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第三十九話:子供のような笑顔

更新が遅れてすいません。

「あー、楽しかった!!」


「こっちは楽しくない」


「「「同じく楽しくなかった」」」


飛竜姿のダハーカさんに乗りながらペイモン様は嬉しそうな声を出したが飛天様は不機嫌丸出しだった。


それに追い討ちを掛けるようにゼオンさんたちが賛同の声を出した。


夕食を済ませた私達は早めに宿に戻ると直ぐに就寝し翌日、朝早くの内に北欧神界を後にした。


オーディン様に別れの挨拶くらいしないとって思ったけど、またあの性悪女神達と鉢合わせになるかも知れないと思い失礼と分かっているけど、挨拶をしないで去ったのだ。


ゼオンさん達も後ろからストームというベルゼブル様から頂いた飛竜に乗って追いかけてくる。


大量の袋や箱を乗せながら・・・・・・・・・・・・・
















三時間くらいして魔界の屋敷に着くとダハーカさんを馬小屋に入れ私と飛天様は自室に戻った。


ペイモン様はゼオンさん達に荷物を部屋に持って行くように命令すると城に用事があると言って出て行った。


「だあー!疲れたー!?」


飛天様は部屋にあった長ソファーに身体を預けた。


「でも楽しかったよ?」


ベッドに座りながら答える。


私にとっては二人だけの旅行も良いけど皆で旅行するのも楽しかった。


「お前は良かっただろうけど、俺は楽しくなかった」


ぶすっとした表情で答える飛天様は拗ねた子供だ。


けど、そんな所が可愛いんだよね。


「くぅーん」


私の足元でデュランが寂しそうに鳴いてきた。


「ごめんね。デュラン。寂しかったよね?」


デュランだけ置いてきちゃったからね。


デュランの頭を撫でると気持ち良さそうに鳴いた。


「おい。俺の事も慰めてくれよ」


何時の間にかソファーから私の所にまで近づいてきた飛天様も横に座ってきて私の肩に頭を置いてきた。


飛天様って本当に子供よね。


そんな事を思いながら私は飛天様の頭を撫でた。


「・・・・・・・・」


飛天様は気持ち良さそうに笑った。


「くぅーん」


デュランも自分の事も撫でてくれとせがむように擦り寄ってきた。


「はいはい」


苦笑しながらデュランの頭を撫でると今度は飛天様も無言で擦り寄ってきた。


「はいはい。飛天もね」


飛天様の頭も撫でると嬉しそうに笑顔になる飛天様。


くすっ。本当に笑顔が子供みたい。


だけど、とても輝いていて綺麗な笑顔。


そんな事を思いながら私は飛天様とデュランの頭を撫で続けた。


できるだけ早めに面白く更新します。

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