03-008 なんじゃこら?
五年もの間、書いたまま塩漬けにしてた話をUPします。
まぁ、半端な話ですけど。
ん〜む、なんかおかしいなぁ。
…いや、一応言っとくけど、『可笑しい』じゃねぇよ。変だって方だ。
なんだかしらんが、鬼嫁よか怖えぇ美少女エルフから、慌てて空へ逃亡した訳なんだけどよ…
なんか、森の様子が騒動の前と微妙に違いやがる。
判り易く言うと、平原を目指す目印にしてた、森の中に有った筈の黒い岩山がねぇんだ。
とりあえず、黒い岩山が有ったと思う辺りを周回してみたんだが…周りとあんまり変わらねぇ森になってやがる。
目印してたんだから見間違えるわきゃねーんだが…俺はどっかに転移したんかなぁ…。
そう思って見回してみたが、岩山が消えた他は見覚え通りの森だ。
よくわかんねーなぁ、どーなってやがんだ?
まぁ、考えててもラチは開かねーし、とりあえず先へ行くか。
てか、腹減ったしな。
…せっかく旨そうに焼けた鹿肉も、鬼女に取られちまったし…。
くそう、旨かったのになぁ…。
俺は更に高度を上げ、彼方に見える海を目指して、速度を上げる。…う〜ん、わからん!
わからんが…美少女エルフはもっとわからん!
さきほどの恐怖を思い出し、俺は更にスピードと高度を上げて海を目指した。
濃紺の空。
遙か下にちぎれ雲が散らばり、その下に平原が見える。
…この高度だと、原野だか牧草地だかわかんねぇけど、
広がる緑の濃淡が、土地の豊かさを示している。
ん〜、こんくれー豊かなら農地にでもなってそーなもんだけどなぁ。
まぁ、人口が少ねーから未開拓って可能性も考えられるけど、それだったらコブの居た辺りの盆地から移住してこねーのが変だ。
平原を縫うように走る大小の河川が集まり、次第に太さを増してゆく。更に太さを増して水面が広がり…うん、海じゃねーな、湖の類だな。
その湖っぽいモノの果てを遮るように、一本の線が見えてきた。
なんだありゃ?
高度を下げながらその線みてーなモノへ向かってみる。
上空からは線に見えたが、高度を下げるとソレがダムみてーなモノと判って来た。
だけど…なんだぁこりゃ?
地平線を遮るが如く、延々と続いてやがる。
ダムってよか、長大な堤防だなこりゃ。
それも数キロどころか、数十キロか百キロ以上もあるかも知れねー。
とりあえず、そのグレーの堤防を飛び越えると…そこは砂漠だった。
なんじゃこら?
で、この続きも書いたのだけど、それが吹き飛んじゃったんですよぉ。
でもって、データと一緒に記憶も…あたし、何を書いたんだっけかぁ?
そのまた先は、それなりに数話 執筆してあるのよね。
うぅ、記憶の欠落が、辛いよぉ。