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転成魔王の放浪譚  作者: あんりまんゆ(偽)
第五話 港町ブルース
50/50

05-012 財宝庫の謎?

ま、まぁ、言いてぇこたぁいっぺーあるけどよぉ、ここで騒いだらむしろ自分で自分の首を絞める事になっちまうわなぁ。

下手したら、俺の正体が魔王だってぇのがバレちまうかもしれねぇ。

ふぅ。確認したのが商人ギルドを出たあとで良かったぜ…


まぁとりあえず俺は、商人ランクが魔王ランクの偽商人様ってぇ訳だ。

…なんか恣意的なモノがあるよーな気もすっけど…気にしないでおくか…顔色に出たら、やべぇし。


さて、商人ギルド証とかって身分証明みてーなのも出来たことだし、

とりあえずアリバイ作りに街中でも散策してみっかな。

売れそうな商品を見繕ってるってぇフリくれーはやっとかねーとな。


宿への帰りがてら、適当にうろついてみることにする。

まぁここいらは、中級上位の住民エリアだな。気取った店は多いし、ゴロツキだの浮浪者だのも居ねーな。

てか…そんな連中は俺が焼き魚を作ってた、城門前辺りの貧民街に居るんだろな。


ふむ。

港湾都市のセレブ街だけあって、そこそこ洒落たモノとか売ってるみてーだな。

てきとーに小物なぞ購入してみる。まぁ、ただのアリバイ作りだから、ガチにゃ買わねーが。

…ガチにゃ買わねーが、荷物にはなるなぁ。

ついでにバッグっぽいのを買っといたので、手塞がりってぇ程じゃねーけど、ちと邪魔だなぁ。


こーゆーの、パパっと仕舞えるヤツとか…ん、アイテムボックスだったか?

んむ、おれは魔王だからそんな都合のいいスキルとかはねぇなぁ。

見本に作ったジェリーも仕舞えねーし、かといって消滅呪文とかもねーし…

んなぁ魔法有ったらダンジョン攻略なんざぁ、扉だろ~が壁だろ~が、一発掛けりゃぁフリーパスだからな。

敵群の足元に一発打ちゃぁ、後ぁ落下した敵を上からタコ殴り放題だ。

まぁ、どこぞのアニメだかマンガだかで消滅魔法だかが登場してたが、ありゃ作者の考慮が浅かったってぇ訳だぁな。


…で、とりあえずは、だ。

作るのは作り放題だが、処分する方は面倒っちぃってわけか…ん~む。


んむ?

うむむ……。

そ、そういうことかぁ?

俺が転成する前の魔王が宝物庫にやたら財宝をため込んでたのは。

魔王なら財宝なんざ作り放題だ。

だが作った財宝は下賜でもせにゃ、タンスの肥しだ。

その上、献上やらなんやらで、いらん財宝類は増える一方ってぇことになるわなぁ。

なので邪魔くせー財宝類は宝物庫へブッ込んどいた結果が、アレってわけかぁ。


そーいやゲームでもなんでも、魔王の宝物庫に鍵とかは掛かってねぇわな。

勇者だかに魔王が倒されね~限りは、いらねー財宝が溜まる一方ってコトじゃねぇか…


そ、それでかよ!

無駄に溜まった財宝を商人とかに卸してやりゃー、魔王軍とかは実質懐が痛まねーで、商人ギルドとかのランクなんざ上げ放題じゃね~か…

だから商人ギルドの高ランクが魔王ランクとか、意味が分かんねーランクになってやがったのか…


俺は期せずして、この世界の裏側を知ったような気分になった。


………。

………………。

………………………。

だぁ!そんな事たぁ、どーーーでもいい~~~!!!


ふう。

一気に書き溜めた分が、昨夜の更新で尽きちゃいました。

次話からはまた章が変わるかも?なので、キリの良さげなこの話は作りました。

(次の展開は、一応決まってるんですけどね)


とりあえず今回分は間に合わせましたけど、この後いつ執筆出来る余裕が出来るか不明です。

また暫く、更新が止まるかもですぅ。


ごめんね~。


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― 新着の感想 ―
いまさらだけど、「あんりまんゆ(偽)」って、何? 本物がいるの? ん、この場合、[本者]のほうがいいか(笑) 今回は、少し長めでしたね、お疲れ様。
2025/03/26 01:42 退会済み
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