます驚く姿を見て嬉しそうなコウ君。

が、次の瞬間目を丸くしたのはコウ君でした。

「スッゴーイ!ボクのパパとママがサンタさんだなんて!」

カズ君は大興奮。

「じゃぁ、パパがソリを運転してママが配るのかな?」

「・・・」

大喜びのカズ君の問い掛けにコウ君はただただ黙るだけでした。











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