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第弐話 魔王、襲来

 前回のあらすじ:ある日♪森の中♫KUMA=サンに♬出会った パアン!(首の飛ぶ音)  



今回もすいません。こういう茶番が嫌な人はコメント欄?に連絡お願いします。

  ではお楽しみ下さい

走る、走る、ひたすら走る。それしか方法は無い。 男達は必死に走っていた。


「何だよ、さっきのバケモノ!?一撃で人間を殺す獣なんて見た事ないぞ!」 「あれは〈森の王〉だ!」 「〈森の王〉?どう見ても〈魔獣〉の間違いだろ、アレ!!」 後ろから追いかけて来る獣について、男達は走りながら話していた。 「このままだと全員追いつかれてヤツのエサだ!!」「じゃあ、どうするんだ!?」「二手(ふたて)に別れよう。俺は左の方へ逃げるからお前達は反対の方に逃げろ!」 「一人で大丈夫なのか?」二人は獣を〈森の王〉と言った男に聞く。 「大丈夫だ、問題無い!」男は返事をして左に走っていった。二手に別れればお互いが助かる確率が増えると思ったからだ。 「分かった、死ぬなよ!」二人の友人はそう言い、反対の方へと行った。








(あの者達の臭いがする。)獣は思った。しばらく考えた後、獣は右に向かって行った。


(まだ、遠くには行ってない、追いつける。その後もう一匹を追えばいい。) 野生の勘でそう思った。それに今までも同じようにやってきたのだ。 だからこそ自分の直感を信じて、追いかける。


 (この森に入った者は誰も生きては帰さない。) その目には強い憎しみが込められていた。









****



「大丈夫ですか!?」少女は急いで駆けつけた。 「ありがとう。大丈夫よ、このぐらいは···うっ」女は呻きながら返事をした。 (やっぱりあの人達にケガをさせられたのね。それに大人なのに細い···。)

少女は考えた。  (歩きにくそうだし、どうしよう?そうだ!) 「私にもたれて下さい!」

 「ええ!?私が?」驚かれるのも仕方ない、小さい子供が大人を運ぶ事など無理に近いからだ。それでも、  


「大丈夫です!あの怪物が来ないうちに!!早く!」 その小さい背中で私を運ぼうとするなんて無茶だ。でも今は彼女を信じよう。  女性は少女の背中に乗った。「本当に大丈夫なの?」 「大丈夫です!それじゃ行きますよ!」元気な返事をし、少女は女性が指した道を辿りながら進んで行った。  




「あれって···もしかして村?」 「ええ。この森は私が暮らしている村の少し遠くにあるの。」女性は嬉しそうに言った。 「良かった〜、もう出られないかと思いましたよ。」

 やっと出られた喜びも束の間、すぐに後ろから追いかけて来る足音が聞こえた。 

(大変、すぐ追いつかれてしまう!こうなったら) すると何を思ったのか少女は女性を下ろし、こう言った。

「村まで歩けますか?」少女は問いかけてきた。「なんとか歩けるけど、どうしたのいきなり?」その瞬間、少女は驚くようなことを言った。 

「私があの怪物を引き付けますのでその間に逃げて下さい!」  (何を言っているのこの子!?)女性はまたも驚いた。「自分を背負って運ぶ」と言った次は「あの怪物を引きつける」と言うなんて! 「あなた、正気?自分が何を言っているのか分かっているの!?あの獣は森に入った者は誰であろうと見逃さないのよ!まだ幼いあなたが自分を犠牲にしてまで」  「分かっていますそんな事!でもこのままだと二人とも食べられてしまいます!」

「だったら尚更···」言葉を途中まで言って女性は気が付いた。 (震えている···。) 「それでも···誰かがやらなきゃいけないんです。」少女は震えていた。「さあ、早く行って下さい。早く!」 少女はそう言って女性の背中を押した。 「分かったわ、それじゃまた後で会いましょう。」そう言い女性は村へ向かって行った。



(ごめんね、皆を連れてすぐに戻ってくるから!)女性は急いだ。自分の為に己の命を懸けて怪物を引き離してくれた少女の為にーーー







(どうしよう、あんな事言ったけどもう足が····。)彼女の足は限界を超えていた。

(もう駄目、こっちに向かって来る!) 

そしてついに〈魔獣〉がすっかり日が暮れて夜になり一層暗く見える森の中から姿を現した。 (私、死んじゃうのかしら?)そう思うと、何故か悔しくなり少しだけ力が湧いた。(まだ諦めちゃ駄目!あの人に引きつけるって言ったんだから!!)だが気付いたのか〈魔獣〉はこちらに向かって突進してきた。 (やっぱり駄目なの!?)

そう思った時、








―〈それ〉は星の煌めく夜空から舞い降りて来た。というより堕ちてきた。―







「チッ、やっぱり飛ぶのは慣れねえなぁ···。」そう言いながら〈それ〉はこちらに近づいてきた。


「此処が〈帰らずの森〉、か。なかなか良い所だ。ん?」 


〈それ〉を見た瞬間、少女は父親から聞いた『魔王』の事を思い出した。     

―髪は灰色、角は二本、翼の片方が白く、もう片方が黒い。それが『魔王』だ。−





少女は気付いた。











−−〈それ〉が《魔王》だという事を−−






やべえ、魔王最後ぐらいしか出てねえじゃん(汗) まあ良いか、一応ちゃんと登場したし(汗)


「魔王が活躍する!」と期待していた人(少ないと思う。)、すいません。文章書くのが下手なのであまり上手く書けないのですが頑張って書こうと思いますのでよろしくお願いします。



もし何か気になるような事があったら是非教えてください。できれば感想も(ボソッ)



ではまた次回!




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