1/1
こちらからあちらへ
初投稿
「危ないっ」
ドンッ
バーン!!!
「14時39分、ご臨終です。」
この世で最後に聞いた言葉は、これだった。
次に見たものは異様な光景だった。
「は~い。こちらにお並び下さ~い。そちらの男性の方、列からはみ出さないで下さい。坊や~こっちよ」
「な...なんなんだこれは。どうなってるんだ?」
顔に精気のない人が列を成し、門のような建物に向かっている。
その光景に戸惑い、眺めていると建物の方から白い服を着た女性が向かってきた。
彼女は、逆さ合わせの白装束に身を包んでおり、この世のものとは思えない雰囲気を醸し出していた。
「どうされましたか?」
「ど、どうもなにも...俺どうなったんだ?」
何を聞いたらよいのか分からなすぎて、素っ頓狂なことを聞いてしまった。
「こちらは、一生を終えた方々が死後の審判を受ける場所でございます。」
「へぇ〜本当に死後の世界ってのはあるんだなぁ」
気の抜けた返答だったのか、女性は驚いた顔をし、クスクスと笑いつつ答えた。
「こちらの列は、日本で亡くなった方が死後の裁きを受ける列になります」
「俺は死んだのか...なんで?」
「そちらについては、この先を裁判を受ける過程でお分かりになるかと…」
そう言うと、その女性は列の方に手を差し示した。




