論文盗賊団
科学論文は、大学教授制度がぜんぶ盗んでいる。
それを国連やそのお気に入りの国に与えて、その国が発展している。
インターネットのビッグデータで論文を見つけては盗んでいた論文盗賊団との戦いは、
さまざまな複雑な問題を起こし、誰が解決したか知らないが、
とにかく、科学者にとって、自分の恋人相手の次に大事な問題だった。
科学者は論文の複製が帰って来ないことを激怒していた。
西暦2000年集会に開かれた科学機密が、
今まで自分たちが盗まれていた科学論文であることに気づいた科学者たちは、
戦いつづけている。
誰が、いつ、どこで戦っているのかその記録を見たことはまだない。
そして、ぼくはその科学犯罪運営者に対抗した作戦は、
「今からおれが司令官になる。科学者たち、各自独自に対抗せよ。司令官は無視しろ。
司令官を名のるものはすべて命令のっとり犯である」
だった。
その結果貼られた多重層結界は、いろいろ複雑だった。
うまく思い出せないが、あれは誰だったか、漫画で論文を提出したのである。
日本語で書かれた漫画だった。
そしたら、漫画の論文が採用された。
「今までおれたちがやっていた教育はなんだったんだ」と多くの教師も学生も叫んだ。
そして、教育制度の再検討が最重要検討課題となったのである。
その後のことは覚えていない。かなりあいまいな記憶である。
そして、ぼくは「尾田栄一郎が描くとどうなるんだ」と尾田栄一郎を招集した。
尾田栄一郎は毎週連載していたにも関われず、尾田は来た。
論文内容は日本の小中学生の天才科学者の研究成果だった。
尾田栄一郎が漫画化して提出した。共同論文として。
富樫義博はまだ待機させた。
ただ、それだけしか覚えていない。あとは誰が敵で誰が味方かもわからなかったが、
漫画文化だけは普及したので、満足できたが、
日本の漫画がつまらなくなった時、ぼくは吐いた。吐いた。
漫画家の努力が論文運営犯罪者に奪われると。
それが世界を二か月だけ征服したぼくからの報告である。
ぼくの現在の現在の解釈では、科学研究運営者にやはり悪意はあり、
奪って返すことが善意であると本気で信じていたのである。
そして、重要な論文は、何も知らない国連の子供たちが確認作業をするたびにつまらなくなっているだけだった。
自慢話になるが、
あの時のおれの格好良さを見せてやりたいぜ。
ワープ装置を応用した召喚装置と空間座標点地図とか四つの召喚装置で、
「大召喚。ひとつなぎの大秘宝!!!」
といって、すべての盗まれてた科学機密を奪い返した時は。
人生でいちばん恰好良かった時だったな。
十五分だけだったが、自分の映像を見て笑い転げていたぜよ。
だが、二週間くらいでまた盗まれてしまったがな。
盗まれた理由が、尾田がぼくの真似をしてみたかったからなんだよ。
いろいろ難しいが、けっこう楽しかったぞ。尾田も後悔はないといってた。
だが、一生を捧げていた科学者たちはやっぱり悔しかったそうだ。
いいんだよ。盗んでいったのは、少なくても、そこに集まっていた天才科学者の誰かなんだから。
別にいいんだ。おれたちは笑いつづけていた。
ここからはちょっとエロくなるが、
それから数週間、おれの召喚装置とか、案内書で、おれの知ってるかわいい女の子を呼んで、
どうあの盗んでいった天才科学者をここへ呼び戻そうか作戦会議していたんだ。
かわいい女の子たちは、世界中から集まった天才科学者だったので、みんな喜んで乱交していたよ。
本当にあの追跡作戦会議は楽しかったなあ。
まあ、追跡作戦会議の失敗の話は置いておこう。
おれたちの誤解から始まった情報の混乱だからな。
あの時点においては、本当にみんな幸せだったよ。