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転成魔王の放浪譚  作者: あんりまんゆ(偽)
第二話 新たなる国へ
10/50

02-001 遥かなる旅立ち

さて、プロローグが終わって本章に突入です。

…多分(苦笑)

朝靄が棚引く原野や森を遥かに見下ろし、夜明けの空を往く。

藍から青へと空が色めき、大地に色彩を与える。

色付く原野は晩夏の香りを初秋へと変えてゆく。


…なーんてな?

コレで俺が王子様かなんかだったらカッコイイんだが、残念ながら俺は勇者様御一行から逃げ出した魔王だ。

姿も白鳥かなんかならサマになるんだろーが、残念ながら漆黒の飛竜の姿と来てやがる。

まぁ、飛行能力は非常に高いので、気楽に飛んでもかなりのスピードが出ているようだ。


とりあえずは、勇者様御一行に狩られる心配も無くなったし、今んとこ魔王軍を再興する気もない。


大地を見下ろして飛びながら、ふと俺は思った。


…そもそも、魔王の力ってどんなんだ?


何もないトコに食い物やら飲み物やら出現させたり、いろんなモンスターに変身出来たり…。

うむ、魔法やら戦闘やらも対外は出来そーだな。いや、出来るどころじゃねー、最強クラスだ。


なんだよ、魔王って万能で最強じゃんか!

コレなら世界征服なんか余裕じゃん。

…いや、世界征服をやりかけて、勇者ああああに討伐され掛かったんだけどな。


…まぁ、とりあえず、勇者とかを抜かせば最強・万能ってコトか。

まぁ、悪くねーな。

充分過ぎるチート能力だ。



さて、どーすっかな…。


改めて前方を見る。

適当に王都じゃねー方角に飛んできたが、あの地平線の山並みを越えりゃ、別の国だ。


行ってみっか?


俺は更に高度とスピードを上げて、山脈を目指した。

まぁ、山脈を越えると別の国…ってのアリガチですね。

目指す山脈の向こうには果たして、何があるのか?

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