いつまでも
いつまでもいつまでも、ふとした拍子に母親から言われた言葉を思い出す。
いじめられて、相談した時の
「あんたが悪いんでしょ」
のたった一言。
ああそうか、私が悪いからいじめられるんだ。意味の分からない渾名を腐る程つけられて、菌扱いされて、筆箱はゴミ箱に投げられて。
そんな答えしか返ってこないのを知ってたから2回目もずっと耐えた。私に聞こえる範囲で罵詈雑言。
慣れてるから平気だから大丈夫だからそんなの前にされたことよりはずっとずっとましだからまだ大丈夫。
ちょっとだけ壊れてしまったけど。
なのに今更になって味方面。あの頃辛かったんだねって言われても、あの日のことは忘れられない。
たった一言が未だに私を呪うのだ。