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男性を嗅ぎ分ける本能



アラキさんには「清楚」とか「初めて会った感じがしない」と言われました。私が妖婦だからです。よく言われる事なのです。あるタイプの男性には、決まってそのように言われます。逆を言えば、そういうふうに感じてくれる男性を嗅ぎ分ける本能が、私には備わっているようです。特定の男性タイプに私から近づいてゆく傾向があるのだと思います。ほとんど意識にのぼらない次元でしていることだと思います。あと、「若く見える」こと。これもよく言われます。アラキさんは最初、私がまだ十代か、やっと二十歳ぐらいだと思いました。本当は25歳でした。今でも、だいたい十年は若く見られる事が多いです。


相模原に会いに行ったとき、アラキさんを騙す計画ではありませんでした。私は誠実の限りを尽くしたいと思っていましたし、彼に向かって嘘をついたわけでもありませんでした。彼に打ち明けた事は、嘘偽りなく打ち明けました。彼にも命の道に入って欲しいと、真実に思っていましたので。


そう。2008年の6月頃、アラキさんが寝泊りしていたのは、神奈川県相模原市にあるマンガ喫茶でした。




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