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(10)ネットライバーとリスナー 義理の父娘(おやこ)の純愛物語  作者: 大谷賢吾


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(10)ネットライバーとリスナー 義理の父娘(おやこ)の純愛物語

ネットライバーとリスナー 義理の父娘(おやこ)の純愛物語

ネットライバーの賢治と視聴専門リスナーの美咲が、義理の父娘として交流する三年弱の純愛物語である。

早くに父親を亡くし強度のフアザーコンプレックスの美咲が、義父の賢治に対する愛の葛藤を乗り越えて、賢治の協力を得て結婚相手と結ばれるまでの物語である。


〇私が美鈴を好きだと話した。非日常の話もした。                  

 「美鈴がお父さんをライクよりもラブに感じてくれていることは、お父さんは本当は嬉しんだよ」                   

「そうなの。本当にそうなの?」                         

 「お父さんは、本当は美鈴が好きなんだよ」                   

「本当に好きなの?ラブなの?ライクなの?」                   

 「ラブなんだ!」                              

「え!本当にラブなの?嬉しい!!四十三歳の歳の差を越えられるよね!」      

 「美鈴。そんなに先走りするなよ!今からお父さんの話をよく聞きなよ。四十三歳の年齢差を埋めて結婚が上手く行くのは特別なケースなんだ。一般的には上手く行かないんだよ。お父さんが言いたいのは、現実的に考えれば障害が多すぎて無理なんだよ」         

「お父さん。どうして無理なの!愛があるのに!」                 

 「年齢差が大きすぎると障害が多いので良いことじゃ無いんだよ!今の美鈴との付き合いは非日常なんだよ!結婚して一緒に住めば毎日が日常になるのよ。今は外で会ってるし、生活の難しい話はないよね。だから楽しいことが多いよね。恋愛中も同じで非日常だよね。結婚して、毎日が一緒の日常になれば、子供も出来て難しい話も多くなるので年齢差が無くても色々問題が起こるのよ」

「それは分かる感じだけど!」

 「年齢差が大きいと基本的な考えが合わないことが多くなるからもっと問題が起こるのよ。お父さんが三十歳辺りで、美鈴と生きている時代が同じなら、基本的な考えが合いアプローチをしただろうと思うよ。だから、今は親子愛で我慢しているの。美鈴はこれから恋愛をすると思うが、結婚後の日常になった時の問題発生時に一緒に乗り越えられる相手を探さないとダメなんだよ。恋愛中が楽しいだけではダメなのよ!それは非日常であって日常じゃないからね。不倫や浮気は非日常だから楽しくてその快楽に逃げる人があるが、代償は大きいことがあるよね。それらの非日常は短くて、日常は長いのよ!」  

「お父さん。非日常と日常の違いは、少しだけ経験があるので分かるけど、お父さんの話はつまらないんだ!私は日常で時代を越えられると思うよ!」             

 「美鈴さん。無理を言わないで私たちはネットの恋愛にしようよ。そして現実的には父子愛にしようね。お父さんは奥さんが居てるしね(笑)」   

「奥さんのことは分かるけど、話しだけでも良いんじゃないの。なんだかつまらないんだ!(笑)だけど、お父さんは好きよ。ラブでね!」                  

 「ありがとう!父子愛でね(笑)ネットの恋愛でね(笑)」                 

「も~お父さん!も~(笑)」                           

 「さあ、今日のライブはこれ位にしようか?」                     

「嫌よ!お父さん。ホテルに一緒に泊まるのは今日まででしょう?まだ、二十時過ぎだから、ライブの時のように二十四時までやろうよ!」                 

 「それじゃ、美鈴は、明日も会社だから、二十三時までやろうか?(笑)」        

「は~い。そうしましょう(笑)」                        

 「起きて、買ってきたものを飲もうか?私はビールを少し飲もうかな?」         

「私もビールを少しちょうだい(笑)」                       

 「それじゃビールを、分けて飲もう!」                       

○美咲の推しライバーの話とライブ病の緩和の話しになった。             

「美咲さんの、推しライバーの「英樹」は東京だが、何度も会ってるの?」        

 「個人的には会ったことは無いのよ。グループのオフ会に参加して、何度か会ったよ」 

「五百万円もギフトを投げたんだろう?特別待遇があっただろう?DMも出来るんだろう?」                   

 「三年間で五百万円だから、もっと大きなギフトを投げる人が何人もあるからね。DMはあるけど、数回しかしたことが無いのよ!いつも「英樹」から、ギフトをありがとうのDMなのよね」                                    「他に話が無いの?何でしっかりDMで話をしないの?」                

 「個人になると、案外人見知りなのよ(笑)」                    

「だから、友達も少ないんだね(笑) 私とは、シッカリDMしてるのにね(笑)私は推しじゃないから緊張が無いのかな?」      

 「本当に不思議なのよね。推しライバーや他のライバーの話と、お父さんとの話は全然レベルが高くって違うものね(笑)」        

「私は、美咲様!が推しだから、一生懸命話をするよね!(笑)」             

 「お父さん!美咲様って言わないでよ!お父様(笑)」                

「その「様」返しが良いね~(笑)」                          

 「お父さん。今回、お父さんと会う一週間前から、今日まで十日間ほど「英樹」のライブに行ってないのよね。全然行きたいと思わないのよ。今はお父さんと毎日会ってるので、「英樹」のライブのことは忘れてるのよ!毎日、お父さんと生のライブをしてるもんね(笑)」   

「そうなんだね!しかし、私がソウルに戻り生のライブが終わったら「英樹」のライブに行きたくなると思うよ。その時は行けば良いんだよ」                   

 「う~ん。お父さん。行きたくなるだろうか?」                  

「必ず行きたくなるんだよ!それがライブ病なんだよ。リバウンドするんだよ。その時は行きたくなれば行っても良いけど、ここからよく聞くんだよ!行っても、ギフトは普通のリスナー並みになるように段々と小さくして行くの。周りの親衛隊は大きなギフトを投げて、煽って来るから、それには決して乗ってはいけないの。後で決める、小さくして行くギフトで我慢するのよ。それが定着するまでが心の葛藤になるの」                

 「意味は分かるよ。心の葛藤だね!」                      

「そうなんだよ!それを乗り越えなければ、また、リバウンドで元に戻り、もっと大きなギフトを投げる事になるの!多くの人がそうなのよ!」                  

 「お父さん。今回は十日間、「英樹」のライブに行きたくならなかったじゃないの。だから、出来ると思うのよ!」                            

「そうだね。美咲さんは強いね。凄いよ!しかし、お父さんが韓国に帰った後が問題なんだよね!だから絶対に「英樹」のライブに行くな!とは言わないから、中毒の薬物を抜くようにゆっくりやろう!」                                   「そうなんだね。お父さん。喧嘩になっても良いから見放さないでカウンセリングしてくれる?」                                      「私は絶対に美咲さんを見放さないよ!しかし、イエローカードを出し続けたら、喧嘩になるだろうな?」                                   

 「お父さん。私、今は十日間、ライブに関して正常だと思うので言うけど、その時は頭が少しおかしくなっているかも分からないかも、しかし、絶対に見放さないで叱ってね!喧嘩になっても叱ってね!お父さんお願いよ!今助けてくれるのはお父さんしかいないのよ!お願いよ!」                                    「心配するな!絶対に見放さないからね! しかし、喧嘩になると心配だね。だから、今回、美咲さんに誓約書を書いてもらい、その時に誓約をしてることを理解させたいんだよ!」                                           「お父さん。そうしてよ!」                           

 「美咲さん。これからは「英樹」に大きくギフトを投げていないか、「英樹」のギフトリストの美咲さんのギフト数の記録を確認するけど、構わないかな?」            

「確認しても構わないよ!喧嘩になってもお願いよ!」               

 「分かったよ!大丈夫だよ!」                            

「お父さん。ありがとう。ハグしてくれる?」                   

 「はいよ!ハグ好き娘。ハグしよう!(笑)しかし、今、ベットで横になってハグしたらおかしな態勢になるから。起きてハグしよう!(笑)」                   

「そうだよね!私は構わないけどね(笑)」                     

「私は構うよ!(笑)」                                

 「はい、はい。ブレーキお父さん。起きてハグしましょう(笑)キスはダメ?」    

「それは行きすぎだからダメなの!」                         

 「軽くなら良いと思うのに!」                          

「どさくさに言うんじゃないの!」                          

 「どさくさだから言ったのに(笑)」                       

「OK。延長ライブの終了時間だよ!部屋に戻って寝ようか!」             

「嫌な時間が来たのね!お父さん!明日からは、夜に会ってもホテルの部屋じゃないよね。外だよね!だから、今日は二十四時までライブをしてくれない?」        

「そうだね。それじゃ二十三時までしようか!」                    

「ありがとう。お父さん!」                          

「美鈴。これだけ長く会ったら、私が韓国に帰った後に、お互いにネットの世界に戻るのが厳しそうだね」                                   

「また言う~。お父さん!その時はその時よ!お父さんは考え過ぎですよ!」     

「偉そうなこと言って!泣いても知らないぞ!」                    

「はい!泣いたら、責任取ってね!」                       

「責任は取れません!私も泣いてると思うから!(笑)」               

〇美鈴の男性の友達の話になった。                        

「美鈴は今、良いな~と思う男性は居ないの?」                    

「お父さん!突然何!」                             

「聞いてみただけよ!どうなの?」                          

「う~ん。少し意識する人は居てるけど・・・?」                 

「交際をしてみようと言う気にならないの?」                     

「今はそこまでは考えられないかな~」                      

「推しライバーの「英樹」のように、表面だけを見て良いな~と、思うレベルと比べちゃだめだよ!これからの長い人生を考えて、現実的に見ようね」               

「そうだよね!何人か居てるので、考えてみようかな?お父さんとは駄目だ!と言われたからね!(笑)」                                 「何言ってるんだよ!お父さんは架空の世界の存在で、リアルな本命じゃないんじゃないのか!?」                                      「そうだけど・・・(笑)」                            

「直ぐに、誰!と決めないで、色んな男性と気楽にゆっくり交際が出来れば良いよね。美鈴は感情移入が早いから少し心配だね。直ぐに好きだ!とならないで、シッカリ相手を見ようね。絶対にロマンス詐欺に引っかかってはダメだぞ!ゴメン!(笑)シッカリ練習しようね(笑)」                                     「分かりました。お父さん。ありがとう(笑)」                     

「ところで、明日の夜は何時に何処で会いますか?」                

「そうだった!駅前の恵比寿ホテルがビジネスホテルだけど、少しロビーがあるから、そこで十九時はどうかな?」                               

「それじゃそうしよう!」                            

「では!名残は尽きませんが、リスナーの美咲様、美鈴様かな?(笑)ライブ終了の時間になりましたので、部屋に戻りましょうか?」                      

「嫌な時間ね! は~い。部屋に戻ります~(笑)」                 

「ハグしよう!」                                  

「お父さんが、ハグしようと言ったのは初めてね。嬉しい~(笑) キスはダメ?」  

「それは行き過ぎだからダメと言っただろう~!(笑) 明日の六時半だよ。ドアチエーンをして寝るんだよ」                                  

「は~い。明日は、少し早く六時に来ても良い?」                 

「OK。六時にしよう!」                              

「ありがとう。六時に来ます~おやすみなさい(笑) 」              

「お休みね(笑)」                                



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