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転成魔王の放浪譚  作者: あんりまんゆ(偽)
第五話 港町ブルース
40/50

05-002 通門証?通行税?

やっと、かつて書いた部分に繋がりました。

塩漬けだった話がやっと公開できるー。

城塞の遥か手前で人間の姿に変身し、川沿いの街道に出る。

流石に…飛竜やら魔王の姿だと騒ぎになりそうでヤバいからな。

主に俺が討伐されそうでな。



まぁ、とりあえず街道を進んで行くと、やがて城門へと行き着いた。

ふむ。

入ってみるか?


「おいっ!そこの奴、通門証を提示しろっ!」

…んなもん、ねーよ…。


「通門証の無い者は、通行税を納入せよ!」

通行税?いくらだよ?

うげっ、た、高っけー!

てか…、俺、カネ持ってねーじゃん。


コブんとこじゃ連中はカツカツだったし、魔王城じゃそれどころじゃなかったし…。

せめて、財宝庫から金貨くらい持ち出してくりゃよかったぜ…。



とりあえず入門は諦めるとする。

いや、道場に弟子入りするのを諦めたって意味じゃないぜ?

城門を通るのを諦めたって意味だ。


あん?そんくれーは文脈で判るって?

…まぁ、いい。


で、城門を通るのを諦めたのには理由がある。

城門の左右、城壁に沿って、そこそこの規模の街が有ったからだ。

まぁ、スラム街っぽい奴だな。


推定するに、通門税が高いので、城門前に下町っぽいモノが出来たのだろう。

まぁ、こういうのが出来るのは一般的な事だ。

大都市を支える下層階級民が、都市の外周に貧民街を形勢するのはな。

例外は…現代日本程度しかない。

で、こういう貧民街が、城門内の裕福な市民の使用人の調達元になったり、下っ端の兵士の調達元になったりする訳だ。


都市の城郭内に貧民街が有ったりするのは、まぁ、日本人が妄想で書いたラノベの世界程度だろな。


もう一つ、こうした外部の街には大きな役割がある。

市場だ。


都市内にも市場はあるかも知れないが、生活の余裕が薄い一次産業従事者には、通行税を払う余裕がない。

ってか、払ったら完全に赤字だろう。


都市内の市民は、多分通行証を持ってるだろし、それを使用人に貸し出すなり代替となる文書なりを渡して、城外へ購入へ行かせることも可能だ。

都市内の大商人が、都市外で購入する事もあるだろう。


従って、都市外部に居住する一次産業民が、わざわざ高い通行税を支払う必要は無いって訳だ。


通行税が高いという事には、都市への粗暴な連中の侵入を防ぐ役割も果たす。

そうして都市内の治安を保つ事が出来るのだ。


…。

……。

………。


俺、なんでそんな事に詳しいんだ?

城門を通るのに通行税が必要だとかも知らなかったんだぞ?

わけわからん…。


…わけはわからなかったが、城門を通らなくとも生活は出来ることはわかった。

てか、いろいろ食料とかも売っている。

そこらへんで調達すれば………

って、俺、カネ持ってねーじゃん!


長らく塩漬けになってたから、文章のタッチが少し違ってるけど勘弁してね。

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