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偽りの名AtoZ  作者: 砂白ゆとり
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厄災ノ大蛇

爆発現場で現場検証をしているエスティの真下で再び爆発音が発生事態し、その爆発音は地下に調査に行った帝の軍勢達のものだとわかる。


そして地下実験場に踏み入れたオメガ達の前に現れた者とは・・・



クロノトーン研究所跡地 爆発現場


消火作業を終えた消防団は現場の後始末、エスティは焼失した区画の調査をしていた。


『この区画は火薬庫だったのか・・・しかし火薬のみならずこのクロノトーン研究所廃棄時に全ての物資、研究資料等は移動させたはずなのだが』


エスティは焼失した区画を調査しているのだが、爆発の影響で大量の瓦礫が散らばって足の踏み場がない。


『そちらの方はどうですか?』


エスティは他の帝の軍勢・外部調査団の連中に声をかけ、調査内容を報告するように指示をだす。

エスティが連れてきた帝の軍勢は地下を調査しに行った3人のほか、現在地上を調査している7人でクロノトーン研究所に来ている。


『エスティさんこちらに来て下さい』


帝の軍勢・外部調査団が1人、音根最上がエスティに話しかけてきた。

音根が調査している区画には何やら不思議な跡、まるでその場合だけ燃えていないような跡が残っていた。


『これは・・・不思議ですね?』

『何か対炎性の物でもあったのでしょうか?』


エスティと音根はお互いに話していると、地下から爆音が聞こえくる。

爆音はエスティと音根の真下、燃えていない部分からだ。


『何事ですか』

『地下からですね。何やらまた爆発した可能性がありますね』


あれから地下の爆音は聞こえなくなり、他の外部調査団も騒ぎを聞きつけ集まって来たようだ。


『エスティさん先ほどの爆発なのですが地下に行った者からの連絡で、地下実験場への扉を爆発して進入を試みたとのことです』

『・・・爆発現場で更に爆発事件って上にどう説明すればよいのか』



地下実験場扉爆破後


『やはり暗いな・・・』


地下実験場の扉からオメガ達を進入して行くと、実験場には灯りが1つもなく完全な闇が広がっていた。

そして何やら不気味な這いずる音、巨大な蠢く影・・・


『何かいるぞ!?』

『辺りを照らします。照明弾!』


帝の軍勢が照明弾を撃つと地下実験場に灯りがともり、巨大な蠢く影が姿を現す・・・

そこには全長7mにもなる巨大は蛇が、鱗は青銅色に輝きところどころにある毒々しい模様は見るだけで戦意を奪われそうになる。

そして巨大な蛇はオメガ達をじっと睨み付けていた。


『こいつは機械侵食者イレギュラー化した蛇か!?』

『それにしても大きいですね。かなり長く生きていたのでしょうか?』

『それは分からないが。不味いな』


オメガは身構え、帝の軍勢も軍刀を抜刀して警戒体勢に入る。


『全身の鱗が機械侵食者イレギュラー化しているとなると、並み大抵の攻撃では効かない・・・

俺の大斧でも効くかどうか?』

『オメガさま私はこの事を地上の者達に伝えてきます』


帝の軍勢の1人が実験場から外に出ようとした時・・・

巨大な蛇から何やら液状の物が噴出し、外に出ようとした帝の軍勢に直撃する。


『ぎゃぁぁぁ。助けてくれ』


直撃を受けた帝の軍勢の肉体の皮がめくれ、肉が爛れていき、帝の軍勢の1人が苦痛で悶えながら命の灯火が消えていく・・・



『な、なんなので・・・』


叫ぼうとした帝の軍勢をオメガが口を抑える。


『叫ぶなあいつは多分、騒いだ奴から攻撃してくるつもりだぞ』


オメガが小声で指示をだすと、騒がないように静かに物陰に隠れた。


『蛇ごときにそのような知能がありますでしょうか?』

『そうでなければこの地下実験場に入ったときに、俺達が固まっていたときに攻撃しなかったのは何故だ?』



『知識がないなら与えてやればよいのですわ』


オメガ達は声の聞こえた方に振り返る。

それもその筈、声は巨大は蛇の方から聞こえてきたからである。


『おやぁ?どうしました?』


巨大な蛇はとぐろを巻きながらオメガ達に対して話しかけてくる。

その声は丁寧ではあるがオメガ達をおちょくっている様に聴こえるため、不快に感じるには充分である。


『あんた話せたのか?』

『半分正解ですわ。話せるようにしたのが正解です』


『話せるようにって・・・』

『オメガさまあの蛇の額と左目を見てください』


帝の軍勢の1人が巨大な蛇の左目の部分を指差しながら小声で答える。

巨大な蛇の左目は一般的な蛇の目とは違いまるで機械的な輝きを灯し、額には紅い色をした宝石が埋め込まれているのに気がつく。


『それと、この蛇の名前はマサエルと言います。今後ともよろしくお願いしますね』

『この蛇の名前と言ったのか?

もしかすると今俺たちが話しているのはその蛇、マサエルを操っている者のなのかい?』


オメガは疑問をとぐろを巻いた蛇。マサエルに向かって話しかけ始める。

マサエルは今だ動かずときどき舌を出し入れしながらオメガ達を見ている。


『そうですよ!マサエルは私の作品の中ではかなり良い出来なのですよ。

なんといってもこの鱗!

全身を機械侵食者イレギュラー化させるなんて今までは不可能だったですが、あることをきっかけに可能になーりーまーしーたー

そして私の自身のとの視界リンク、人間の肉をも溶かす毒に骨をも貫く牙!

なんて素晴らしいのでしょうか。そしてこの場所での戦闘データを録らせて頂けるなんて最高なのでしょうか』


マサエルから発せられる声の主は異常に興奮しており、ときどき変な口調になっている。


『おい!まて。戦闘データだと!?』


オメガは混乱した様子でマサエルの声の主に話しかける。


『そうですよ!先ほどの爆発は貴殿方、帝の軍勢を誘き出す為の罠だったのです。

そうとも知らずにノコノコと誘い出されるなんてお馬鹿さんですねぇ。充分に戦闘データを録らせて下さいね』


そういうとマサエルはオメガ達の隠れている物陰に向かって、毒の体液を噴出して攻撃を仕掛けてくる。

オメガ達はとっさの回避行動で交わしたが、完全版にマサエルに誘き出される形で物陰から出たため非常に不味い事態になってしまった。


『こいつは不味いな・・・』


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