お茶菓子会議その②
円卓会議…私が受付嬢になってから定期的に開催する
作戦会議…もとい今ではすっかりお茶会になってしまった。
受付嬢補佐南ファスト出身アンナ・メアリー
茶髪のストレートボブの眼鏡をした女性受付嬢補佐で
チャームポイントに涙ボクロがある。
この中では一番の新人だが仕事の覚えは早く、
戦いにおいても前線で戦えるほどの腕前。
魔法学校では首席に並ぶほど成績が良かったとか。
受付嬢補佐北サード出身マティル・ラングナー
黒髪ショートヘアで1つ結びの女性受付嬢補佐で
男勝りだがこの中では一番乙女チックでもあり、
チャームポイントは背丈が高いのと兎のストラップ
戦いでは近接戦闘を得意としており、ニホンの柔道や
合気道にも精通しておりニホン愛好家の一人でもある。
受付嬢補佐南ルベラ国出身ツヴァイ・フェルディア
ブロンズの長い髪が特徴の女性受付嬢補佐で
遠い国からきた、いわゆる外国人。
少し片言だがこちらの言語は独学で学んだそう。
特徴は青の髪留めと母からのお守りである
赤のネックレスとピアス。
顔がハチャメチャに良く、超美人。羨ましい。
主に書類作成や受付を私と一緒に担当している。
最近料理にハマっているらしい。
受付嬢補佐帝都出身エレナ・クエストロ
白髪ツインテール(気分によって変えたりする)の
女性受付嬢補佐。帝都出身の超都会っ子で葡萄会と言う超がつくほどの大金持ちのご令嬢。
女性と言うよりただのクソガキのトラブルメーカーで
現にエレナは成人はしてないらしい。
(なぜ冒険家ギルドに所属できているのかは不明)
そのくせ仕事も戦いもできるいわゆる天才っ子
しかし、ギルドのチーム達はそんなエレナを認めていて
私も少なからずチームの一員として仲良くしている。
しょっちゅう駄々をこねたりするのが玉に瑕。
よく、人の名前をあだ名にする癖があり
私はカテちんとか呼ばれている。なぜちんなのか…。
そして私、受付嬢カテリーナ・シュベルツ
ロングヘアーで右利き、フェチは首筋
元々は紫の髪色だったが諸事情で黒く染めている。
受付嬢なんて呼ばれていたりするが
たいして、他の皆と変わらない。
チャームポイントは…ひよこ鑑定士の資格ぐらい?
あれだ、自分の短所は出てくるけど長所が出てこないようなあれだ。あの現象と同じでチャームポイントが見つからない。
まぁこれが我々フィスト課のチーム、
別名「ホワイトラビット」のメンバーの主な自己紹介だ。ここは一つよろしく頼む。
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「ん?何か今自己紹介されたような…?」
さすがアンナ、勘が鋭い…。
「何言ってんだい、気のせいだよ」
そう言ってマティルがニホン茶を啜る。
どうやら淹れたてで熱かったらしい。
あちち、と言いながら湯呑をおく。
「じゃ、とりあえず今回の目標について説明しまス」
フェルディアが席を立ちホワイトボードの前に出たかと思うとボードの横に立て掛けてある磁石付きのマジックペンでホワイトボードにスラスラと達者な文字で書いていく。
そこには「転生者加藤英一について」と書かれていた。