登場人物紹介
登場人物
〇日本政府
・総理大臣
生真面目な人物。中国側のハイブリッド戦もあって低下する支持率と、混乱する政権運営に悩まされている。
外交能力は高い。
・総務大臣
元アイドルの美魔女。後に防衛大臣。芸能界での生き残り方を政界に応用して、意外な能力を発揮する。夫は中堅のお笑い芸人。
〇自衛隊
・橋本三等空佐
204戦術戦闘飛行隊のパイロット。フライトリーダー、マスリーダー。
F15JSIの能力を引き出そうと努力している。上空から沖縄の変化に気付く。
・柳瀬三等空佐
201戦術戦闘飛行隊のパイロット。201飛行隊の戦技インストラクターパイロット。元飛行教導群。F15JPre-MSIPを知り尽くしている。
パチンカス。
・田辺二等空尉
柳瀬のウイングマン。柳瀬の指導で急速に技量を向上させている。
・長谷川一等陸尉
401施設中隊長 資格目当てで入隊したが、「使える」ために自衛隊が手放さず、2士から一等陸尉にまで出世してしまった。
・吉岡一等陸士
与那国警備隊本部管理中隊通信小隊の若い隊員。僻地手当目当てで与那国勤務を希望した。
・有坂陸将
南西方面統合任務部隊司令。忍耐強い紳士。沖縄県知事の無理解に手を焼いている。恐妻家。
・石橋一等陸曹
特殊作戦群所属。過酷な現実に直面しつつも戦場を駆け抜ける。
・白神一等陸曹
特殊作戦群所属。準看護士と救急救命士の資格を持ち官民問わず救護に活躍するが、救いきれない命に葛藤する。
・増田
2等陸佐。第一空挺団第2大隊長。
優秀なのだが防衛大学校時代は、さらに優秀な先輩に囲まれていたおかげで体力馬鹿扱いされていた。石橋と白神の上官だったことがある。
〇日本の民間人
・八木真紀子
シングルマザーで花の母親。思春期の花に手を焼いている。
若い頃の失敗の反動で押しの弱い性格になっており、娘の花に何かと押し切られることが多い。
介護の仕事をしておりサービス提供責任者を務める。
・八木花
幼さの残る性格で承認欲求が強い。沖縄の大学に進学し澤崎のサークルに入る。
・勝部健司
真紀子の部下。元々はビジネスマンでITに明るい。八木母子を心配して協力する。
・施設長
真紀子と勝部の上司。見識が狭く、情報源はワイドショーと出来の悪い動画サイトでしかない。もっともらしいことを言うが自分の仕事の都合しか考えていない。彼女のおかげで職場の空気はとても悪く、職員の質も真紀子と勝部以外は低い。
・澤崎拓哉
留年を繰り返しながら大学でサークル「SON」を運営している。表向きの活動目的は環境保護ということだが本当の目的がある。李に弱みを握られている。
・中村加奈子
ゆるふわ系の少女。
SONの変質に気付いているが、人が良すぎて活動を続けてしまっている。
・久米和子
沖縄でNPOを主催している。表向きの活動目的は環境保護だが本当の目的がある。
極端な運動不足。
・新垣正人
ヤンキーの少年。今はグレているが人の先頭に立って行動することが出来る。
・小林良
会社の実力を自分の実力と勘違いしており、脱サラして起業したものの、まるで上手くいかずにブラック企業の経営者に堕ちた人物。自分の経験則だけで物事を判断しようとするが、大した経験はしていないので経営に失敗する。そして、その事実を認めることが出来ない程度の器量しか無い。中国人労働者を利用しているつもりが、利用されているのは自分だったという事態を招く。
・谷啓二
有能なフリーランスのITエンジニア。融通が利く。ハードには若干弱い。
・奥山
赤坂の会社に勤めるエリート商社マン。仕事熱心で朝7時には会社に居る。ショートスリーパー。
・川崎
宮古島に住むアマチュア無線愛好家。善良な人物。中国軍の無線を傍受して独自に避難情報を発信しようと努力する。
・西川和馬
沖縄の地方紙新聞記者。人の不幸を合法的かつ、会社の予算を使って見物するのが目的で仕事をしている。
・堀部祐一
元震災孤児。福祉業界の闇に飲み込まれ人生も性格も歪んでしまった不幸な青年。
・教村詩織
大手新聞社に勤務するアラ〇ーの記者。懲りずに世論をリードしようとする自社の報道姿勢に疑問を抱いている。
〇中国関係者
・国家主席
中国の退潮を認識しつつも威信と権力を保つ手段を考えている。面子を非常に重視する。
・張
戦略支援部隊少将。自他共に認める人民解放軍屈指の嫌われ者。それゆえに政治指導部に重宝される。軍事ITと情報戦のエキスパート。軍人になるつもりは無かったのに出世してしまったという人物。
・張の父
元人民解放陸軍中将。息子に裏切られ失脚する。それでも息子のことは可愛いらしい。
・胡
空軍中将。統合司令部の空軍司令官。張をライバル視している。優秀な戦闘機パイロットだったが、かつての部下からはことごとく嫌われている。
・石
陸軍中将。作戦目的の達成、自身の栄達、陸軍の影響力拡大のためには手段を選ばない。
・秦
海軍上佐。空母福建艦長。明朗快活な性格の元戦闘機パイロット。出世すると軍閥政治じみた事情に揉まれることになる中国軍の組織文化に辟易している。
・呉
海軍中佐 山東飛行隊長。秦とは古い付き合いで、一緒に空軍から海軍に転入している。楽観的な性格で、腕も良い。
・高
海軍少佐。福建の戦闘機中隊長。いかなる戦況に置かれても戦意を失わずに勝機を追求する。操縦技術も確かで模範的な戦闘機パイロット。
・李
偽名を使って沖縄で対日工作を行っている。悪趣味。
・李(静岡)
偽名を使って静岡で対日工作を行っている。
要領良く生き残ることを選ぶ。部下からの受けは良い。
・白
空軍上尉。勇敢、かつ正義感に溢れるパイロット。J16戦闘爆撃機を操縦する。長距離航法は苦手。
・黄
空軍中尉。白機の後席員。航法と兵器管制を担当する。義理固い性格。
・藩
空軍少佐
空軍第109旅団の大隊長で副長格。はるばるウイグルから増援された。
人民解放空軍最高クラスの戦闘機パイロットだが、品行方正とは言い難い。
〇米軍関係者
・レイ
「レイ」はコードネーム。米軍の特殊部隊を渡り歩いてきた。戦闘能力に優れるだけでなく、明晰な頭脳を活かして通信傍受と解析を行う「ISA」の隊員。石橋達日米合同特殊部隊グループのリーダー格。
・アッシュ
石橋達日米合同特殊部隊グループの一員。「アッシュ」はコードネーム。デルタフォースの隊員でもあり、実戦経験が豊富。
・ダッド
同じく日米合同特殊部隊グループの一員。「ダッド」がコードネーム。実戦経験豊富なデルタ隊員なのも同じ。鍛え抜かれた精神は余程のことが無い限り動揺せず、少々煽られた程度ではビクともしない。