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孤独  作者: ふわちか
第1章 霊華編
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プロローグ

私はずっととらわれの身。

そんな事はわかりきっている。

私の名前は霊華。

この軍事施設に囚われている。

と言ってもこの施設を保有する組織は、

国家公認の正式な組織じゃない。

何と言っても怪奇現象に似たものを扱うんだもの。

そのような種類をCFM注意オブジェクトと言う。CFMは、

クレイジーフェノメノン(狂った現象)の略語だ。

と言っても、正式に言えば現象とは少し違う。

CFM注意オブジェクトの中に文字通り、

アーティファクとなどもも含まれる。

ところでなぜ私が囚われているかって?

それは私が強大な力を持っているから。

制御が効かなくなったCFM注意オブジェクトを駆除および、

捕獲を頼まれることもしばしば。

私の力を測るために戦わされたりする事もある。

それも耐え難い事だけれどもっと嫌なのは、

私の力に興味を持った研究者などが、

自分の研究の為に実験に使ったりしてくる。

それが一番嫌だ。ちなみに私が囚われている場所は、

牢獄に似ているが、それよりは随分と綺麗だ。

もちろん逃げたいとは思っている。

けれど扉には鍵がかかっているし、

け破る事もできないので、脱出の策はない。

ガチャ。扉があき兵士が中に入ってきた。

「仕事だ。モルケラスの制御が効かなくなって、

周囲に被害が及んでいる。破壊せよ。」

兵士はそう冷淡に告げると、

扉を開け放して出て言った。兵士が扉をあけて行ったのは、

緊急事態が発生したからで、私の手首にはリングがつけられている。

これは”私”の制御が効かなくなった時に制御するためのシステムだ。

「さて。それでは仕事に向かおうかな。」

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