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転成魔王の放浪譚  作者: あんりまんゆ(偽)
第二話 新たなる国へ
14/50

02-005 討伐

引き続き、転生冒険者のダンジョン探索です。

俺は噂に聞いたダンジョンへ向かった。


もちろん、装備は万全だ。

ゲームで慣らしてるからな。


ダンジョンの有る開拓地まではちょっと遠かったが、俺は食料をバッチリキープしてきたから余裕だ。

ただ、水が意外と重いのには閉口した。


やがて、開拓民の入植地に着いた。

俺が魔物退治に来た冒険者だと告げると歓迎を受けた。


その日は入植地で休み、翌朝出かける事にする。

…一晩寝れば全快する筈だからな。


入植者達に酒と食べ物、それにベッドを用意させる。

自警団の長の孫娘だとかが俺の世話係だ。

娘の父親は魔物にヤられちまったらしい。


間違いねーな、コイツはシナリオのイベントだな。


その夜は孫娘を美味しく頂いた。

ま、据え膳喰わぬはなんとやら、だ。

かなり抵抗したが、それも一興だ。


翌朝、俺はダンジョンへ向かった。

案内役の村人A(笑)に案内させたが、昨夜の話をしてやると、引き攣った表情をしてやがった。


…まぁ、そんなことぁ、どーでもいい。


ダンジョンに付き松明を受け取って中へ入る。

目的は魔物退治だ。

あちこちの小部屋の様子を覗きながら先へ進む。



…出やがった!

多分ゴブリンって奴だろう。それが5匹ほどだ。


俺は左手の松明を盾にしながら、右手の剣で切りかかる。


…楽勝っ!

俺TUEEEEEっ!


たちまちにゴブリンどもを切り伏せる。


その時後方から、別のゴブリンの群れが現れた。

奴らは石を投げてきやがる。


上等だぜっ!

連中の真ん中へ焔の魔法をぶっ放つ。

奴らは火達磨だ。


軽くゴブリンを退治した俺は、ダンジョンの一番奥の部屋に付いた。


まぁ、ボスの部屋だな。


ドアを蹴破ると、でかいトロルが居やがった。


トロルの棍棒が掠めたが、俺は華麗なフットワークで交わす。

交わしざま、奴の顔に焔魔法を叩き込む。


悲鳴を上げる奴の後ろへ廻って、奴の首筋に剣を突き立てる。


グサッ!


奴の悲鳴が途切れ…そして動かなくなった。


意外と呆気なかったな。

まぁ、最初のダンジョンだしこんなモノか?



部屋を家捜しすると、若干の財宝が見つかった。


…それに…

祭壇にはひと振りの剣が奉られていた。


ふむ、勇者の剣って奴だな?

当然、俺の為の剣なのだろう。


俺はダンジョンを後にし、開拓民から礼金をせしめ、村を後にした。

『勇者の剣』を入手し、意気の上がる転生冒険者です。(笑)

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