君の名は。
「へーじは、人生ってのをやり直したいの?」
幼い女神様は、不思議に思っていそうな首を傾げた格好で聞いてきた。
まだ、少し涙の跡を残しながら
「幼い女神様にはわからないかな」
それはそうだろう。
与えられた役割を果たす。
世界に干渉し、見守り続ける事が恐らくは彼女の仕事なのだろう
それを守り続けているであろう彼女は、彼女への世界からの干渉は出来ず、ずっと一人で、孤独だったのだから
「自由を求めて、それでも手に入らない状況を知っている。
だからこそ、本当の自由を手に入れられるチャンスがあるなら手に入れたいって」
よくライトノベルで、転生したら好き放題に生きる物語を読んだ。
だから、
「異世界へ転生で、もの凄いチカラがあるといいな」
なんて要望を出してみた。
「わかった。じゃあ、へーじの好きに生きてよ。
その代わりに、いつか自由って言うのを私に教えてねっ」
あっさりと、そんな返事が返ってきた。
大丈夫か?この女神様。
詐欺にあったりしないか若干心配だな
最初は、ヤンデレ自己中な女神様だと思ったけど、一人きりで世界を守ってきのは事実だろうし
僕が僕になったのも彼女のおかげなんだよな
「よし、決めた!」
一つの最終目標を
「何を?」
もう決めたんだ
「君が見守る必要のない世界を僕が作る。
そして、君をここから連れ出すよ。」
彼女が世界の安定のために、この空間に縛られているなら僕が自由にしてあげる。
それが僕の勝手で自己中で自由を手に入れたらすること
「これだけ好き勝手言い合って、考えを分かち合ったなら
もう、友達みたいなもんだろ?」
そして
「僕は、へーじ。君の名は?」
彼女よ名前を、知らない事に気がついた。




