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こちらからあちらへ

初投稿

「危ないっ」

ドンッ

バーン!!!

「14時39分、ご臨終です。」


この世で最後に聞いた言葉は、これだった。




次に見たものは異様な光景だった。


「は~い。こちらにお並び下さ~い。そちらの男性の方、列からはみ出さないで下さい。坊や~こっちよ」


「な...なんなんだこれは。どうなってるんだ?」


顔に精気のない人が列を成し、門のような建物に向かっている。


その光景に戸惑い、眺めていると建物の方から白い服を着た女性が向かってきた。

彼女は、逆さ合わせの白装束に身を包んでおり、この世のものとは思えない雰囲気を醸し出していた。



「どうされましたか?」


「ど、どうもなにも...俺どうなったんだ?」


何を聞いたらよいのか分からなすぎて、素っ頓狂なことを聞いてしまった。




「こちらは、一生を終えた方々が死後の審判を受ける場所でございます。」


「へぇ〜本当に死後の世界ってのはあるんだなぁ」


気の抜けた返答だったのか、女性は驚いた顔をし、クスクスと笑いつつ答えた。




「こちらの列は、日本で亡くなった方が死後の裁きを受ける列になります」


「俺は死んだのか...なんで?」


「そちらについては、この先を裁判を受ける過程でお分かりになるかと…」


そう言うと、その女性は列の方に手を差し示した。


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