少女発見?
名付け合戦にはミアカの粘り勝ちww
メイドさんの猛攻撃(説教)を耐えきった私は、次なる魔法に挑戦することにした。
え?どうやってはぐらかしたかって?‥‥‥‥‥‥‥‥‥世の中にはなァ、知らねェでもいいことってェのもあるんだよ。
ま、メイドさんがナギさんじゃなかったのも大きいけど。あの歳にしてメイド長だし、ああ見えて。
まぁ、それはともかく‥‥
ズチリン(決定)みたいな魔法があるかな?ワクワクするよね♪
メイドさんがいなくなった今、邪魔する人は誰もいないし‥‥
全部の属性魔法を試してみよっかな〜。
だが、だがしかし。私はとても重要なことに気がついた‥‥‥!
それは、風魔法『鎌鼬』を使おうとした時‥‥‥
「鎌いた‥‥‥(ハッ!?)」
Σ(゜□゜;)
喋ってる!?私、喋ってる!?(←今更)
何故!?赤ちゃんなのに!?(←すっごく今更)
う〜ん‥‥‥神様のオマケ?転生したから?
ま、喋れちゃうんだからしょうがないよね☆
メイドさんや両親の前では流石に喋らないけど。‥‥‥‥‥‥だって、ねぇ?
生後何ヵ月の娘が喋りだしたら怖くね?
気をとりなおして、さあもう一回!
「鎌いた‥‥‥(ハッ!?)」
Σ(゜□゜;)
またもや私は気がついた‥‥‥‥!!
鎌鼬をこのまま使おうとすると、部屋がボロッボロになるのでは!?(←当たり前)
部屋にバリアっぽいものを造らなきゃか。
水がいいかな?
魔導書にはオリジナルなるの魔法も創れるって書いてあったし‥‥‥‥
水属性の魔力を集めて‥‥‥‥
そうだな、名前は‥‥‥
『ウォーターバリア?』
おおー!できた!
水のようなプルンとしたものが部屋を覆っている。触ると冷たい。
ひんやりぷるぷる♪
気持ちいい〜
しっかり感触を楽しんだところで、今度こそ鎌鼬を使ってみるか‥‥‥‥
「鎌いた‥‥‥(ハッ!?)」(←いい加減しつこい)
Σ(゜□゜;)
またもや私は気がついた‥‥‥‥!!
窓の所に何かいる!?
ここで皆さんには私の立ち位置を分かってもらいたい。私は窓に背を向けて立ち(?)部屋の奥に向かって鎌鼬をぶっぱなそうとしている。
なので窓にはウォーターバリアを張っていなかった。
ちなみに、この部屋は二階だ。
なので間取りは
―│――――――┓
ベ│《本》[ ベ ]│
ラ│ ○ │
ン│ □ │
ダ│ ○ │
―│――――ド―┛
こんな感じ。
なので、この部屋の窓まで行くには下からよじ登るか、屋根から降りてくるしかない。
そんなことは、メイドさんでも出来ないだろう、たぶん。つまり厄介事?
恐る恐る、窓から覗いてみるとそこには‥‥‥‥‥でっかい雑巾があった。
じゃなくて、雑巾みたいな少女がいた。
これも言い方悪いかな?
ともかく、鎌鼬は諦めるしかなさそうだ。
頑張って窓を開け、ベランダに出る。
少女は随分衰弱していた。光魔法使った方がいいよね?
えーっと、光魔法で癒すんだから‥‥‥‥
『治癒』
‥‥‥‥まんまじゃん。
それでも少女の衰弱は止まったようだ。心なしか、顔色もマシになった気がする。
ん〜、体もキレイにしたほうがいいよね。弱ってるし。
水魔法かな?それで水は温かい方がいいし、直ぐに乾かした方がいいから‥‥‥‥
『全自動お風呂&ドライヤー!』
じゃーん!
水属性と風属性の掛け合わせましたー!すごくね?
ネーミングセンスが最悪?うるさい、黙れ。小〇製薬よりマシだろ。
ネーミングセンスが最悪だろうと少女は体が清潔になったんだからいいじゃないか!結果が全てだよ、チミ。
でも、人を呼ばなきゃか。
どうしよっかな〜?
いくらなんでも、赤ちゃんが『人が倒れてます!誰か〜!』なんて言うわけにはいかないし。
‥‥‥‥‥そうだ!
数分後、今度はミアカ様の泣き声でメイドさんは部屋に駆けつけることになったとさ。
そこで、ベランダに倒れている少女にたいそう驚いたそうな。
少女はちゃんと保護されました。
よかったね〜♪
はたして鎌鼬は使う場面が来るのか!?
間取り書くのが面倒だった‥‥‥ww