あらやだちょっと何ですのん
それはある日常の始まり。
あ、また、、、、。
いやぁしかし、これで何度目なのか、全く飽きずによくやるよ。まぁ同じ人間がやるわけでも無し、仕方がないと言えばそうかもしれないけどさ。いやホントに困ったものだね。
しかし慣れとは怖いもので最早ただの流れ作業のような感覚である。というよりはただの挨拶のようなものになってしまった。
考えてみてほしい。日常生活においてアラームをランダムに設定して予期せぬタイミングで突然作動、しかも毎回解除方法も違えばボリュームも違う。それが意識をはずした瞬間に当然のようにやって来る。しかし、それを何度も繰り返せば最早それは日常生活の一部である。
日常の中の些細な出来事。そんなものになっていく。そりゃぁさ、慣れない内はビクついたり焦ったりもするだろうし対処しきれずに呆然とすることもあるだろう。しかしまぁね、そこは慣れと言うか耐性と言うかそんなものができてしまうもので。
まぁ何が言いたいかと言いますとその「日常生活」という枠の中に俺個人についてはなぜだかいつも突然やって来る「異世界召喚」が含まれているわけでして。
まぁつまり今回もその「召喚」が今しがた行われた訳でありまして。
しかし、今回の召喚は大分マシな方だな。意識もあるしやたらと眩しくも無ければ不快感もない。何よりちゃんとした「床」だ。
何が言いたいかと言いますと数をこなせばいろんなパターンがあるわけでして。例えば「ヴウォッ!」て感じで吹っ飛ばされるような感覚と割りと半端無いGを感じなから意識が吹き飛んで目覚めると硬い石畳の上(当然表面のザラついたお肌とか傷付いちゃうヤツ※軽く血だらけ)知らない人(あ、更に酷いと名伏しがたいお姿でナチュラルにSAN値削ってくるスタイルの方も居ました。ちなみに中身はメッチャ良い人、ん、人?)に囲まれて何言ってんだか解らない言葉であーだこーだ言ってくる。終いには何故か護衛みたいなヤツがメッチャキレて来てイキナリヌッコロばされそうになったりもあったなぁ。あれ?おかしいな、急に目から汁が。
それはさておき。あぁ、今回は一体どんな面倒事に巻き込まれるのやら。平穏よサラバ。またいつか帰る日を夢見ていっちょやってみますか。
そんなことを考える日がボクにもありました。
何やら見慣れた風景、というよりさっきまで俺ここにいたよね?っつーか、
はぁっ!?NA☆N☆DE俺の目の前にお前がいんの!?
そう、召喚先は事もあろうか我が家のお隣。幼馴染の自室でしたとさ。
あれ?ん?ん゛~ん!?