表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者でさえ歯車の一部なら  作者: たっきゅん
異世界覚醒編
7/81

確認は大事

部屋にはヘージとサクラの二人きり

セリアに言われたことを考えために、二人はベッドの上で向かい合っていた。


ヘージは考える。


「なあ、サクラって女神様のさくらだよな」


「うん、そうだよ?どうしたの急に」


目の前の妹は、まぎれもなく元女神様なのだ。

綺麗な桜色の髪はブラウンに変色しているが、雰囲気、背格好や声にいたるまで間違いなく吉野さくらだ。

余談ではあるが、鏡が無いから分からないが恐らく兄妹である僕も髪の色もブラウンなのだろう。

ならば、僕の自由に生きたいと言う願いを汲んでくれたと仮定するなら


「もしかしてだけど、自由が欲しいって願いが家に縛られないように孤児になったのか?」


「うん。さすがお兄ちゃんだねっ。本当の両親は亡国の騎士とお姫様なんだけど、色々あってね。私たちは孤児になり、セリアさんに拾われたの」


「なら15歳で成人して、大人としてどう生きたいか選択する。それが僕が平次として目覚めての初日の夜ってのは?」


「決められた生活が嫌かなって思って、旅立ちの日に目覚めるように設定しておいたんだよ」


「慈愛は循環し、新たな世界を作るであろうって教義はサクラが作ったんだよな?」


「この世界の人たちが、孤児である私たちを助けてくれようにね。教会の崇める神様はわたしだから転生前に将来のために御告げしておいたの」


はあ、この妹はお膳立てが好きらしい

ここまでされたら、明日にセリアさんにする返事は決まってる。


「きっとセリアさんにとっては、慈愛は人道支援で新たな世界は、子供達との生活だったんだな。なら僕は、この世界を愛して好きに生きよう。それが僕の新たな世界だから」


旅立ちを決めた。


「二人ならなんとかなるさ」


「うんっ!」

サクラは楽しそうだ。

まだ何も始まっていないけれどそれだけで僕もワクワクした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ