カジノ追記
絶対にここでは大きな当たりはないと高をくくっていた私。
それでも再びカジノへ。自然と好きなマシンが決まってくるのだ。
私は愛情たっぷりに、お気に入りのマシンに「また来たよ。遊ばせてね」と話しかけた。言葉は通じなくてもそういう心は伝わるもの。
その日、今までにない展開となった。
20ドルを入れ、全部は失わない程度にやめようと思っていた。金額は減ったり、増えたりを繰り返し、それでも少しづつ減っていくのが常。10ドル以下になる前にやめようと考えていたら・・・・・・。
あれ? 今、なにが起った?
マシンがチャンチャラ鳴り始め、凍結。どんどん金額が増えていく。一気に40ドルほど勝ったのだった。
ひえ~と思いながら、顔はニマニマ。すぐ近くのバーで飲んでいる客たちもこっちを見ている。いい気分。
本当はここでやめようと思ったが、このカジノでは端数のコインをもらえない。省かれるから、損をしないギリギリまで遊ぶことにした。
二、三回めにまた同じ現象が起こった。パチンコで言えば、フィバーってことかな。
結果的に注ぎこんだ20ドルを引くと50ドル勝ったことになる。
こんなに勝ったことはなかったから、マシンさんに感謝した。
教訓、物にも感情がある。ぞんざいにすればそれなりになるし、丁重に扱えばその気持ちは返ってくるもの。
そのお金をマッサージに使った私。