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頬づえをつきながら君の事を考える!

作者: 七瀬
掲載日:2023/06/18






“頬づえをつきながら君の事を考える!”



ワタシより一つ下の男の子の事が気になるワタシ。

ワタシの好きな男の子は、人懐っこくてよく笑う男の子だ!

当然! “彼は女の子にモテまくり。”

どうせ、ワタシの事なんか! 眼中にないのだろう。

それでもワタシは彼の事が大好き!

彼の事を考えるだけで、胸がギュっと苦しくなる。

きっとこれが! “恋”なのだろう。

ワタシは彼に恋をした!




・・・今日もワタシは彼の事を考え、頬づえをついている。

どうにかこうにか? “彼と付き合えないか?”

ワタシは日々、妄想している!




そんな時、彼の方からワタシに話しかけてきた。




『何、頬づえついて考えてるの? “好きな男性ひとの事?”』

『・・・えぇ!? ち、違うわよ!』

『そんなに動揺して、嘘バレバレ!』

『何よ、お姉さんを揶揄ってるの?』

『そういう訳じゃないよ、なんかさ! 俺の事も考えてほしいなって。』

『えぇ!?』

『い、いや? 前“好きな男性ひとも居ないって言ってたからさ。”』

『何、気にしてんの?』

『まあね、気になるに決まってんじゃん!』

『なんでよ!』

『・・・な、なんでって? そりゃ~その、』

『“まさか? ワタシの事、好きとか言いたい訳?”』

『そのまさかだったらどうする?』

『えぇ!?』

『結構、俺本気なんだけど。』

『・・・きゅ、急にそんな事言われても、何を言っていいか分かんないし

どうしたらいいのよ!』

『“俺の事好き?”』

『・・・う、うん。』

『じゃあ、俺と付き合ってみる?』

『ううん。』

『なんだよ! 今日は、めちゃめちゃ素直じゃん!』

『わ、ワタシだって女の子なんだから、そう言われたら嬉しいに決まって

るでしょ!』

『そっか。』

『・・・ううん。』

『でも、嬉しい!』

『・・・私も。』






・・・はじめは、年下だし! “彼に揶揄われていると思っていた。”

ワタシの気持ちを弄ぶのなんって?

でも、そうじゃなかった。

彼もワタシの事が好きだったの。

いつもチャラけて、ふざけてばっかりだったから彼の事をそのまま受け止め

られなかっただけだった。

彼は二人で居る時は、真面目で誠実で何よりワタシの事をどんな時も1番に

考えてくれていた。

なんか? “彼のギャップにまた惚れ直す自分もいて。”

心底、ワタシは彼が好き!

このままずっと一緒に居れたらいいな。









 *









・・・でも?

彼とやっと付き合えて1週間後、彼はバイクで交通事故に巻き込まれる。

あんなに元気で、どんな事があっても死なないと思っていた彼が亡くなった。

まだ彼が亡くなった事にワタシは実感がもてないでいる。

まだ彼がワタシに急に会いに来てくれそうで。

ワタシは彼を忘れられない!





・・・彼が亡くなって3日経った。

ワタシは今日も、“頬づえをつきながら君の事を考えている!”

彼と付き合えた時の事、ワタシを必死に笑わそうとしてくれていた事、

彼の笑顔はワタシの“元気の源”になっていた。

その彼がもう居ない!

“何故? ワタシを一人置いて死んじゃったの?”

もう戻って来れないの?

この先、ワタシはどうすればいい?

君が居ない世界なんて、ワタシには興味がないわ。




今日も、頬づえをつきながら彼と居た1週間を考える。

短い短い彼との大切な時間。

想い出の時間。




・・・でもやっぱりワタシの隣には彼が居てほしかった。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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