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偽りの名AtoZ  作者: 砂白ゆとり
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VS機械侵食者

足元が崩落し、旧地下鉄駅に落ちてしまった夢見姫子達。


下で待ち構えていたのは機械侵食者イレギュラー


他のメンバーとバラバラになってしまったパルパトは、1人カブトムシ型の機械侵食者イレギュラーと対峙していた。

パルパトが吹き飛ばされた先には旧線路跡地の広場が広がっていた。



パルパトはカブトムシ型の機械侵食者イレギュラーの攻撃で傷んだ背中を壁にかけて休んでいる・・・



カブトムシ型の機械侵食者イレギュラーの突撃は、パルパトの予想以上の力であったため、今こうして隙を見つけて逃げ出し隠れている。


パルパトの能力はオメガとは違い、近距離での攻防には向いておらず・・・それに純粋に力で押してくる様な輩はパルパトが最も不利な相手である。



『はぁ、はぁ・・・』


パルパトは能力を解除して近くの柱に寄りかかっている。


『不味いですね、あの機械侵食者イレギュラー



パルパトはボロボロになったメイド服を見つめる・・・

機械侵食者イレギュラーの突撃により胸の部分が少し破れて水色の下着が露出しており、スカートもぶつかった拍子に所々が破け穴が空いている


『・・・私のメイド服』



突如壁が崩れ、カブトムシ型の機械侵食者イレギュラーが姿を現す。


『もう来たの?』



パルパトは寄りかかっていた柱から離れ、戦闘体制にはいる。


『能力発動。コードりのネームP 機食細胞解放オラクルロード!!』


パルパトが能力を発動し、上に飛び立つ。



しかし今パルパトがいるのは、旧線路の跡地の天井の高さは3m程度はので自由に飛び回ることは出来ないが・・・


地上にいるよりは、カブトムシ型の機械侵食者イレギュラーの攻撃をかわしやすいと思ったのだろう。



『十爪銀斬』


パルパトの両手に付いている弦爪で、カブトムシ型の機械侵食者イレギュラーに向かって攻撃を繰り出す。


狙いはもちろん巨体を支えている6本足!



・・・しかし攻撃は外れ、弦爪が空を切る。

カブトムシ型の機械侵食者イレギュラーは翼を広げ上に飛び立っている、しかし何故だか不安定であり・・・


地面と激突してしまった。



『・・・飛べないの?』


パルパトは距離をとり様子をみる。



カブトムシ型の機械侵食者イレギュラーも体制を立て直し、周りを見渡しパルパトを視界にとらえる。



再び攻撃を繰り出そうと戦闘体制にはいり、上空にいるパルパトに向かって突進!



・・・しかし攻撃は空を切り壁に激突する。


『機械に侵食されてもこの程度、やはり蟲ね』



パルパトは突進をかわし、右手の弦爪で攻撃。

カブトムシ型の機械侵食者イレギュラーの後ろに命中し、傷口から出血している。


しかしあまりダメージはないのか再び動き始める。


『やはりこの程度では駄目ですか』


パルパトは羽ばたくことを辞め地上に降りる。



カブトムシ型の機械侵食者イレギュラーも地上に降り、パルパトを見据える様に正面にたつ。



怒っているのか体制を低くし、胸の角と頭の角を大きく広げ威嚇のポーズをしている。



『・・・銀色の処刑台』


パルパトも鳥類が威嚇するように自身の翼を大きく広げ、挑発するようにポーズをとる。



それに怒ったのかはわからないが、カブトムシ型の機械侵食者イレギュラーが乗っかっている両足の足元のタイルが、悲鳴をあげて壊れはじめる。


そして自身の翼を広げ、戦闘体制にはいる。



しかし、先ほどの突進とは違い、かなりの敵意を読みとることができる。



・・・カブトムシ型の機械侵食者イレギュラーは力を1点集中させ、突進する!

その速さは爆発的で、まさに弾丸ようにパルパトに迫り来る。



『やっぱり単純、これでお終い』


パルパトは跳躍で上に飛び、弦爪を1つに束ね降り下ろす!

それはまるでギロチンのような鋭い攻撃・・・カブトムシ型の機械侵食者イレギュラーの首が吹き飛び胴体と別れを告げる。



しかし首を切り落としただけでは勢いを殺すことはできずに、広場の柱に激突する。


柱は衝撃に耐えきれずに崩壊し始める。


無惨な死骸となったカブトムシ型の機械侵食者イレ ギュラーは、崩壊した柱の破片に巻き込まれて瓦礫の下敷きになる。




『ふぅ・・・機食細胞解除オラクルパージ


パルパトは能力を解除し、ため息をつく。


『他の人達は大丈夫かしら・・・』


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