エッセイに感想をかいたときや投稿したときにありそうな出来事
みなさま、ご機嫌いかがでしょうか?
私は散歩中、飼い犬に逃げられてしまして少々疲れ気味です。
追えば逃げ、かと思えば立ち止まる。適度な距離で振り返り、誘うのです。
犬というものは、こちらが必死であればあるほど喜ぶものなのですね。
さて、本題。
タイトルにもあったように、エッセイに感想を書いた読み手側の目線。また、投稿した執筆者の目線でありそうな出来事を箇条書きにしてみようと思います。
◇まずは読者側、エッセイに感想を送ったとき。
1、返事がこない。
イラッとする。エッセイは感想欄こそ楽しいのに。
でも、作者の自由なので我慢する。
2、感想を送ろうとしたら閉鎖されていた。
「ん゛~~~~~~」
3、返信が遅いとどうでもよくなる。
人の怒りは持続しない。最初こそ他の誰かに叩かれてねえかな? とゲスな気持ちで感想欄を眺めていたものの、次第にどうでもよくなり忘れてしまう。
4、それでもやっぱり気になる時がある。
で、ふたたび感想欄を覗きにいく。
結構感想欄がにぎわっていたりする。返信もないのに皆よく感想書くよな! と斜にかまえる。
が、すぐにちゃんと返信されていることに気が付く。
あれ? と思い、スクロールする。自分の感想だけが返信されていないのを知る。
「褒めてたのに! 褒めてたのに!」
5、忘れたころに返信がくる。
誰やねん? ってなる。
確かに自分が感想を書いたのだが、もう気分は間違い電話。
どんなエッセイだったか確認するのも面倒なので、テキトーに読み飛ばしてしまう。
6、感想を書こうと思ったら既に書いていた。
なろうのランキングにはときおり古い作品がのぼってくる。
掲載日を確認せず感想を書こうとすると起こりうる。感想を書く前にざっと他者の感想に目を通し、自分の名前を見つけたときの衝撃たるや。
「俺やん!」
7、さらに症状は進む。
俺、こんなん書いたか……? と己の感想を読んでも全く思い出せない。
人はあんまり成長しないどころか衰退するものである。
8、誤字脱字を指摘したら自分が誤字脱字していた。
とても恥ずかしい。慌てて消して感想を書き直す。
これでひと安心……と思う事なかれ、相手にはしっかりバレている。
感想欄から消えても、メッセイジボックスには残っていたりするのだ!!
◇次、執筆者目線。投稿したとき。
1、何の反応もない。
しょんぼりする。ちょこちょこPVはつくものの、0ポイントのまま海底に沈んでいく様を見るのは、己の無能を突きつけられているようで、なかなかツライものがある。
2、やった! 感想がきた!! と思いきや誤字の指摘だった。
「えぇ……」ってなる。
どんな反応がくるだろうとドキドキした心が一気に消沈する。
ほんらい誤字の指摘はありがたい。でもしょっぱなはキツイ。二個めならよかった。初球からフォークボール投げんでもエエやん。
3、作品の数も増え、そこそこ感想をもらえるようになる。
ちょっと調子に乗る。反応を求めるあまり過激な内容になりがち。
深呼吸しよう。
4、来た、悪意のある感想だ。
身から出たサビとはいえ、ムカつかないはずもない。
どう返信するか選択を迫られる。
正直罵倒したい。だが、ロクなことにならないので大人の対応を心がける。
が、結局深夜思い出して、掛け布団にボディーブローを三発お見舞いすることになる。
5、悪意のある感想に反撃する。
炎上する。
理路整然と反論すればすぐに鎮火するものの、相手の恨みはくすぶったままの可能性も高い。
1:1の評価をつけられる、5chで悪口を書かれるなどはたいしたことではない。
貴様に点数なんぞやるものかと、ブラウザのブックマークに登録して虎視眈々と規約違反を待つ陰の者に気をつけよ!
6、常連さんの感想に心癒される。
気付けばなろうに登録して数年が過ぎていた。
当たり障りのないエッセイが増え、すっかりぬるま湯に。まるで縁側で日向ぼっこしている老人のよう。
7、かなり昔に書いたエッセイに感想をもらう。
困惑する。
作者はすでに何を書いたか覚えていない。
たとえ覚えていたとしても、その時の熱い気持ちなど既に冷め切っている。
読んですぐ感想を書いてくれたであろう読者との温度差に、ただただ戸惑う。
8、自分のエッセイを読み返してみる。
意外と面白くない。
成長なのか衰退なのか。自分では変わっていないようでも、時間は確実に変化をもたらすようだ。
いつの時代も色あせない名作ってすごいですよね。
おちまい。




