初めに
夫の甥が、結婚することになった。
結婚式を挙げる、その場所はカリブ海にあるドミニカ共和国。
ここには、かなり設備の整ったリゾートホテルがある。日本人がハワイで式を挙げるのに似ている。それで、親戚一同がトロントに集まった。
トロントから直行便で、四時間。しかも時差なし。全然違う外国に来ているのにね。だからだろう、カナダ人はメキシコやドミニカとかがお好き。
ちなみに、私が住んでいる所からトロントまで直行便で五時間。しかも時差三時間。同じカナダなのにこっちの方が遠くて外国。
さて、ドミニカ共和国だが、本当に外国、まるでディズニーランドのよう。ヤシの葉で作られた屋根を見るとそんな気分になる。普通の家は普通だけど。
リゾート地はあちこちにたくさんあって、全部塀で囲まれている。チェックインして、そのリゾートのブレスレットをもらえば、その敷地内は自由に行動できる。食事、アルコールは原則的に料金に含まれているから、ビールは水代わりに飲んでいる。こういう時、飲めないと損した気分だろう。ルームサービス には、多少のチップを払うけど。
エメラルドグリーンの海。白い砂浜にはたくさんのデッキチェアがあって、思うままに人々が寝そべり、ゆったりとした空間を楽しんでいる。
パンフレットに書いてあったけど、まさしく楽園。パラダイス、スペイン語でパライソ。
パライソで思い出すのは、江戸時代の隠れキリシタンが、天国を現わす言葉。
実は私が書いた小説の「江戸浪漫 時を超えて」の第二章に隠れキリシタンが登場。
これは単なる偶然だろうか。
この8日間に、思ったこと、感じたことを書いていくことにする。