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君に伝えたいこと  作者: まさのし
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主人公は、三年前のある日運命の女性と出会う。そして短い時間の中でお互いの想いを確かめ合った次の日、彼女が当然主人公の前からいなくなる。 

その後新たな伴侶を見つけるも、幼少時代の出来事が主人公の心に深い闇を落とすことととなり...

結婚おめでとうーっ!

俺の回りにはアルバイト先の仲間や、学生時代の友人、彼女の両親、そして俺の両親達が頬を赤らめ満帆の笑顔で俺たちを祝福してくれていた。

そう。俺は結婚した。


相手の名前は高野智子18才。

俺が神奈川県大和市のpoolbarでインストラクターをしていたときに出会った女性だ。

瞳が大きく、胸も大きくとてもセクシーな女性だ。身長は俺より少し低い位だった。

その頃俺の身長は170㎝、体重58㎏、体脂肪3%...位、で、髪の毛も今より多かった...

智子は、神奈川県大和市桜ヶ丘というところで居酒屋を営んでいる若女将の娘だった。

智子もビリヤードが好きで、どこかでうちの店のアルバイト募集中の広告を見て、お店に面接に来た。

面接官は俺。

とても礼儀正しく清潔感のある子だったので即日採用。

そこで、意気投合して付き合うことなり、出会ってから半年位で籍を入れることになった...


俺の幼少時代の生活はとても裕福とは言えない家庭に育ち、孤独で寂しい日々を送っていた。


父親の仕事は塗装職人、母親は専業主婦。

兄弟は兄が一人いる。

毎日のように現場仕事で遅くなる父親は、仕事が終わると、親方の家でお疲れ様の一杯を御馳走になり、ほろ酔い気分で帰ってくる。


母親は昼間、毎日ギャンブルをしていた。

主にパチンコだ。

父親が仕事に行くと直ぐ化粧をし、あれこれ洋服を着替え、開店にあわせ俺をつれてパチンコ屋に行く。

週末は必ず、川崎競馬場や、日ノ出町の場外馬券場に連れて行かれた。


帰宅時間は父親が帰るであろう時間を見計らい、大体夕方6時頃には、家に帰るようにしていたようだ。

そして母親は帰り際に必ず、俺にこう呟く。

 

今日は、山手の妹の所に行ってたって言うんだよ!


何のことかは分からなかったが、その頃から俺は、父親に嘘をつくことを、人に嘘をつくことを覚えた...




幸せなはずの主人公の心の中に深い闇が出来るきっかけとなる母親の存在。愛しはずの母親がいつからか殺してしまいたいほど嫌いになる瞬間が訪れようとしている...


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