表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転成魔王の放浪譚  作者: あんりまんゆ(偽)
第四話 幻の砂漠
37/50

04-009 幻の大地

…ふぅ~っ、めっちゃ焦ったぜ。

世界が全部消えるのかって思ったぜ。


結局砂漠は全部消えちまったが、灰色の壁まで吸い込まれたとこで、世界が消えるのは止まったようだ。

あー焦ったぁ。


下を見下すと、砂漠が全部消えて、俺が来た方の大森林と、その森林から出て来たデカイ川が蛇行して流れて行く、湿地帯の境界みたいなトコに変わってやがる。


まぁ、大森林と砂漠が並んでるよっかは、よほど自然な感じになったけどよ。


けど、なんてイキナリこんなコトになりやがったんだぁ?

俺が居るときに限ってこんな天変地異が起こるとか、聞いてねーぞ!

何の嫌がらせだよ。俺は、何もしてねー!



…俺は、なんもして……なくねーか。

俺は、俺の魚を喰いやがったミミズ野郎を叩き殺しただけだ。

俺の魚を喰いやがっミミズ野郎が…

………俺の魚?

………………。


も、もしかして俺がオアシスに突っ込んで、湖の底をブチ抜いたとかかぁ?

あれは不可抗力だ!

ぜってー俺のせいじゃねー!!

大森林と湿地帯がくっ付いたとか、俺のせいじゃ……

………大森林?

………………。


…や、ややや、やべー!

大森林は、あの怖ぇーエルフ女が居るトコじゃねーかよ!

砂漠が無くなっちまったから、俺が砂漠を越えた分がパーじゃねーかよぉ!


変な砂漠の一つや二つ消えたコトなんかどーでもいい。

あの怖ぇーエルフ女が来るほうが、よっぽど問題だぁ!!!


俺は大森林と反対方向の湿地帯の方へ、マッハで逃げるコトにした。

美少女エルフ怖ぇー!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ