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颯太と6つの宝石/A○tR○i○er2Remake  作者: R.K
第0章 異世界召喚編
6/10

1.地球

【まえがき】

小説内容を変えて、再投稿です。

不慣れなとこがありますが

よろしくお願いします。


変更履歴

2025/01/12

タイトル及び設定の一部を変更。

<夢>



 颯太は、半年前から変な夢を見ていた。6人の精霊と共に、異世界を救う夢だった。といっても、夢から覚めた後は、ほとんど忘れてしまっていて、微かに内容を覚えているだけだった。


 この日も異世界の夢を見ていた。そんな颯太に声をかけて起こそうとしている人物が1人、悪友の早瀬愛菜(通称:アイ)だった。


「颯太ぁー、起きてー、起きないとイタズラしちゃうよ?にっしし♪」


 颯太が眠そうに目を擦りながら、右に振り向くと、すぐ横にアイの顔があった。


「おはよう、アイ。毎回、起こしてもらって、すまねぇな。」


「いいよー、もう慣れちゃったし。妹ちゃんがご飯だってさ。」


「了解だ、しかし、ときどき見るけどなんだんだろうな、あの夢。」


「また、見たの?ファンタジー小説の読みすぎじゃない?」


「そうかもしれんけど、好きなんだから仕方ないだろ?まぁ、着替えて下行くから、下行っててくれ。」


「うぃ、んじゃ下行ってるからね。」


 着替えて下に向かうと、テーブルで新聞を読んでる父親の大輔と目が合った。


「おはよう、親父。何か、いい記事あった?」


「いや、何もないな、普段通りだ。」


「朝ご飯出来てるわ、颯太。」


 ご飯をよそいながら、話しかけてきた母親の晴美。テーブルの上には、焼き鮭、卵焼き、サラダ、白菜の漬物、きのうの晩ごはんの残りのカツを煮た煮カツなどが並べられていた。


「ありがとう、母さん。おすすめは?」


「煮カツも美味しいけど、卵焼きも美味しいわ。アイちゃんも一緒に朝ご飯どうかしら?」


「いえ、私は朝ご飯食べてきちゃたので大丈夫ですよ。」


 また、「にっしし」と笑うアイ。


「お兄ちゃん幸せものだね、こんなお得な物件ないよ?早くしないと、マサ兄に取られるよ?」


 冗談混じりで颯太を揶揄っているのは、妹の美華(通称:ミカ)


「だからぁ、俺とアイはそんな関係じゃねぇってば!」


「照れてる、颯太も可愛いっー。」


「お前もお前で、指でほっぺツンツンすんな。アイ。」


「そんなことしてないで、早く朝ご飯食べちゃいなさい!」


 そんなこんなで、楽しい朝ご飯の時間は過ぎていった。




<悪友3人衆>



 地元の駅で、幼馴染の悪友の正俊(通称:マサ)と合流し、いつも通り3人で通ってる高校に向かう、徒歩15分、その後電車に乗り換え15分、だいたい30分くらいの距離だ。


「おっはよぅ、マサ君。」


「おはよう、青春まっさかりなお二人さん。」


「だから、俺とアイはそんな関係じゃねぇって(2回目)」


「側から見ると、そうにしか見えねぇだだって。」


 いつも通りくだらない話をし始める3人だったが、颯太がボソリと言った。


「今日、部活の帰りにファミレスよらね?」


「いいよ(いいぜ」


「けど珍しいな、颯太がファミレス誘うなんて。いつもだいたい、俺かアイなのに。」


「ああ、ちょっとな。。。まぁ、ファミレス行ったときに話すわ。」


「りょっかーい。あ、電車きたよ。」


 電車の扉が開いたので、3人で乗り込む。席は満席だったので、仕方なく閉じた扉に寄っかかる。


「いつも混んでるなこの時間帯、まぁ仕方ないんだけど。ここらへんのやつらは、皆、同じ高校に通ってるからな。」


 近くには、颯太達が通ってる学校しかない。遠くには、あるものの大体の連中はこの高校に通っている。


「そういえば、今日、課題の提出期限日だったよな。俺はやってきたけど、マサは?」


「もう出したわ、昨日。」


「うん、私も出したぁ。」


「んじゃ、3人とも大丈夫そうだな。」


 あーでもないこーでもないそんな会話が続く。


「もう駅に着くな、降りるぞ。」


 颯太が言うと、2人は頷く。駅から歩いて5分も経たないうちに高校に着いた。教室につくと、他のクラスメイトはだいたいそろっていた。


「HR始めるぞー、日直はと…。」


 先生に名を呼ばれ、日直担当の生徒は、起立、気をつけ、礼、着席を済ませる。


「明日からは、夏休みだ。遊ぶのもいいが課題もしっかりやるんだぞ。」


 HRは、特に問題なく終わった。そのまま、1限…2限…3限…4限…お昼休みになった。


「マサ、アイ飯食いに行くぞ。」


 といっても、颯太とアイは弁当なので、学食を頼むのは、マサだけだ。3人は、食堂に向かった。


 食堂に着くと、アイは、3人座れる席を確保した。マサが食堂でランチAを受け取り、颯太とアイのとこへ行って、座る。


「今日のランチはどんな感じ?」


 お弁当を食べながら、颯太が尋ねた。


「ランチAが、ハンバーグ定食。ランチBが、エビフライ定食。ランチCが、和風スパゲッティ。」


 食べながらマサが答える。ちなみに、マサは、ランチAだった。喋りながら食べるいつもと同じお昼タイム。食べ終わった3人は、また教室に戻った。それから時間が経ち、下校時刻になり、部活道も終わらせ、下校し電車にまた乗り、地元の駅に戻り、3人は駅近いファミレスに向かった。



<ファミレス>



「いらっしゃいませ!お客様は何名ですか?」


 ウェイトレスにそう言われ、マサは指で3を形作る。


「3名様でございますね、こちらにどうぞ。」


 3人は、奥にある4人席に腰掛ける。


「お水です、メニュー決まったらボタンを押してお呼びください。」


 3人はお互いにメニューを決めて、ボタンを押す。


「かしこまりました、少々お待ちください。」


 ウェイトレスは、厨房の方に去っていた。


「んで、どうしたんよ。どうせ、例の夢の話だろ?」


「ああ、そうなんだけど。前は、1ヶ月毎くらいだったのに、先月に入って、2週間おき、今月に入って1週間おき、先週は、3日、今週は、ほぼ毎日なんだわ。」


「なにそれぇ、お祓いとかいったほうかよくない?」


「しかも、昨日の夜、もうすぐ迎えに行きますとか言われたわ…。」


「やばっ、マジ、お祓いに…。」


「いや、もう手遅れの気もするわ。だからもし、俺が居なくなったら2人とも家族を頼むわ。」


「おぃおぃ、まぁ、お前の頼みだから仕方ないけどよぅ…。」


「まぁ、多分、何も起きないと思うから」


「そっかぁ…うん、ミカちんのことは任せよっ!」


「親父と母さんのことも忘れないでくれ。」


「大丈夫、大丈夫。」


「話は、終わり。料理来たから食べようぜ」


「そうだな、冷めないうちに。」


「いただきまぁーす。」

 

 3人は、ご飯を食べ、食べ終わった後に、会計を済まし、ファミレスを出た。ファミレスを出た所で、マサと別れ、道の途中で、アイと別れることになった。


「アイ、またな。」


「颯太、また明日ぁー」


 手を振って、お互い違う道を歩いていく。お互いが見えなくなったぐらいだろうか。颯太は、ふっと立ち止まった。


「何か聞こえた…また…これ夢と同じ声だ。」


 そう気づいた瞬間、颯太の足元に虹色の魔法陣が浮かんだ。


「やっぱり、異世界移転なんだな。間違いないわこれ。」


 次の瞬間、颯太は、居なくなった。誰も見ていたわけでも無かったが。


 数時間後、颯太が居なくなったという異常に気付き、父親がマサとアイに連絡し、警察も呼んで探し回ったがどこにも颯太は居なかった…。



<異世界召喚>



 颯太が目を開けると、目の前は、青い空だった。下を見てみると白い石板の上に立っていた。周りを見てみるとそこは、ローマ宮殿みたいな建物だった。


「深山颯太君ね?」


 そこには、白いロングワンピース着た銀髪の30代の女性が立っていた。


「夢に出てきた…えっと、異世界の女神様か?」


「そう、私は、ベルトナーデ。この世界、アトラスフィアの創造神よ。」


「本当に、異世界なのか。」


「颯太君、あなたにこの世界を救ってほしいの。頼めるのは夢に適用できたあなただけなのよ。」


「詳しく聞かせてもらえるか?」


「うん、この世界には、ジャスタニア大陸という大陸があって、その大陸には、6つの国があるわ。ラングスバーン国、リズバーン国、エセルト国、アズバニア国、セルドニア国、ベゼルタ国。その国々に1つずつ、大精霊の住処が存在するの。」


「ジャスタニア大陸と6つの国、大精霊の住処か。」


「2000年前、このジャスタニア大陸には、悪神デミロデウスという悪い神様がいたの。人々を脅し、恐怖を与え、滅ぼそうとしてたわ。その時、先代の女神が地球から勇者を召喚し、長い戦いの後、デミロデウスを打ち滅ぼしたの。しばらくは、平和が続いたのだけど、最近になって、復活してしまったの。以前より強くなって。」


「デミロデウス…」


「デミロデウスは、手下を使い、6つの大精霊を襲い、大精霊を宝石に変えてしまったの。そして、この世界を支配しようとしたの。颯太君に、6つの大精霊を解放し、彼女達と力を合わせて、デミロデウスを倒してほしいの。」


「なるほど…、デミロデウスを倒せば、俺は、地球に戻れるのか?」


「えぇ…、今は無理だけど、デミロデウスを滅ぼした後なら、戻すことは可能だわ。」


「わかった。戻れないならやるしかないな。この世界には、魔法はあるのか?」


「魔法は、あるわ。ただ、あなたは、普通の魔法に適正がなく、精霊魔法なら使えるわ。」


「そうか、大精霊を解放して覚えるのか。」


「心配しないで、あなたに渡す装備には、回復魔法といくつかスキルを使えるようにしといてあるの。それと、いくつか渡すものがあるわ。どんなことが出来る物なのかは、直接、頭に送り込むわ。」


 女神の手から白い魔法が放たれ、頭に説明が送り込まれてきた。



1.聖剣リューン…2000年前に、デミロデウスを打ち滅ぼした聖剣。大精霊の力を宿すことができるが、今は、大精霊の力を失っている。アイテムボックスに収納できる。勇者のみが装備できる。いくつかの技能スキルを持つが、勇者のレベルによって解放される。


技能スキル


・スラッシュ…剣を振った時に、半月状の斬撃を放つ。範囲距離3m、消費MP10。


・回転切り…剣を振って360度に斬撃を放つ。範囲距離1.5m、消費MP20。


・2段ジャンプ…ジャンプを2回繰り返す。高さ3mまで上がれる。


・急降下突き…ジャンプ状態から、斜めに突き切りする。(現在は、一部スキルがないため使用不可。)



2.聖なる鎧…銀色に輝く鎧。敵からのダメージを軽減し、HPが2/3になると、HPを1/3回復する。消費MP10。町に行く時は見た目を変えることが出来る。アイテムボックスに収納できる。勇者のみが装備できる。


3.聖なる盾…一部の敵の攻撃を弾く盾。弾けない攻撃には、ダメージを受ける。アイテムボックスに収納できる。勇者のみが装備できる。


4.世界地図…ジャスタニア大陸を映す地図。現在地、大精霊の住処(難易度別に色分けされている)、各国の市、町の場所を示す。腕輪型。アイテムボックスに収納できる。情報を記載する機能を持っている。


ラングスバーン国…シルティ大森林

リズバーン国  …???

エセルト国   …???

アズバニア国  …???

セルドニア国  …???

ベゼルタ国   …???


5.白い巾着袋…この大陸のお金が入っている巾着袋。白金貨10枚、金貨50枚、銀貨50枚、銅貨50枚。

アイテムボックスに収納できる。


銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨10枚で金貨1枚、金貨10枚で白金貨1枚。

お金の単位は、zl(ジル)


パン1つ、1zl

(銅貨1枚、日本円換算100円)


1zl… 銅貨1枚… 100円相当

10zl… 銀貨1枚… 1000円相当

100zl… 金貨1枚… 10000円相当

1000zl…白金貨1枚…100000円相当


6.ステータスプレート…現在のステータスが表示される。アイテムボックスに収納できる。



名前:フウタ・ミヤマ

職業:勇者

LV:1

HP:1000 (一般的なLV1の数値20)

MP:500 (一般的なLV1の数値10)

攻撃:800 (一般的なLV1の数値20)

防御:1000 (一般的なLV1の数値15)

竣敏:500 (一般的なLV1の数値10)


魔法:鑑定LV3、アイテムボックスLV3

技能:聖剣スキル、言語理解スキル、言語記入スキル



7.マリンリング…水中で、軽く身動きができ、呼吸も出来る指輪。アイテムボックスに収納できる。


8.偽装のネックレス…ステータスを任意に偽装することができるネックレス。アイテムボックスに収納できる。


9.妖精の腕輪…MPを込めると範囲5m、高さ4mの認識侵入不可の結界を貼る。大精霊の住処にも同じ結界が貼られているので、入る際には、中和するのにも使われる。消費MP100。アイテムボックスに収納できる。



「だいたいわかった。しかし、世界地図に他の大精霊の住処が表示されないのはなぜだ?」


「レベルが足りないのよ、あと、1つ前の大精霊を解放して力を得ないと表示されないわ。」


「なるほど。。。」


「ラングスバーン国の市街の外の草原に転移させるわ。一度、ラングスバーン市に入って、準備してから、大精霊の住処に向かって、世界地図を見れば、今のだいたいの位置が分かるわ。」


「あぁ、ありがとう。転移させてくれ」


「えぇ、あなたに幸あらんことを…。」


 こうして、颯太は、ラングスバーン国の草原に転移するのだった。

【あとがき】

お読みにいただき、誠にありがとうございます。

マイペース投稿になりそうですが、

頑張って投稿していきたいと思います。

応援よろしくお願いします。

カクヨムでも連載しています。

誤字脱字がありましたら、

コメントにてお知らせください。

自分のほうでも、シナリオ内容を

訂正させていただく場合がございます。

ご了承ください。

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