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一度死んでみてはいかがですか
http://reviews.bookstudio.com/author/10794/10685/1.htm
十四年前の、一生懸命になってアラキを説得しようとしている自分を見る時、悲しくなるとともに、微笑ましい限りです。
「恐れは迷いを生みます」だの、「この世に生きる時間は取るにたりないつまらない物だ」だの、「一度死んでみてはいかがですか」だの。今読み返すと、我ながら笑いがこみあげてきます。あるいは、こんなの ↓
http://reviews.bookstudio.com/author/10794/10728/5.htm
これらはむしろ、自分自身を説得する目的がメインだったようです。アラキさんに何かを伝えたい、というより、風前の灯になった自分自身を励ましているのでした。事実、この一年後には、私は全てを捨てて、遠く旅に出ていました。行き当たりばったりの男を作りながら、インドあたりを放浪していました。不思議なことです。




