頬づえをつきながら君の事を考える!
“頬づえをつきながら君の事を考える!”
ワタシより一つ下の男の子の事が気になるワタシ。
ワタシの好きな男の子は、人懐っこくてよく笑う男の子だ!
当然! “彼は女の子にモテまくり。”
どうせ、ワタシの事なんか! 眼中にないのだろう。
それでもワタシは彼の事が大好き!
彼の事を考えるだけで、胸がギュっと苦しくなる。
きっとこれが! “恋”なのだろう。
ワタシは彼に恋をした!
・・・今日もワタシは彼の事を考え、頬づえをついている。
どうにかこうにか? “彼と付き合えないか?”
ワタシは日々、妄想している!
そんな時、彼の方からワタシに話しかけてきた。
『何、頬づえついて考えてるの? “好きな男性の事?”』
『・・・えぇ!? ち、違うわよ!』
『そんなに動揺して、嘘バレバレ!』
『何よ、お姉さんを揶揄ってるの?』
『そういう訳じゃないよ、なんかさ! 俺の事も考えてほしいなって。』
『えぇ!?』
『い、いや? 前“好きな男性も居ないって言ってたからさ。”』
『何、気にしてんの?』
『まあね、気になるに決まってんじゃん!』
『なんでよ!』
『・・・な、なんでって? そりゃ~その、』
『“まさか? ワタシの事、好きとか言いたい訳?”』
『そのまさかだったらどうする?』
『えぇ!?』
『結構、俺本気なんだけど。』
『・・・きゅ、急にそんな事言われても、何を言っていいか分かんないし
どうしたらいいのよ!』
『“俺の事好き?”』
『・・・う、うん。』
『じゃあ、俺と付き合ってみる?』
『ううん。』
『なんだよ! 今日は、めちゃめちゃ素直じゃん!』
『わ、ワタシだって女の子なんだから、そう言われたら嬉しいに決まって
るでしょ!』
『そっか。』
『・・・ううん。』
『でも、嬉しい!』
『・・・私も。』
・・・はじめは、年下だし! “彼に揶揄われていると思っていた。”
ワタシの気持ちを弄ぶのなんって?
でも、そうじゃなかった。
彼もワタシの事が好きだったの。
いつもチャラけて、ふざけてばっかりだったから彼の事をそのまま受け止め
られなかっただけだった。
彼は二人で居る時は、真面目で誠実で何よりワタシの事をどんな時も1番に
考えてくれていた。
なんか? “彼のギャップにまた惚れ直す自分もいて。”
心底、ワタシは彼が好き!
このままずっと一緒に居れたらいいな。
*
・・・でも?
彼とやっと付き合えて1週間後、彼はバイクで交通事故に巻き込まれる。
あんなに元気で、どんな事があっても死なないと思っていた彼が亡くなった。
まだ彼が亡くなった事にワタシは実感がもてないでいる。
まだ彼がワタシに急に会いに来てくれそうで。
ワタシは彼を忘れられない!
・・・彼が亡くなって3日経った。
ワタシは今日も、“頬づえをつきながら君の事を考えている!”
彼と付き合えた時の事、ワタシを必死に笑わそうとしてくれていた事、
彼の笑顔はワタシの“元気の源”になっていた。
その彼がもう居ない!
“何故? ワタシを一人置いて死んじゃったの?”
もう戻って来れないの?
この先、ワタシはどうすればいい?
君が居ない世界なんて、ワタシには興味がないわ。
今日も、頬づえをつきながら彼と居た1週間を考える。
短い短い彼との大切な時間。
想い出の時間。
・・・でもやっぱりワタシの隣には彼が居てほしかった。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




