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召喚先はおとなりさん  作者: 春雨ヌードル
8/12

結果全部おれのせい?

前回までの◯4はピッ、ピッ、ピッ、ピッ、じゃねぇよ!何なんだよ一体!?ハァ!?いくらなんでも異常すぎんだろ!?俺クラス(単身ハルマゲドンヤれちゃうよ♪最高記録は召喚先で即魔王捕捉。召喚者に確認後殺っておしまい♪はい、終了。能力の引き継ぎなくても魔力容量は変わらなかったので数多の経験で初期チート全開でやっちゃった♪)はヤッベ~よ!もし、暴走させようものなら地球なんて即消滅しちまうよ!

「なぁ、俺の魔力が異常に有るのはわかったが危険じゃないのか?早いとこ制御出来るように訓練して落ち着きたいんだが。それにひとまずはリミッターを掛けとかないと下手に魔力をどうこうするのも危険なんだろ?」

ヤッベ!そうだよひとまずはリミッターを掛けとかないと!

「悪い、余りに衝撃的すぎて混乱してた。冷静に考えれば当の本人が一番不安だよな。じゃあ早速リミッターをかけるから少し手伝ってくれ。具体的には今からお前の魔力に干渉するから何か負荷を感じても出来るだけ意識を外しておいてくれ。」

「分かった。上手くやれるかわからんがやってみる。」

スキル自体は簡単だからいいんだが、かなり制限がキツいな。取り敢えず一般レベルで制限かけて、後は少しづつ段階つけてひたすら練習だな。しかし、この量の魔力制限指定がキッツいなぁ。自分のは把握している分サクサクやっちまえるけど、他人でこの量なんて初見だしなぁ。自分と恐らくは同じ量の魔力かぁ。ぶっちゃけいざ外から見るとこりゃひどいな。今からの作業って海に小さな囲い作ってそれを何段かに分けるようなもんだからな。まぁ、最低ラインの制限さえ掛けちまえば取り敢えず危険なことにはならんだろう。後は訓練次第ってとこかな。そんな事を考えながらリミッターを掛けていく。

よし、一先ずはこんなもんだろう。しかし、

何て日だよ今日は。異世界召喚よりよっぽど気疲れしたわ。もし、異世界召喚だったら魔法なんて生活の一部だったりするから周りに危険がないように注意するだけでよかったんだが。ここは地球で魔法やスキルなんて、そんなものは異物でしかないからなぁ。

「よし、おわったぞ。何となく自分の中に仕切りがあるの分かるか?取り敢えず今の魔力は一般レベルで抑えてあるからそうそう不味いことにはならないと思う。」

「うん、なるほどな。コレがリミッターか。ちなみに事故か何かで突発的に外れるような事はないのか?」

「その辺は大丈夫だ。これって無意識下に作用してることだからむしろ意識してやらないと外すこと自体が出来ない仕組みだからな。」

「なら一先ずは安心ってことか。しかし、大概焦ったぞ、自分のせいでもしかしたら何かしらの被害が出ていたかも知れなかったからな。」

「全くだな、でも何で俺だけじゃなくてお前までそんなことになってんだろうな。今まで散々異世界召喚されてきたけど召喚者にそんなこと起こったことなんて無かったからな。」

「ん?お前は召喚される度にそんな魔力持ってたのか?」

「ん~そうだなぁ、気にしたこと無かったけどそうだったなぁ。」

そういえばどこの世界でも魔力だけはいつもこの量だったなぁ。

「なぁ、魔力はこの世界には存在しないはずなんだよな。」

「あぁ、異世界から帰って来てこっちで魔力は感じたことなかったな。」

「でだ、異世界には普通にその辺にあるんだよな?」

「そうだな、たまに魔力溜まりができたりする位にはな。」

「向こうの世界から帰ってくるときはどうしてたんだ?」

「送還魔法が大体あったなぁ。してもらったりされたりしてな。」

「それに使う魔力はどこから来てどこににいったんだ?」

「それは当然魔法の行使に消費されてるはな。ちなみにいつも大体俺の魔力使ってたな。送還ってバカみたいな魔力使うらしくてさ。溜めるのに時間がかかるって言われるんだけど俺の魔力使えば大体大丈夫だったな。」

「それって送還に全部使いきってるのか?余剰分はどうなるんだ?」

「もし余ってるなら空気みたいに拡散してんじゃねぇの?」

コイツ一体何がそんなに気になってんだ?

「仮説なんだが、異世界に召喚される場合、お前は魔力がない状態でそこにいるわけだよな?つまりお前の周りには魔力があるのにお前にだけないっていう云わば魔力の真空状態な訳だ。ならそこに魔力が急激に流れ込むんじゃないか?」

言われてみればそうかもな。それならいつもバカみたいな魔力が有るのも頷ける。はじめの頃は自分の魔力容量なんてそんなこと気にもしてなかったけど、真空状態にイキナリ流し込まれたら世界に対して平均になろうとして拡がってたのかな。それが当たり前って思いながらも魔力容量ってそれを繰り返して増え続けてたんだろうな。空気って平均になろうとするから魔力も同じってことかな?

「魔力容量のデカイ原因はそれっぽいけど今の状態何か関係あるのか?」

「それなんだが、お前が送還される度に余った魔力は逆にこちらの世界ではお前から外に吸い出されてたんじゃないか?魔力はこっちには存在しないから魔力に関してお前が真空状態じゃなくて周りが真空状態な訳だ、でも魔力はこの世界にはなく異物として弾かれ空気中に混ざることが出来ない。それが何度も繰り返されて一ヶ所に引き寄せ合い高濃度な魔力溜まりといったか?それになったんじゃないか?で、それからさっきの召喚事故が発生。その効果範囲に俺までいたせいでお前の魔力容量に引きずられて俺とお前に流れ込んだんじゃないか?」





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