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第六話:引っ越しと歓迎会

はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・・(汗だく)          ど、どうも。六話を更新してきました・・・・・・・・・・・・       た、ただ今、逃亡中の真っ只中です。       はっ、来た!詳しくは小説で!          ダッシュ!!

「・・・・そう言えば、姫さんの服を買うの忘れていた」万魔殿から帰る途中で男爵様は、思い出したように言った。


「私の服ですか?」


「あぁ。花嫁衣裳だけで放り出されたって言ってただろ?」確かに、話しましたね。


「いつまでも花嫁衣裳を着てる訳にも、いかないから仕立て屋に行くぞ」ワイバーンさんに万魔殿に引き返すように命令する夜叉王丸男爵様。


「あの、私、天使なんですけど、大丈夫なんでしょうか?」魔界に来たけど、天使である事に変わらない。


迫害とかされないよね・・・・・・・・・?


「まぁ、大丈夫だ」ひょうきんな口調で言われた。


そんな軽い口調だと疑っちゃいますよ・・・・・・・・・・・・      


仕立て屋の下で止まると私をお姫さま抱っこして飛び降りた。


また落下するのかと思い固く目を閉じたが


今度は、ふわふわとゆっくり落ちた。


「この程度なら恐くないだろ?」私を優しく抱きながら男爵様は、笑った。


その微笑んだ顔を見た瞬間に電撃が走った。


な、なにっ?この感じは?


戸惑いを隠せない、私に気付かないのか男爵様は、優しく降ろしてくれた。


地面に降り立った私と男爵様を周りは、好奇の眼で見てきた。


「男爵様、誰ですか?そちらの花嫁は?」


「ん?俺の上さんだ」あっさりと認める男爵様。


「またまた!そんな冗談を言っちゃって!?」しかし民衆は冗談と取ったのか大笑いだ。


「男爵様みたいな人生破綻者に嫁さんが出来る訳ないって、自分で言ってたじゃないですか!?」


「そうなんだがベルゼブルに無理矢理、押し付けられた」苦笑しながら答える。


「何時もなら皇帝の頭に拳骨の一発を見舞いして断ったじゃないですか?」


「今回は天界の姫さんだから断れなかったんだよ」さり気なく私の紹介をする男爵様。


「それなら流石の男爵様も断れないな・・・・・・・・・・って、えぇぇぇぇぇぇ!?天界の姫様!!」仰天の声を上げる一同。


「そうだ。まぁ、普通に接してくれ」軽い口調で言った。


「・・・・・は、はぁ・・・・・・・」複雑な表情をする万魔殿の皆さん。


「あ、あの、天界から来たジャンヌと申します」取り敢えず自己紹介をした。


「まぁ、これからは万魔殿の屋敷で暮らすから色々と頼むわ」唖然とする皆さんを置いて、男爵様は、私を連れ添って仕立て屋の中に入った。


「・・・・いらっしゃいませ。男爵様」中に入ると四十代の男性が迎えた。


「よぉ。久し振りだな」片手を上げて挨拶をする男爵様。


「そちらの方が、外で騒いでいた姫君ですね?」男は私に優しく微笑んだ。


「初めまして。姫君。天界からお一人で嫁いで、心細いとは思いますが、気を強くお持ち下さい」

優しく語り掛ける言葉に偽りはなかった。


「さぁ、洋服を選んで下さい。どれも上等な品でございますよ」手近にあった服を取り私に渡す。


「どれも、ただで差し上げます」男の言葉に耳を疑った。


どれも上等な絹ばかりで私みたいな、元使用人には勿体ない品を、ただで上げるなんて・・・・・・・・


「遠慮なく選びな」男爵様にも促され恐る恐る品を選び始めた。


しかし、余りの多さに迷っていると何時の間にか入って来た女性達が、あれこれと私に勧めてきた。


「・・・・・・・はぁ」帰り道、私は大きな溜め息を吐いた。


あれから勧められた服を着せ替えを繰り返して、くたくただ。


「大丈夫か?」男爵様が心配そうに聞いてきた。


「くぅ・・・・・・」ワイバーンさんも心配そうに鳴いた。


「だ、大丈夫です。一日で色々な事があったので」これは本当の事です。


「まぁ、姫さんには大変な一日になったな」小さく笑った。


「あ、あの、その姫さんっと言うの止めてくれませんか?」


「ん?姫君とか姫様って呼んだ方が良いか?」首を傾げながら尋ねられた。


「い、いえ!私は、本当の姫ではないので・・・・・・・・・」


「で、出来れば、な、な、な、名・・・・・前で、ジャンヌと言って下さい」姫様って呼ばれるより名前で男爵様には呼ばれたい。


胸の鼓動が高まるのが分かった。


「何だ、そんな事か」男爵様は軽く笑った。


「これから一緒に住むから宜しくな?ジャンヌ」軽い口調だったが、どこか重さがあった。


「は、はい。これから宜しく、お願いします」歓喜が沸き上がる。


「さぁ、今日は家に帰ったら力を入れて、ジャンヌに飯を食わせてやるか」男爵様は笑いながら私を抱き寄せた。


えっ!そ、そんな男爵様!


顔を真っ赤に染める。 


そんな私の反応を楽しみながら男爵様は、抱き締める腕に更に力を込めた。


私の華奢な腕とは違う。


数多の戦を乗り越えた男の腕なのだと分かった。


その力強さは、どんな、災いからも私を守ってくれる気がした。 


こうして私の魔界での波瀾万丈な生活が幕を開けた。

夜叉王丸だ。どうだったかな?          俺的には、まぁまぁかな?なに?別サイトとキャラが違う?         それは、まぁ、相手がジャンヌだからな・・・・・・・・・・・・      ま、まぁ、とにかく次も楽しみにしていろ!!

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