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05-005 通貨レート?
「…拙者にも一尾…」
なんか、和風な侍っぽい奴が声を掛けてきた。
いいぜ?
「ただ生憎、手持ちがコレしかなく…釣銭はあるで御座ろうか?」
…。
小判じゃねーか。
一両小判に、どう釣を出したらいいんだ?
…えーと、この世界の通貨レートは…
Gだろ、ゴールドだろ、ギルだろ、ゼニーだろ、クレジットだろ…。
…。
……。
………。
目茶苦茶じゃねーか!
知識が浮かんだのはいいが、どーなってんだ、この世界の通貨は。
で…一両で焼魚一匹の釣りは………
んがーっ、めんどくせーっ。
俺は懐に手を入れて、魔法で代金相当の釣銭を作り、侍っぽい奴に焼き魚と一緒に渡した。
「おぉ、かたじけない!」
侍っぽい奴は喜んで焼き魚を食べながら去っていった。
俺は、あらかた焼き魚が売れたところで露店を片付け、道裏っぽいトコで懐に手を入れ……金貨の詰まった金袋を取り出した。
もちろん、魔法で作った奴だ。
…最初から、こうすりゃよかったんじゃねーか。
onz。
ようやく、書いたはよいけどずっと塩漬け状態だった部分が終わりました。
・・・他と齟齬がないと、いいなあ・・・(自信ないよう・・・)