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気持ちのいいことだけ

作者: 鍵尾加子

気持ちのいいことだけして一日過ごしたい。

夢の中でも目覚める前でも死にたいくらい気持ちいいままで生きたい

苦しいことは快楽のためにあると

我慢することはのちの快楽に繋がるためにあると

信じて生きたい

死にたくなっちゃう


真夜中のお祭りで、

きらきら光る電気照明が浮かび上がってる

赤い着物の袖をひらひら揺らして

赤い金魚を巾着状のビニル袋に閉じ込めて、

ビニル袋をゆらゆら揺らして歩いてる

よく研いだナイフで一息で一直線に切り揃えたようなおかっぱ頭の女の子

前髪で瞳が隠れて見えない女の子

口元は涼やかににやにやと口角をあげてる

電気照明の数だけ彼女の影が浮かび上がっては消えていく

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