種族・部族
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◇◆◆現在のネタバレ:最終話まで◆◆◇
邪魔です!勇者様 に出てくる言葉の解説です。
ネタバレが苦手な人は本編確認後に、ご覧になる事をお勧めします。
ただし、本編中に登場しそうにない設定は、そのまま記載しています。
また、随時編集更新の予定である為、あらすじ欄以外での更新通知はありません。
◇◆◆人間◆◆◇
創造神の意向により、髪や目が様々な色をしているが、顔付きは日本人系。
地上世界、天上世界、地下世界の三世界中、最も数が多い種族。
ただし、神族や魔族と比べて寿命が短い。
時々生まれる魔術を使える者は、総じて三千年前の天照神襲撃事件にて神々に協力した人間の血を引いている。
◇◆◆魔物◆◆◇
魔力を扱う事ができるが会話をする知能が無い、又は、魔力を持ち会話もできるが魔力を自分の意思で扱えない部族の総称。
長い時を生き、会話ができるまでになった者、又は魔術を習得した者は、魔族として数えられる。
◇◆岩狼◆
(いわおおかみ)
体表に毛が無く、代わりにゴツゴツした黄土色の石で覆われている、狼型の魔物。
幅跳びの様な、遠くへ跳ぶ事が得意。
高跳びの様な、上へ跳ぶ事は苦手。
体表の石の様な物体の影響で、泳ぐ事ができない。
◇◆地下世界のスライム◆
モンスターでお馴染の最弱………ではないスライム。
確実に岩狼よりも強い。
無色透明で、屈折率も水に近い為、核の歪みを探す事が重要。
魔力をひたすら食べる事しか能が無いが、魔力を吸い取る力が凄まじい為、抵抗するにもかなりの力が必要とされる。
◇◆ゴーレム◆
岩石が一定以上の魔力を浴び続ける事により発生する、無機物の魔物。
知的生物が存在する場所で発生したゴーレムは、会話も可能。
ただし、体の造り的に動く際、体内に溜まった魔力を消費しているが、本人が意識的に魔力を使う事はできない。
◇◆石竜◆
(せきりゅう)
岩石が一定以上の魔力を浴び続ける事により発生する、無機物の魔物。
ゴーレムの仲間だが、これは竜の生息地でしか発生せず、言葉も通じない。
◇◆◆天津神系神族◆◆◇
(あまつかみけいしんぞく)
三千年前の天照神襲撃事件にて、伊耶那岐神の味方をし、なおかつとある契約をした妖精族の末裔。
進化により、体は魔力の塊であり、有機物は一切含まれていない。
足場の無い雲の上を移動する為か、全員生まれつき翼が生えている。
ただし、役職につくと、階級にそって翼が大きくなったり増えたりする。
階級は以下の通り。
・天照
天帝。産祇の条件に加え、太陽の属性が使えて産祇の平均神力の二倍以上の神力がある。
・高木
産祇の条件に加え、月の属性が使えるor星の属性が使えるor雷の属性が使える。
・産祇
技司の条件に加え、全中級神術が無詠唱可能な属性が一つある。
・技司
束衛の条件に加え、全下級神術が術名無で発動可能な属性が一つある。
・束衛
天士の条件に加え、全下級神術が無詠唱可能な属性が二つ以上ある。
・天士
一つの属性での全下級神術が無詠唱、中等学校までの知識を収めている。
◇◆◆陸津神系神族◆◆◇
(ろくつかみけいしんぞく)
三千年前の天照神襲撃事件にて、伊耶那岐神の味方をし、とある契約は拒否した妖精族の末裔。
進化により、体は魔力の塊であり、有機物は一切含まれていない。
階級は以下の通り。
・煌帝
陸帝。産祇の条件に加え、深海の属性が使え、産祇の平均神力の二倍以上の神力がある。
・祭唱
姫巫女。産祇の条件に加え、岩漿(マグマ)の属性が使える。
・産祇
技司の条件に加え、全下級神術が無詠唱可能な属性が二つ以上ある。
・技司
束衛の条件に加え、全中級神術が無詠唱可能な属性が一つある。
・束衛
神子の条件に加え、全下級神術が術名無で発動可能な属性が一つある。
・神子
一つの属性での全下級神術が無詠唱、中等学校までの知識を収めている。
◇◆◆妖精系魔族◆◆◇
(ようせいけいまぞく)
三千年前の天照神襲撃事件にて、傍観に徹した妖精族の末裔。
魔力を扱う事ができ、尚且つ会話をする知能がある部族も含まれる。
人間の次に三世界の中で数が多い。
族長には体のどこかに金色が、次期族長には体のどこかに銀色が現れる。
階級は以下の通り。なお、はぐれの魔族に階級は無い。
・魔王
複数の讃犠を従える魔族。
・讃犠
複数の武招を従える魔族。
・武招
複数の多魅を従える魔族。基本的に一つの部族の長である。
・多魅
誰かに従っている魔族。基本的に一つの部族の一員として纏まった行動をしている者である。
◇◆魔人◆
(まじん)
魔族の中でも、人型が基本体の部族の総称
大半の魔族がこれに属するが、一部、違う部族が存在する為、この呼び名がある
◇◆宿芽族◆
(しゅくがぞく)
寄生植物系の魔物から進化した部族。
よくアルラウネと混同されるが、別物。
口から摂取した食物から魔力を生成したり、接触した相手から魔力を奪う事ができる。
魔力が足りていれば、食事は必要無い。
この部族は大半の者が背か腰に別肢を生やしている。
ただし、光合成で魔力を生成する事ができる者はほとんどいない。
なお、シキは進化前からの特性により、液体と発酵食品以外は口にしても消化できない。
◇◆大樹族◆
(たいじゅぞく)
木の魔物であるトレントから進化した部族。
植物系魔族の中で、最も魔力量が多い。
液体以外は摂取する事ができず、光合成で魔力を生成する事により生きている。
中でも世界樹系の大樹族は、光合成で生成される魔力量が非常に多く、世界の大気に含まれる魔力は彼等が供給している。
この部族は基本体が人型ではあるが、皮膚部分に樹皮の模様が浮き出ている。
◇◆甲羅族◆
(こうらぞく)
亀系の魔物から進化した部族。
シキの言葉に一度出ただけであり、大樹族並に長寿である事以外、詳細は不明。
◇◆雪羊族◆
(ゆきひつじぞく)
聖槍に選ばれし雷の勇者であるシラヌイと、聖弓に選ばれし月の勇者であるシグレの部族。
真っ白な毛(髪の毛ともいう)と、真っ白な肌が特徴。
男性の成体には、頭部に巻き角がある。
祖が草食動物なだけあって視界の認識範囲が広く、人間より敵の攻撃を察知しやすい。
◇◆人狼族◆
(じんろうぞく)
狼系の魔物から進化した部族。
伝説の魔物フェンリルを神として奉っている。
満月の光を浴びると体が発光し、パワーが二倍になる。
狼が二足歩行するような形に進化した部族である事から、服を着た状態の彼等の性別を見分ける事は難しい。
補助魔術は使えても、それ以外は無理、むしろ肉弾戦が有効じゃね? と思っている脳筋が多い部族。
◇◆◆鬼系魔族◆◆◇
(おにけいまぞく)
三千年前の天照神襲撃事件にて、天照神を襲った襲撃者とその援助を行った妖精族の末裔。
魔力を扱う事ができ、尚且つ会話をする知能がある部族も含まれる。
族長には体のどこかに金色が、次期族長には体のどこかに銀色が現れる。
人数は、天津神系神族と同程度。
全員太陽の光が苦手。
階級は以下の通り。なお、はぐれの魔族に階級は無い。
・魔王
複数の餐戯を従える魔族。
・餐戯
複数の怖招を従える魔族。
・怖招
複数の他巳を従える魔族。基本的に一つの部族の長である。
・他巳
誰かに従っている魔族。基本的に一つの部族の一員として纏まった行動をしている者である。
◇◆淫魔族◆
(いんまぞく)
だらりと力なく垂れた大きな蝙蝠的な翼と、先が銛のようになった尻尾が特徴の人型。
ほとんどの者が、布面積の少ない服を身に着けている。
下僕が多ければ多ければ多い程、強者とみなされる為、ハーレム又は逆ハーレム作りに勤しむ者が多い。
◇◆吸血族◆
(きゅうけつぞく)
アルビノのように赤い目と、長く鋭い犬歯、そして青白い肌が特徴の人型。
俗称、吸血鬼。
闇属性の魔術が得意であり、他族の血を主食としている。
また、身体能力も人狼族に劣らない程度に高いが、代わりに内蔵の消化能力が極端に低い。
(その為、既に消化された栄養素が混じる“血”でないと栄養が補給できない)
自分の血を体内へ注入する事によって従属種を作り、自分の手足として使用する。
◇◆◆妖精族◆◆◇
三千年前まで存在していた呼び名であり、神族と魔族の祖。
三千年前の天照神襲撃事件の際、伊耶那岐神の手伝いをした部族が神族へと進化させられ、手伝いをしなかった部族は人類から魔族と呼ばれるようになった。
また、神族へ進化させられた部族の内、とある契約をした部族は天津神へと進化し天上へ移り住み、契約をしなかった部族は陸津神系神族と名乗って地上に住む事になった。
手伝いをしなかった部族の内、傍観を決め込んでいた部族は地上に残り、襲撃もしくはそれに加担した部族は魔族として地下へと封印された。
魔族という呼び名は、本来地下へ封印された妖精族の呼び名だったが、地上に残った妖精族も人間から同一視された為、後に魔族と呼ばれるようになった。
ただし地上に残った妖精族はその呼び名を嫌い、彼等と陸津神の間で地上に残った妖精族を妖精系魔族、地下へ封印された部族を鬼系魔族として呼ぶようになる。
この事から鬼系魔族は、自分達の事をただの魔族と認識して然るべきだが、鬼系魔族として認識している時点で第三者の介入があったと推測されるのだが、古の事だけに誰もおかしい事だと認識できていない。




