戦闘ノ跡
クワガタ型の機械侵食者との戦いを終えて、旧第4地下鉄駅に戻ってきたオメガ。
しかしそこに生々しい傷痕が・・・
姫子や帝の軍勢達の姿はなく、対峙していた蟻型の機械侵食者もいなくなっており見当たらない。
いったい何処に行ってしまったのか・・・
不気味な静けさが辺りのを支配する。
『姫子!?大丈夫か?』
クワガタ型の機械侵食者との戦いを終え、旧第4駅前に戻ってきたオメガがだが・・・
『いない、何処だ?』
『それに、この血だまりと戦闘の跡は』
『オメガ無事か?』
声をかけたのはオメガと同じく戦闘を終えて戻ってきた、メリーとパルパトの2人。
パルパトは傷こそ目立たないものの、服が所々破れボロボロである。
対するメリーは無傷である。
『大丈夫だぜ。そっちも目立った傷は・・・どうやら無いらしいな』
2人は頷き、周りに目をやる。
『オメガこいつはいったい何だ?』
『俺にもわからねぇよ、クワガタ型の機械侵食者を倒して来てみればこの有り様さ』
『姫子もいないの?』
『見当たらないな』
メリーは辺りに散らばっている帝の軍勢の軍刀に、目を配りため息をこぼす。
軍刀はボロボロになっており、先端の30cm程度のところからポッキリと折れている物や、ぐにゃぐにゃに曲がっているものなどが散らばっている。
『私の部下達も見当たらないのか・・・全滅しないように必ず2対1で戦うようにしてたのだが』
『だが全滅したとしても、肉片が辺りに散らばってないのはおかしいな?』
『オメガ、メリーこっちに来て』
パルパトが少し離れたところから、オメガ達に向かって手招きをしている。
『どうした?』
『能力発動。偽りの名P 機食細胞解放!』
パルパトは崩れた壁の方に向かって弦爪で瓦礫をどかす。
『これは・・・洞窟か?』
『いや、洞窟と言うには少し違うかもな。』
『これは蟻の巣みたいだな・・・すごく大きいぜ』
メリーは洞窟の壁を触りながら答える。
『下を見て』
パルパトは足元に指を差す。
『こいつは血だぜ、しかも何かを引きずったような跡があるぞ』
足元には何かを引きずった跡がり、その跡は奥へと続いている。
『どうする?この跡をたどってみるか?』
パルパト、メリーは無言で頷く。
3人は巨大な蟻の巣の中に入っていく。




