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酒とウサギの攻防。

今日は楽しい家飲み会~!

ステキなスイカのカンチュウハイと

カワイイイチゴチュハイとー。


「ウフフ...。」

嬉しいな♪

「肉じゃが上がりました、五穂運んで。」

大夢が言った。

「ラジャー。」

今日は使われてもいいや。


「おー、うまそうだな♪」

とガルフィードさんが言った。

テーブルにはもう、

大夢特製のだし巻き卵に

井上さんが差し入れてくれた

お刺身盛り合わせ。

揚げ物はいかリングに

カキフライ、手羽先もある。

あと肉じゃがー。

まだ作りそうだな大夢。

「五穂、トマトカツ運んでください。」

大夢が言った。

「うん、行くよ。」

トマトカツはミニトマトに

豚バラ巻いてあげてあります。

美味しいんだよ。


「すっかり夫婦ですね。」

井上さんが言った。

夫婦じゃないもん。

「井上、せめて恋人くらいにしといてやれよ。」

ガルフィードさんが言った。

「そうですよ。」

高田主任が言った。

「まあ、どっちがウケかセメか気になってたけど...光田さんね。」

真理ちゃんが言った。

当たり前じゃん、あのけだものウサギ!

「ま、一杯。」

ガルフィードさんが元気なメロンハイをあけてくれた。

わーい、飲んじゃおうー。

「五穂、唐揚げあがりました。」

無情にも大夢が言った。

「了解です。」

えーん元気なメロンハイー。

「おい、大夢そこそこにしとけよ。」

ガルフィードさんが言った。


「春巻きあがりました。」

大夢が言った。

「大夢も食べようよ。」

私は言った。

「...行きましょう。」

え?なんで、私、春巻き持ったまま大夢抱き抱えられてるの?


「大夢、五穂どこにつれていくんだ?」

ガルフィードさんが言った。

そうだよ、居間あっちだよ。

トイレにガルフィードさん、来ててよかったよ。

この獣ウサギ!

「...五穂、もうかわいすぎです。」

こいつ、限界だったのか?

だから酒のさかなつくりまくってた?

「ま、こっちだ。」

ガルフィードさんが居間に誘導した。


「仲いいのね。」

真理ちゃんが言った。

「そういえば、ずーと同棲なのかい?」

井上さんが言った。

「五穂ちゃんのアパートどうしたの?」

真理ちゃんが聞いた。

「私のアパートはそのまま、犬神一族の五の家のものなんだよ。」

五穂は言った。

やっと酎ハイにありつける。

はずかしオレンジハイがいいかな♪

「つまり、いつはお嬢、逆玉か?」

ガルフィードさんが言った。

おい、大夢膝上抱っこはいいけど、

なんでカンチュウハイ飲むのを邪魔する。

「...さあ?」

大夢が言った。

あーんと春巻きが口入れられた。

酒ー酒のみたいー。

「え?光田さんもお坊っちゃんでしょう?ここの建物持ち家だって書いてあったし。」

真理ちゃんが言った。


だから、この3LDkが広々使ってたのか?


「大したことありません。」

大夢はそういって、野菜ジュースを

飲んだ。

「光田建築なんですか?実家。」

井上さんが言った。

え?あの配信でよく宣伝してる

空間建築は光田建築?

なんでドラゴン急便何ているんだよ。

「まあ、そうですけど、姉があとついでますから。」

そういいながら今度は唐揚げをあーんしてもらった。


「ガルフィードさん、その梅酒ほしいな。」

私はおねだりした。

「おお、良いぞ。」

ガルフィードさんが私に渡そうとして

動作を止めた。

「光田、一杯くらい許してやれよ。」

ガルフィードさんが言った。

「じゃあ、おちょこについでください。」

光田が言った。

おちょこなのー。

もっと飲みたいー。


「...そう言えば、五穂ちゃん、五の一族の当主就任はどうなったの?」

真理ちゃんが聞いた。

「もう一杯♪」

私はおねだりした。

「はい、野菜ジュースです。」

大夢はそういって、野菜ジュースをついだ。

「酒~。」

私は言った。

「聞いてる?」

真理ちゃんが言った。

「聞いてるよ、今度、長会議に呼び出された、絶対回避するもん。」

私は言った。

「そっちが終わったら、五穂の両親に挨拶です。」

大夢が言った。

「着々と回りかこまれてるね。」

高田主任が言った。

「そうですね。」

井上さんが言った。


えーん、私が好きなのは井上さんなの~。

確かに大夢に愛されてるって感じる。

餌付けされてるしさ。

でも、結婚まで考えてないよ。

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