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05-006 投宿

ここからが、あたし的には本当の新規追加部分になります。

まぁ、読者のひとにはそんなん関係ないよね？(苦笑)

城門を潜って、宿を探すことにする。

場所は門兵に聞いてある。

ちょいと袖の下を握らせてやれば、親切に中級の上辺りの宿屋が集まる一角を教えてくれたぜ。

まぁ、下級の宿屋なんざアレだし、上級の宿屋は貴族御用達と相場は決まってやがるから、共の一人も連れてねー俺が泊まると悪目立ちするからな。

まぁ、今の俺なら上級宿屋だろーが宿ごと購入するのも余裕なんだが、意味がねーからな。

……？

俺が転成する前の魔王ってなんで財宝なんざ集めてやがったんだ？

理由がわかんねーな………

まぁ、この際そんなこたー、どうでもいーか。

それよか宿だ。

なんせコブんとこを脱出してから、移動しかしてねーからな。

そろそろゆっくりしてーぜ。

とりあえず、中級宿屋の中で一番良さげなヤツを選んだ。

ここで今更ケチっても意味ねーしな。