リンゴタウン 5
10話 リンゴタウン 5
ドゥバァーン!
見張りやぐらが、次々に吹っ飛んだ。
「なにが起こった!」
次は、ダイナマイトがある倉庫が爆発。
爆発の振動で坑道がゆれた。崩れはしないが、ボロボロと土塊が落ちる。
「お前らは坑道から、出るな」
と、言って出ていった監視官たちに、何事かと鉱夫たちがどよめいた。
坑道の出入り口前で慌てふためく男たち。
「うわぁ事務所が」
「いったい、なんだ! 誰の襲撃だ!」
2階建ての石と鉄の事務所が爆破で崩れ事務員らは逃げ出した。
「ウギァ!」
たいしたもんだハンナ。
ハンナの砲撃でパニくってる中、事務所に潜入し戦闘能力がありそうな奴をバチバチ、スタンガンで倒していった。
社長は何処だ。事務所から逃げたのか?
事務所から出たボクは、坑道から出てすぐにある井戸付近に集まった監視官どもに背にしたビームライフルで応戦した。
けっこう居るな。町の酒場に来てたのはこいつらだ。監視官とは言うがムチ持って鉱夫を働かせてるだけのチンピラだ。
銃は撃ってくるが、メチャクチャなとこに彈が飛んでいく。銃にはなれてないな。
しまったビームライフルが充電切れだ。
腰のバックから取り出したケーブルを持ち井戸の周りを走った。
ありがたい、ハンナのビーム砲が援護になり、井戸の周りにケーブルを張ることができた。
手榴弾で井戸を爆破し、あたり一面に水をはって。
「エレキング!」
「ヒイッ!」
井戸の周りに居た連中はほぼ感電して倒れた。
安心しな、死なない程度の電力だ。
うわた、銃撃だ。すぐに転がってたトロッコに隠れた。
あの三人だ。女の話をしてた奴らだ。
三人が小屋の方から撃ってくる。
援護射撃を頼もうと山の上のハンナを見ると腕でバツを作ってる。あっちも充電切れか。
仕方がない。あっちこっちの盾になりそうなトコに移動して銃弾を防ぎ。
奴らに近づいた。
片目の男が見えた。
見えるというのになんで眼帯してんだ。
奴の眼帯で見えない方の右側に周りに突進して脇の下に入ってスタンガン!
それを見て飛び出して来たスキンヘッドの男に片側のホルスターから飛び出すワイヤー銃を撃ち手にワイヤーが巻き付いた。
「ギャァァァ」
巻き付いた瞬間に電流が流れる銃だ。
ズキューン!
「おっと!」
あと一人骸骨みたいにやせた顔の男が。
「やるじゃねーか。今度は、はずさねーぜ!」
ダキューン!
男の広い額に穴があいた。
ハンナの援護?
倒れた男の後ろに銃をかまえた赤い髪の女が。
「あんた妙な武器持ってるね。動かないで、動いたらそこのガイコツ男みたいになるよ」
「わかった撃つな」
ボクはガンを置き手を上げた。
ズガーン!
井戸がまた爆破された。アレはダイナマイトの爆発だ。短髪の女がもう一本爆破しようと手に持つダイナマイトに火をつけようと。
「やめろ、今度は何処を爆破するんだ?!」
「何処にしょ~かな。あんたも派手にドカンドカンしてたじゃない」
「こっちは考えてやったんだ。そいつの振動で坑道が崩れたら中の連中が危ない」
「そうだ、ダイナマイトは危険だ!」
ボクに助言したのは、小屋に入れらた身なりのイイあの男。
そばにドレス姿の女が立っていた。
「収穫よジェーン。この人サム・カンパニーの社長さんよ。助けたお礼に1000レオーネくれるって」
「人質にして身代金要求して倍とってやろうぜ」
ダイナマイト娘が。こいつらは、あの。
「人質、身代金交換はリスクが大きい。社長さん一人に1000レオーネというのは? そのぼーやは関係ないわ。」
「払おう。事務所へ行かしてくれペンがあるはずだ小切手にサインする」
「なにがあったんだ。監視が死んでる」
「おい、帰れるぞ、町に帰るんだ!」
坑道から町の連中が出て来た。
「赤毛の姐さん、動いてもいいかな」
「まだ、ダメだ。おまえは何者だ。これだけの鉱山を一人で」
「一人じゃないわ」
ハンナがブラスター砲をかまえて登場だ。
「なんだよ、そのマルタみてーのは怖くないぜ、デカパンのねーちやん」
ハンナは、いまでいた山に向けブラスター砲を放った。
ズドーンっと山の上部が吹っ飛んだ。
ブラスター砲はまだ使えたのか。
その威力に目を丸くするダイナマイト娘。
「こっちが聞きたいあんたら何者よ。ジャンを自由にして赤毛さん」
ハンナは赤毛にブラスター砲を向けた。
「わかった」
「知ってるよ、君らはアウトローレディースだろ」
つづく




