56話 噂、以上の酷い有り様
※村の人の性格がちょっとアレ系です。
不愉快な思いをさせてしまうかもしれません。
ご注意ください。
アルジージャに到達した俺たちは、その光景に唖然とした。
「……暗い」
まだ村に入る前だというのに、はっきりと分かる。
村全体がどんよりと濁っていたのだ。
いや、田舎の村だ。空気が濁っているわけではない。
ただ……村全体が放つ雰囲気が、よどんだ水溜まりの底のように、濁っているような気がするのだ。
村の入り口である木製のゲートは何年も放置されていたようで、木の皮は剥がれ、風雨で朽ち果てかけている。
「立地のせい……ですかね?」
村を遠目に眺めて、ルゥシールがそんなことを言う。
アルジージャの村は、カジャの管理するミスリル鉱山がある山脈の、丁度真下に存在していた。
村の奥にはとても高い崖がそびえ立っている。
村の一辺を山に守られている格好だ。
山のふもとに広がる村、というよりかは、崖に沿うように村を作ったという感じだ。
なんだか、世界から身を隠すように存在しているみたいだ。
「ワタシとは一緒にいない方がいいかもしれないな」
俺の肩を押し、テオドラがそっと俺の背から降りる。
俺たちの視線を一手に受けたテオドラは、少しばつが悪そうに苦笑を漏らすと、「少しいざこざがあってな……印象が良くないはずだ」と、呟いた。
オイヴィを探し回っていたテオドラは、カジャの真下に位置するこの村にも訪れていた。
その際、村の中を調べさせてほしいと訴えたことで、村人から快く思われていないのだという。
まぁ、誘拐犯の疑いをかけられたと思われたのなら、仕方のないことかもしれないが……
「いや、一緒に行こう」
「しかし……」
「別行動を取って同じ轍を踏まないとも限らんし……何より」
俺はテオドラの肩に手を置いて、目を見つめて言ってやる。
「仲間を一人残して行けるかよ」
「そうですよ、テオドラさん!」
「……もうすぐ日が落ちる。夜は、危険」
「君たち……」
強張っていた表情がふと緩む。
テオドラも、不安なのだろう。
そばにいることで、救われることもあるはずだ。
「行くぞ」
俺の号令に、全員が頷く。
もちろん、テオドラもだ。
日は傾き、間もなく夜が来る。
車輪の軸も見たかったが、まずは宿を取ることが先決だ。
俺たちは一塊で、村の入り口に向かって歩いていった。
「お前たちを村に入れるわけにはいかない」
村のゲートを守る三人の兵士に、俺たちは入村を拒否されていた。
年老いた兵士は、造りの荒い鎧と槍を装備し、威嚇するように槍の切っ先をこちらへと向けている。
全員が老兵だ。が、熟練度は低そうだ。
この程度のヤツなら一瞬で叩き伏せられるだろうが……どうしたものか。
「カジャのスパイめ! 今すぐ立ち去らねば、この槍の錆にしてくれるぞ!」
ジジイがいきり立って槍を突きつけてくる。
すでに錆びきっている槍の錆にするって、なんの冗談だよ?
「ワタシは確かにカジャから来たが、彼らは違う! たまたまこの先の崖で出会っただけだ!」
「黙れ! スパイの言うことなど誰が信じるか!」
がたがたの前歯が飛んでくるんじゃないかと思うほど、ジジイが声を張り上げる。
もうすぐ日が沈む時間だというのに、元気というか、近隣迷惑を顧みないというか……
「カジャはワシらからすべてを奪った! これ以上、何を奪おうというんだ、この鬼畜どもめ!」
「人面獣心!」
「ろくでなし!」
「醜い餓鬼畜生が!」
出るわ出るわ、罵詈雑言の数々。酷い言われようだ。
こりゃ、キャラバンの連中が敬遠する理由が分かるな。
なんだっけ? 被害者意識が酷いんだっけか?
「カジャに奪われた物ってのは、一体なんなんだ?」
叫ぶジジイの言葉をすべて無視して、俺は極めて冷静に声をかける。
とにかく、話し合いのフィールドを作らなければらちが明かない。
だというのに……
「すべてはすべてだ!」
「言葉が分からんのか!?」
「これだから畜生は!」
あぁ……こいつらダメだ。
宿も車輪の軸もすべて諦めてやろうかと思いかけた時、村の奥から複数のお供を引き連れた老人が歩いてきた。
雰囲気からして、この村の権力者なのだろう。
老兵共も、その老人に気が付くと口を閉じ、姿勢を正して道を開けた。
「何者じゃ?」
俺たちの前に来るなり、不躾な質問をしやがる。
この村は、権力者からしてこんな有り様なのかと、辟易する。
が、ここは我慢だ。
「俺たちは旅の者で、ここに来る途中で馬車が壊れてしまってな……それで、車輪の軸が手に入らないかとこの村に立ち寄ったのだ」
テオドラ一人にあの拒否反応だ。キャラバンのことは伏せておいた方がいい。
そして、俺たちがカジャを目指していることもな。
「……ふぅん」
失礼極まりない、値踏みするような視線を隠すそぶりも見せずに向けてくる。
こいつは、その年齢になるまで何を学んできたのだろうか?
「その女との関係は?」
『その女』と、テオドラを顎で指す老人。……こいつはまだ己の名すら名乗っていないのだ。
こいつが村長なのか、長老なのか、外交官なのか、まるで見当がつかない。もしかしたら、近所のでしゃばりジジイという可能性だってある。……誰なんだよ、お前は。
「こいつとは、向こうの崖の下で出会ったんだ。途方に暮れていたところ、近くに村があると教えてくれて、親切にここまで案内してくれたってわけだ」
「ふん……親切ね」
いちいちムカつく物言いをする。
性根が曲がりくねって腐れ落ちているとしか思えない。何がそこまで気に入らないんだ。
「その女を信用するのはやめた方がいい。カジャの関係者は例外なくクソじゃ!」
『クソ』と言われ、テオドラが顔を歪める。
俺も思わず殴りそうになった。が、そこでフランカが一歩前へと進み出た。
「……やはり、カジャは信用出来ない町、ということね」
突然何を言い出すのかと驚いていると、フランカが自身の唇を指さし、ぱくぱくと開閉してみせる。
……キスして?
『……違う』
突然、フランカの意識が俺の視界に飛び込んでくる。
あぁ、思考を文字列に変換するからそれを読み取れと言うことか。エイミーの得意技だな。
俺は割と苦手なんだが……
なるべく手短に頼むぜ。
『……この村は何かを隠している。頑なに入村を拒んでいること、特に、テオドラの再入村を嫌がっている節が見受けられることから、この村に例の鍛冶師がいる、もしくはそれに関連する何かが隠されている可能性が高い。腹の立つ老人共ではあるが、ここは老人共に話を合わせて入村するべきだと考えられる。そのためには、カジャと対立する立場を装い、彼らの嫌がることを撤廃、逆に彼らが喜ぶような人物を演じるのが得策。嘘も方便という。適当に話を合わせて入村許可をもらい、深夜になったら村を調べることを勧める』
物凄い量の情報が俺の視界を通って脳へと伝達されていく。
つまり、要約すると…………どういうことだ?
「悪い、もう一回」という思いを込めて人差し指を立ててみせると、フランカの額に青筋が浮かび上がる。分かりやすく怒り顔になり、とても分かりやすい言葉を送ってきた。
『……ジジイを騙して村に入れ!』
了解だ。
「……テオドラの言った通り、あの崖から危険な鉱石が不当に投棄されている可能性がある」
そう言って、フランカは村の最奥にそびえ立つ断崖を指さす。
「……彼女もまた、カジャの悪事の調査を国から依頼された者。私たちとは違う機関の人間だが、協力することで同意を得た」
淡々と進むフランカのでっち上げ設定を聞いていた老人の眉根が寄りシワを深くする。
「国? その女は、ブレンドレルの犬か?」
「……違う。ブレンドレルを攻めようと目論む、別の国。詳しくは話せない」
老人の物言いに、ブレンドレルも恨みの対象だと見抜いたフランカが咄嗟に新しい設定を構築していく。
こいつ、詐欺師の素質あるんじゃねぇのか?
「ほぅ。ブレンドレルを攻めるか……面白いな」
初めて、老人の顔に笑みが浮かぶ。
……そんなに嫌いか、お前が今いるこの国が。
「ブレンドレルのクソ野郎どもは、ワシらがこんなにも虐げられている現状を十年にわたり無視し続けてきた憎むべき相手じゃ。滅ぼしてくれるならありがたいわ」
今の発言だけで、この村が滅ぼされても文句言えないんだぞ?
立場を弁えない老人は、フランカの話に気分を良くしつつあるようだ。
まぁ、こんな辺鄙な村なんぞ取るに足らないと放置されているのが関の山だろう。
関わるだけ馬鹿を見そうだしな。
「……そういうわけだから、調査に協力をお願いしたい」
フランカが一気に核心に迫る。
と、さっきまで機嫌よく笑っていた老人の表情が再び険しくなる。
「そいつはダメじゃ。お前さんの言葉が信用出来るという証拠もないしの」
頑固なジジイは問答無用で切り捨てていいという法律ってなかったっけ? ……なかったか。
「……そう。無茶なお願いをしてすまなかった」
淡々と言い、フランカは頭を下げる。
まるで温かみのない、魂の宿らない人形のような所作だった。
「……ではせめて、一晩だけ村への滞在を許可してほしい。あなたの指定した宿に入り、朝になるまで外には出ない。そして、翌朝一番でここを出て行く。……どう?」
フランカの出した条件に、権力者らしい老人は唸り声を上げて考え込む。
と、老人の背後から別の老人が近付き、何やら耳打ちをする。
権力者らしき老人を取り囲む老人共……あぁ、ややこしい……お連れのジジイ共はニヤニヤとした目でこちら……ルゥシールを見ている。主に、その胸元を。
耳打ちをされていた老人も、「ほぅ」と気味の悪い息を漏らし、一度ニヤリと笑うとルゥシールへと視線を向けた。
「な、なんなんでしょうか? ……ちょっと、気持ち悪いです」
ルゥシールが怯え、俺に身を寄せる。小声で漏らした言葉はきっと本音なのだろう。
にやけたジジイなど、気持ち悪い以外の形容詞が思い浮かばないもんな。夢に見そうだ。
「よし分かった。今晩だけ、特別に許可をしてやろう」
非常に胡散臭い。
何を考えているのか、もはやバレバレだ。
「そっちの女も、特別に入っても構わんぞ?」
「え…………か、かたじけ、ない……?」
テオドラにも許可が下りる。が、テオドラは素直に礼を述べるべきかを迷ったのだろうな、変な疑問形になっていた。
「ただし、こちらからも条件がある」
ジジイはニヤリと笑い、俺に向かってこう言った。
「武器はすべて没収させてもらう。……もちろん、服もだ」
ルゥシールたちが息を呑む。
服の裾を押さえ、胸を隠すように体を斜めに向ける。
テオドラも嫌悪感を隠しもせず顔を歪めている。
フランカは、流石と言うべきか、辛うじて表情を崩さずに堪えているようだ。しかし、手が微かに震えている。……頭に来てるんだろうな。
「……裸で、村に入れと?」
必死に冷静でいようという努力が、声に現れている。
フランカはすごく頑張っている。
それに対し、老人共は一層ニヤケた面で舐めるような目でウチの女性陣を見ていやがる。
「まさか。代わりの服は我々が用意してやる。心配はいらん」
と、非常に心配になる言葉を残して、老人は村の奥へ向かって歩き始めてしまった。
ついて来いと言うことか。
こちらには考える時間も与えないつもりか。
なんなら、こんな村に入らなくてもいいくらいの気持ちでルゥシールたちへ視線を向ける。
ルゥシールは不安そうな表情ながらも、視線が合うとはっきりと頷いた。
大丈夫という合図だ。
フランカも、そしてテオドラも明確な首肯を返してくる。
こいつらに覚悟があるのなら……
「行くぞ」
「はい」
短く言って歩き始める。
「だが……いざとなったら、俺はこの村を破壊することを厭わない」
鍛冶師がいるかもしれない。
何か手がかりがあるかもしれない。
そんな可能性のために、こいつらを危険に晒す気など、俺にはない。
あまりに調子に乗った態度を取れば……村の一つや二つ、焼き尽くしてやる。
「もしそうなりそうな時は、わたしも全力でサポートしますね」
そう言ってほほ笑むルゥシールの顔は、心なしか柔らかく見えた。
「さっさと歩け!」
槍を構えた老兵が、切っ先で俺たちを追い立てる。
……有事の際は真っ先に叩き潰してやるからな。と、心で思いながら、俺たちは村へと足を踏み入れた。
村の中は、上手く言葉に出来ないが……なんだか酷い匂いがした。
ド変態が。
「あ、あぅ……ご主人さん…………これは、流石に、ちょっと……」
「く、くぅ……我慢だ、我慢するのだワタシ…………だが、これは……」
村の奥に位置する村長の家へと連れてこられた俺たちは、そこで武器と服をすべて奪われ、代わりに用意された衣服に着替えた。
俺の服はいたって普通の服だったのだが……
「ぬ、布が……ほとんどありません」
「それに、妙に薄くて……透け…………」
女性の着替え用に開放された奥の間から出てきたルゥシールとテオドラが身に着けていたのは、服と呼んでいいのか、一瞬迷ってしまうようなものだった。
肩も腹も丸出しで、太ももも半分以上が露出している。胸元は大きく開かれており、これでもかと谷間が顔を覗かせている。
そんな二人を、部屋に詰めかけたジジイ共がニヤニヤと眺めていやがるのだ。
……全員の目を潰してやりたい。
「それが、この村の娘が着る普通の服じゃ」
村長のウジン……ようやく名乗りやがった……が、いやらしい顔つきでそんなことを言う。
詰めかけた者の中に娘がいないため、その言葉の真偽を確かめるすべはないが……まぁ、嘘だろう。
見渡す限り、ジジイとババアしかいない。
どいつもこいつも、眉間と鼻の頭に深いシワが刻まれている。
四六時中しかめっ面をしている証拠だ。
「おいっ! なんだこいつは!?」
その時、奥の間から男の怒号が聞こえてきた。
奥の間では、まだフランカが着替えているはずだ。
焦って視線を向けると、ルゥシールたちと同じような服に身を包んだフランカが、一人のジジイに突き飛ばされるようにして出てきた。
勢い余って床に倒れるフランカ。……の、野郎!?
「……平気」
思わず殴りかかりかけた俺を、フランカの声が制する。
ジッと俺を見つめ、騒ぎを起こすなと瞳で訴えてくる。
……くそ。
ただし、フランカを突き飛ばしたジジイの顔はしっかりと記憶した。
「大丈夫か?」
「……うん」
俺は倒れるフランカに歩み寄り、そっと助け起こす。
その際、ちらりとも下着や胸が見えないように配慮しながらだ。
「テメェら、騙しやがったな!」
フランカを突き飛ばしたクソジジイが、顔を真っ赤にして怒鳴り散らしている。
……騙した? 何かぼろを出したか?
しかし、クソジジイの怒りは、俺の想像の斜め上を言っていた。
「なんだよ、その胸は!? ぺったんこじゃねぇか!」
隣で、フランカが静かにキレている。
確かにフランカの胸はぺったんこだ。それは認めよう!
だが……そんなことで怒鳴り散らしているのかこのクソジジイは?
意味が分からん。理解出来ん。
しかし、クソジジイの言葉を聞いた周りの老人共が、そろって顔を真っ赤に染め上げたのだ。
そして、堰を切ったように一斉に、フランカに向かって罵声を浴びせ始めた。
「なんて醜い体だ!?」
「恥を知れ!」
「悪魔め!」
「ぶっ殺してやろうか!?」
言い過ぎだ……
マジで、ドン引きだ。
……なんなんだ、こいつら? 狂ってやがる。
「またワシらのもとに悪魔を呼び寄せるつもりか、呪われた胸め!」
村長のウジンがフランカに向かって杖を投げつけてきた。
ぶつかる前に、俺がそれを叩き落とす。
異常だ。
……もう、キレていいよな?
「…………テメェら、いい加減に……」
「……待って」
またしても、フランカが俺を止める。
顔を見ると、今にも泣きそうな目をしていた。
なのに、唇はキュッと力強く結ばれている。心は折れていないというように。
『……この反応は異常。「また悪魔を呼び寄せる」という発言からも、老人共の過去に何かしらトラウマになるような出来事があったのだと推測出来る。それは、とても重大な事柄のような気がする…………聞き出しておきたい』
フランカは冷静だ。
けれど……女の子だ。傷付いていないわけがない。
俺はどうするべきだ?
こんな村、すぐにでも焼き払ってやれるのに……
『……【搾乳】。耐えて』
そんな目で見るな。
そんな目で言われたら、逆らえないだろうが。
俺は両手を上げて降参の意を表する。
ここは、フランカの思い通りにさせてやろう。
だが俺は、我慢はしねぇぞ。保留にするだけだ。
きっちり、蓄積していくからな……
冷静で思慮深いフランカに感謝することだな。
『……老人共……いや、村人のほとんどが胸の小さ………………控えめな娘を嫌っているように見える』
なんで言い直した?
小さいでいいんじゃ……
『……黙れ』
うっわ、めっちゃ怖ぇ。
冷静なフランカさんはいずこへ?
『……なんとか、この怒りを鎮めなければ……けど、どうすれば…………』
な~に。簡単な方法がある。
『……まさか、私を巨乳にする魔法があるとか?』
はっはっはっ、無茶言うなよ。
『………………』
お、おい。
意思伝達で無言とかやめて。なんか怖いから。
要するに、『胸の小さ……』
『……「なだらか」!』
…………『胸のなだらかな娘』ではないと思わせればいいんだろう。
なら、方法は一つだ。
「ちょっと待て!」
俺は大声を上げ、ギャーギャー騒ぐジジイ共を黙らせる。
そして、フランカの肩を抱き寄せる。
「……えっ!? えっ!?」
フランカが戸惑いの声を上げるが、今は無視だ。
このジジイ共を黙らせるのが先決だ。
「テメェら、勘違いしてんじゃねぇよ!」
そして、俺は、声の限りに叫ぶ。
この状況を打破する、究極の言葉を。
「こいつは俺の『弟』だ! こんな胸が平らな女がいるわけないだろうがっ!」
静寂――
夜の闇に飲み込まれそうな錯覚に陥るほどの、無音の世界。
「……ふ、ふむ。確かにのぅ」
そして、漏れ聞こえてくる納得の声。
どうやらジジイ共は俺の言葉を信じたようで、これ以降、フランカに対する罵詈雑言はピタリとやんだ。
やったね。
どんなもんだ! と、振り返ると…………
「…………さすがだね、『お兄ちゃん』……っ!」
物凄い怖い顔をしたフランカがいた。
冷静で思慮深いフランカなんて、どこにもいない。
どこにも、いなかったんだ……
ご来訪ありがとうございます。
今回の話は割とフランカ回かもしれません。
なんとなく、まだメンバーに馴染んでいないように感じたので、
フランカさん推しです!
フランカを書いていると、
つくづく思うんです……
ちっぱいもいいよネッ☆
怖いことは言うけど、暴力はなしな方向へ修正していきますので、
どうかひとつ、フランカさんのこともよろしくお願いします。
ルゥシールの出番は、もう少しだけお待ちください。
村の人がちっぱいに過剰反応を示すのには理由があります。
決して私がちっぱい糾弾主義者なのではなく!
ちっぱい好きですよ。
大好きですからねっ!
全国300万人のちっぱい女子たち!
わたしは皆さんの味方です!
もしウチの壁にちっぱいが付いてたら朝夕欠かさず揉むレベルですっ!
ちっぱいストラップが売ってたらケータイにつけて電車移動の間ずっともにゅもにゅしているレベルですっっっ!
…………一体、私は何を言っているんだろう? こんな年の瀬に。
何かと忙しない師走ではありますが、
みなさま、自分自身を見失わないように気を付けましょう。
というわけで、
次回もよろしくお願いします。
とまと
 




