屋根裏から『テンプレパターン防止キャラ』
※ジャンルは『コメディ』にしております。
俺の名は、『伊勢海=デムソー=四太郎』。今しがた、軽トラックに轢かれ、天に召されたと思ったら、死後の世界で女神様に合い、むりやりチート能力を押し付けられたと思ったら、ゲーム世界っぽいところに転生させられた。
ちっ! こうなったらしょうがねぇ!! 生まれ変わったと思って第2のWWWWRRRRAAAAAAAA!!!! テンプレ作品を書いてんのは貴様かあああぁぁぁぁ!!!!
「わああぁぁ! なんだ!! 突然、屋根裏からワニみたいな化け物が侵入して来たぞ!?」
説明的な台詞、どうもありがとう。じゃあねぇ!! よく聞け! 俺様は、『テンプレパターン防止キャラ』! いわゆる『アンチテンプレ読者』達の怨念によって生み出された存在よ!!
「そ、それで……その『テンプレパターン防止キャラ』が、なぜ僕の所に……?」
おいおい、すっとぼけたことぬかしてんじゃあねぇぜ。お前、今、正に『テンプレ』作品を書いてたじゃねぇか。
「書いてないですよぉ?」
嘘ぶっこいてんじゃねぇ! じゃあ、なんだ? このスマホに打ち込まれた文章はよぉ? 今、ここで読み上げてやろうかぁ? では、早速……『俺の名は、『伊勢海=デムソー=四太郎』。今しがた、軽トラックに轢かれ、天に召されたと思ったら、死後の世界で女神様に合い、むりやりチート能力を押し付けられたと思ったら、ゲーム世界っぽいところに転生させられた。』
「ぎゃあああァァァ!!! やめて!!! 面と向かって読まれると、恥ずかしくて死んじゃう!!」
ウルサイわね! まだ『テンプレ防止キャラ』が読んでいる途中でしょうが!!
「ひい! ごめんなさい!! でも僕、これが一作目なんですよ? 見逃して下さい!!」
はっ! そんな嘘、通用しねぇんだよ!! この『テンプ(略)』様は、十作目のテンプレ作品を書き始めた奴の所にしか出てこねぇからな!!
「そ、そんなあぁ!!」
と、言うわけで、今から貴様のお尻に噛みつうぅく!!
「ちょっと待って下さい!!」
何だ!? 今更命乞いか!?
「あ、いえ……これ、今開催中の『ラジラジ大賞 師』に応募するんですよね?」
それがどうした!?
「良いんですか? 僕のお尻に噛みついたりなんかしたら、『R15』になって、応募出来なくなりますよ?」
本気で?
「本気です」
ちっ! そういうことなら、しょうがねぇ!!
「あ……て、屋根裏に戻って行く……」
おい! 今回は見逃してやるが、次はねぇと思え!!
「た、助かった……」
なんっっっっじゃあああぁぁぁあ!!!!
((((;゜Д゜)))) ((((;゜Д゜))))
こりゃあああぁぁぁっっっっ!!!!
(ノ`Д´)ノ彡┻━┻ Σ(・∀・;)/