福はそと、鬼のうち
広い緑の大地に聳え立つ古月山に住むのは、異形の者「鬼」。
人に嫌われ、人を嫌う彼は冬と春の境の日に大豆を一樽もらうため、麓の村に訪れる。
その村の姫巫女「福」という名の少女との出会いが、二人の過去と未来を巻き込んで、ゆっくりと一つの大きな真実を紐解いていく。
鬼はそと、福はうち。
誰しもが一度は口にしたことがあるだろうその言葉は、はたして
本当にあなたの願いそのものだろうか?
人に嫌われ、人を嫌う彼は冬と春の境の日に大豆を一樽もらうため、麓の村に訪れる。
その村の姫巫女「福」という名の少女との出会いが、二人の過去と未来を巻き込んで、ゆっくりと一つの大きな真実を紐解いていく。
鬼はそと、福はうち。
誰しもが一度は口にしたことがあるだろうその言葉は、はたして
本当にあなたの願いそのものだろうか?
1.古月山の鬼
2025/03/13 14:43
(改)
2.餅と黄粉と砂糖と少女
2025/03/14 12:01
(改)
3.搔き乱す者の信念
2025/03/15 21:44
(改)
4.奪われた青
2025/03/16 21:18
(改)
5.一樽の約束
2025/03/17 14:25
(改)
6.異形の異端者
2025/03/18 15:57
(改)
7.繰り返す日常
2025/04/12 15:59
8.凍える部屋
2025/04/13 20:42
9.取るに足らない存在意義
2025/04/14 13:23
10.福の初仕事
2025/04/15 17:20
11.豪雨の中の来訪者
2025/04/16 17:00
12.母の言の葉
2025/04/17 17:42
13.今は亡き君の名
2025/04/18 17:23
14.雨上がりの水面
2025/04/19 16:32
15.それぞれの居場所
2025/04/28 12:57
16.平穏に滲む願い
2025/04/29 15:11
17.われた鏡が映す残酷
2025/04/30 15:29
18.謀られた鬼
2025/05/01 17:07
19.日常を裂く稲妻
2025/05/02 15:52
20.それは優しい純白の信頼
2025/05/03 17:37
21.はじめての聞き慣れた声
2025/05/04 17:01
22.静かに降り積もる安穏
2025/05/05 17:03
23.一杯の椀に見る
2025/05/06 17:15
24.ひとくちが沁みる
2025/05/07 17:01
25.咲いた藤色
2025/05/08 17:12
26.溶けるほどに薄い
2025/05/09 17:39
27.白糸に手繰られる
2025/05/10 17:51
28.かつての優しさは息吹をあげて
2025/05/11 16:51
29.残酷の中で奪われる
2025/05/12 20:28
30.ただの胎動、ただのへその緒
2025/05/13 21:40
31.腐す君に花束を
2025/05/14 17:45
32.福はそと、鬼のうち(終)
2025/05/15 17:34
番外編1.蒼天に泳ぐ雲
2025/05/16 17:06
番外編2.雨上がりを待つ
2025/05/18 17:32