124話 魔界へ
次元の穴を通り抜けると、魔界の上空に出る。
そして真っ逆さまに落ちていく。これが、初めて魔界へ来た人間に対する魔界の洗礼だ。
「お、おニィちゃん!? 落ちっ、落ちてるよ!?」
シルヴァネールが俺の体にしがみ付く。
だが、慌てる必要はない。
腕を伸ばし二度大きくバタバタと振ると……地面から長い蔓が伸びてきて俺の腕に絡みつく。
そして、その蔓に引き寄せられるようにして、俺とシルヴァネールの体は魔界の表層を覆う森の中へと引き摺り込まれた。
「にゃっ!? にゃにゃにゃっ!?」
お、やっぱり同じ環境で育っても性格は違うもんなんだな。
ルゥシールなら、こういう時、きっと「にゃぁあああああっ!」と長く鳴く。
そんなことを考えていると、自然と笑みがこぼれた。
「むむっ! 今笑ったでしょ!?」
「あ、いや。ふふ……」
「もぅ! おニィちゃん!」
体が一回り小さくなったせいもあり、シルヴァネールは一層幼く見える。
最初に出会ったころの、無理のある大人びた仕草も、今ではすっかり影を潜めている。
「着地の時、ちょっと衝撃が来るから身構えておけよ」
「え? あ、うん!」
そう言っている間に、俺たちは蔓に引っ張られるようにして、森に咲く巨大な花の花序にぼふっと着地する。肌触りはふわふわのスベスベだ。
「……ほゎぁ……きもちいい……」
シルヴァネールが思わず頬ずりしてしまう様な、実に心地いい感触。
この花のおかげで、魔界に来た人間は全員無事に着地できるのだ。
上空で手をばたつかせる者を掴まえて着地を助けるこの花は、魔界にのみ生息している。名前はないらしく、「クッションの花」なんて、そのまんまの呼ばれ方をしている。
「さて……あいつらは無事に着地できたのかな」
脳裏をよぎるのは、直前に別れた仲間たちのことだ。
…………一言、言っておいてやればよかったかな?
ま、たぶん大丈夫だろう。
「――っ!? おニィちゃん!」
突然、シルヴァネールが髪を逆立たせる。
全身から汗が拭き出し、クッションの花から飛び降りて身構える。
警戒の構えだ。
俺たちに向かって凄まじい速度で接近してくる者がいる。
そいつは、有り得ないような魔力を惜しげもなく放出させ続けている。
俺の目にもだくだくとあふれ出ている魔力が映る。
「変身を……っ!」
「あぁ、しなくていい、しなくていい」
ったく……
住処で待ってるって言ってなかったっけ?
「お出迎えご苦労だな、お袋」
「マー坊!」
振り返り切る前に、物凄いスピードで突っ込んできたお袋に抱き付かれた。
無駄に豊満な胸に顔が埋まる。
小柄なお袋は、俺の首に抱き付くと足が宙に浮く。子供みたいにぷらぷらさせている。
「ガゥ……ル、テリオ?」
「よぉ! ようこそ魔界へ! よく来たなシルヴァネール」
「こっちはドラゴン娘じゃないんだな」
「ん~? あぁ、だってさぁ」
お袋はキスでもするのかと思うほどに顔を近付けて、俺の頬をつんつんと突く。
「可愛い一人息子を取っちまいそうな嫁候補に、可愛いヤキモチを妬いちゃうのが母親ってもんだろうよ?」
「いや、別に、まだ、そうと決まったわけじゃ……」
「ん? 違うのかい? 脈なしかい? 有り得ないかい?」
「いや、有り得ないってことは……!」
「へ~。じゃあどういう関係なんだっていうんだい? ほれほれ、言ってみ?」
「だぁ! うるさいっ!」
「あっはっはっ! ムキになるのは認めちまってる証拠さね!」
えぇいくそ! 俺が口を開く度にお袋の顔がニタニタしていく。忌々しい。
「さぁ、冗談はこれくらいにして」
やっぱ冗談なのかよ……くそ。
「とりあえず帰るか! 魔界で取れるマカイモを煮っ転がしてあるんだ! お袋の味だぞ? 嬉しいだろ?」
「……念のために聞きたいんだが、何で煮っ転がした?」
「細かいことを気にするんじゃないよ!」
「言えないもので煮込みやがったな、テメェ!? 何で煮っ転がした!? 言え! 今ここで言いやがれ!」
下手な口笛を吹くお袋。
こいつは料理なんて器用なものが出来るヤツじゃないんだ。
たぶん、『煮っ転がし』って言葉が言いたいがためだけにありもしない料理をこの世に誕生させたに違いない。
沼の水で煮っ転がしたとか、猛毒スライムで煮っ転がしたとか、そのレベルの悪ふざけに違いないのだ。
俺の覚えている『お袋の味』ってのは、もれなく苦かった。毒の味だ。
有り得ないものを無理矢理俺に食わせて、俺が悶絶する様をお袋が爆笑して見ているというのが、魔界で俺が経験してきた食卓の風景だ。
帰って来て真っ先に食いたいわけがない!
「冗談だよ、マー坊。久しぶりの里帰りだからね、ちゃんと水で煮っ転がしておいたよ」
「味付けろよ!」
「真水なのに!?」
「真水だから言ってるんだよ!」
なんで驚かれているのか、理解が出来ない。
「じゃあ、もう、飯は後回しだ! お前たちをたっぷり可愛がってやる!」
お袋は俺の体にしがみ付きながら、俺の髪の毛をわっしゃわっしゃと掻き乱す。
「なんでそんなにテンション高いんだよ!?」
「当り前だろう!? 分身で会話は出来たが、本体で会うのは久しぶりなんだ。お前に触れられるんだぞ? そりゃテンションも上がるってもんさね!」
興奮状態のお袋は、縮こまるシルヴァネールを見るや、今度はそちらへと飛びかかって行った。
「にゃにゃにゃっ!?」
「これが、魔界式の歓迎の仕方だ!」
シルヴァネールを抱きしめ、頬ずりを繰り返す。
お袋よ、デマを広めるな。
シルヴァネールはお袋から溢れ出て来る桁違いの魔力に体がすくんでいる様だ。
まぁ、最強の魔神だからな。抑えていてもその魔力を隠すことは出来ないだろう。
普通に生活しているだけで世界を壊してしまいそうな、そんな魔力を持っているのが、ウチのお袋だ。
そうならないために、お袋はいつも複雑な模様の刻まれた腕輪を両腕に付けている。
これで、魔力が体外へ漏れ出るのを抑え込んでいるのだ。
そうまでしなければならないほど、お袋の魔力は大きい。
そして、その魔力を必死に抑え込まなければいけないほど……魔界は狭いのだ。
魔力は強力なエネルギーだ。
強過ぎる力は、必ず不幸をもたらす。
魔力はそこに棲む者に影響を与え、その環境に影響を与え、……いつか暴走する。
そう。
古の遺跡で行われた召喚魔法の研究の影響で魔力が付近の森へ溢れ出し、オルミクルの子供たちに影響を与えたように。
そこに棲む生き物を狂暴な魔物へと変化させたように。
お袋の魔力は、こうして抑えこんでおかなければやがて魔界中を満たし、そして魔界を破壊してしまっていただろう。
俺が次元の穴の結界――魔法陣を破壊したかった理由はそこにある。
お袋が魔界にいる以上、魔界は崩壊の危機に直面し続けているような状態であり、そうなればお袋を狙う者も現れる。
お袋に限って、身の危険なんてものは心配する必要もないのだろうが……お袋が戦闘モードに入れば、その分魔力が多く漏れ出てしまう。それではダメなのだ。
まぁ、もっとも。お袋にケンカを売ろうなんてバカは、いよいよ魔界が危険に晒された時でもない限り現れないだろうけどな。
よほどのバカでもない限り、力の差が分からないわけがないのだ。
腕輪で抑えてなお、魔界で一番の魔力を誇る魔神。
ガウルテリオは、他の魔族とは住む世界が違う、別格の存在なのだ。
だからこそ……マウリーリオは魔界へと攻めてきたのだ。
魔界の崩壊を避けるため、お袋は次元の狭間に穴を開け、そこから魔力を外の世界へと流し出した。
その魔力は、瞬く間に人間界を浸食し、人間たちは魔族によって恐怖を与えられ、絶望を強いられた。
魔界を守ろうとして取った行動のせいで、人間界を苦しめていた。
お袋がそれを知ったのは、マウリーリオが魔界へ攻め込んできた時だ。
マウリーリオの話を聞き、お袋は次元の穴に結界を張ることを了承する。
その代わり、マウリーリオには魔力を抑える腕輪を作らせて、それで二つの世界に平穏が取り戻されたのだ。
そうなのだ。
別にお袋はマウリーリオに負けたわけではないのだ。歴史上では、激しい戦いの上、マウリーリオが魔神を打ち倒したことになっているけどな。
まぁ、マウリーリオがお袋と互角の戦いをしたってとこは間違いじゃないんだけど。
とにかく、お袋の悲願でもあった『世界を滅ぼす魔力』を抑えることができるようになり、お袋は大変喜んだのだ。
魔界に蓋がされ、魔法の貸与を約束してでも、お袋はその力を抑えたかった。
中には反発する魔族もいたが、お袋に表立って反抗出来る魔族はおらず、魔界は一応の平穏を手に入れた。
当然、お袋の考えに反発する者も少なくはない。だが、お袋に挑むような度胸がある者は少ない。ほぼいないと言ってもいい。
結果的に、魔界を抜け出そうとする魔族が増えてしまった。
ラ・アル・アナンやカラヒラゾンのように、人間界で暴れるヤツは、お袋に反発している勢力だと思って間違いない。ヤツらは人間界に自分の居場所を作ろうとしたのだ。
ミーミルみたいに、今の魔界が気に入っているヤツもいるんだけどな。
そうやって、千年もの間、魔界と人間界は薄氷の上の平和を享受していた。
しかし……
「魔力の漏れが激しくなってないか?」
腕輪は、お袋の魔力を抑えきれなくなり、また魔力が漏れ始めていたのだ。腕輪には、大きな亀裂が走っていた。以前からあった傷がさらに大きくなっている……
次元の穴はどこにでも空けられるものではない。
結界が張られたままで腕輪が壊れてしまえば、魔界はお袋の魔力に飲み込まれ、滅亡する。
それで、俺は次元の穴の結界を破壊しようと思ったのだ。
それが、俺の旅の始まりだった。
「マウリーリオの子孫の……なんて名前だったっけね?」
「ポリッちゃんだ」
「あぁ、そうそう。そのポリッちゃんがな――」
ポリッちゃんが魔界でも定着した瞬間だ。
おめでとう、ポリッちゃん。
「新しい腕輪を作ってくれるって言っていたから、まぁ、それでまた魔力を抑えることは出来るだろよ」
「もう魔力を抑えるのなんかやめて、放出していいんじゃないか?」
魔力の影響が出たところで、今なら俺やポリメニスが対処出来る。
いつまでもお袋が我慢することはないんじゃないだろうか。
「受け皿の無い力は歓迎されないものさね。行き場のないものは吐き出すべきじゃない」
お袋の意志は固いようだ。
行き場のない力、ね。
「だけどね」
にんまりと笑うと、お袋はシルヴァネールの小さな体をギュッと抱きしめた。
「今回はちょっとばかり魔力を大量消費できそうだよ」
抱きしめられたシルヴァネールは目を丸くしている。
……何をするつもりだ?
「この娘に、あたしの魔力を分けてやるのさ。力を使い過ぎて縮んじまってるんだろ? その使った分をあたしが補ってやるのさ」
「出来るのかよ?」
俺にならともかく、シルヴァネールにそんなことが出来るものなのか?
魔力の譲渡、借入が出来る者は数少ない。
「シルヴァネールは、俺みたいに魔力を受け入れられる体質じゃないんだぞ?」
だからこそ、力を使うことに躊躇いが生まれているのだ。
力を使い切れば、その先に待っているのは消滅だから。
「あたしを誰だと思ってるんだい? まぁ、時間はかかるだろうが、これまでこの娘が失ってきた魔力分くらいは回復してやれるさ」
それで、シルヴァネールを連れて来いと言っていたのか。
「だってよ。よかったな、シルヴァネール」
「…………うん。それが本当なら、凄く、嬉しい」
「本当だって言ってるだろう? まぁ、論より証拠さね。今からウチに帰って、さっそく取り掛かろう。三ヶ月丸々、あんたに付きっ切りで回復してやるからね」
「うん!」
シルヴァネールの顔に、希望の色が浮かぶ。
力を取り戻すことが出来れば、ルゥシールを助けに行ける。そう思っているのだろう。
だが、ちょっと待ってほしい。
「お袋がシルヴァネールに付きっ切りってことは、誰が俺の修業を見てくれんだよ?」
俺は、三ヶ月の間に新たな魔法の使い方を見出さなくてはいけないのだ。
基本的なレベルアップも図りたいし……
「なに、そこは問題ない。お前の師匠になってくれる奴はちゃんといるよ」
「そうか。それなら安心……」
「魔界中にね」
「………………は?」
なんだか、嫌な予感がする。
お袋が、ニヤリと、悪魔的な黒い笑みを浮かべる。
「今から一人で魔界を回って、全部の魔神と契約し直しておいで。魔法陣なしでも力を借りられるようにね」
「い、今から、一人で魔界を回れってのか!?」
「あぁ、そうだよ」
「昔、五年かけてやったことを、三ヶ月でやれってのか!?」
「あの頃、あんたはこんなちっさいガキだったじゃないか。 成長した今なら三ヶ月でおつりがくるんじゃないかい?
アホかと問いたい。
魔神ガウルテリオに連れられて五年かかったのだ。
俺単独でなどと……無事に一周できるかも怪しいわ。
それに狭いといっても、それは人間界に比べての話であって、徒歩で軽く回れるようなものでは到底ない。魔神にしたって、有力な者だけでも三百はいるのだ。それを三ヶ月でなんて…………無理だ。無理に決まっている。
「そんなことすら出来ないようじゃ、エンペラードラゴンには勝てないよ」
緩みきった心に冷や水をぶっかけられた気分だった。
お袋の顔は、近年見たこともないほどに真剣なものになっていた。
「勝つんだろ」
「…………」
俺は黙ってお袋の目を見つめ返す。
勝つ――つもりだが、まだ、断言はできない。そんな自分が情けない。
だが、視線だけは絶対に逸らさない。
勝てなくていいなんて、これっぽっちも思えないから。
だから、せめて視線だけは意地でも離さない。
「三ヶ月後、同じ質問をする。そん時は、即答できるようにしておいで」
「…………あぁ」
くしゃりと、頭を撫でられた。
「いつでも助けに行ってやる……とは、言えないけどね。マジでヤバくなったら飛んで行ってやる」
「それだけで十分だ」
お袋に頼ってばかりはいられない。
あいつは……
ルゥシールは俺が助けるんだ。
「辛くなったらあの娘の顔を思い出しな」
瞼の裏に、ルゥシールの笑顔が浮かぶ。
守りたい笑顔……
無くせない思い……
勝てるかどうかは、正直、分からんが……それでも、俺は…………
「それでも、どうしようにもないほどにきつくなった時は、あの娘のおっぱいを思い出しな」
瞼の裏にルゥシールの巨乳が浮かぶ。
柔らかいおっぱい……
揺れるボイン……
勝つ! 絶対に勝つ! 何が何でも勝利して、あのおっぱいを取り戻す!
「よぉおおおっし! やってやるぜ! エンペラードラゴンなんざ、ぶっ飛ばしてやる!」
やる気が漲る。
エネルギーが迸る!
今の俺に不可能はない!
「必ずぶっ飛ばす! そして揉む! 俺は、揉むためにぶっ飛ばしてみせる!」
「主語がないのに何の話をしているのかはっきりと分かるな」
お袋が満足そうに頷く。
「ようやくいい顔をするようになったね」
お袋が俺の胸をドンと叩く。
そして、人差し指を立てて、俺の胸のど真ん中に突き立てる。
「あんたの『ここ』に、大切な言葉を刻みこんでおいてやる」
心のど真ん中を指差して、お袋が言う。
俺の目を見て、ゆっくり、はっきりと、力強く、その言葉を刻みこむように。
「『おっぱいは揉んでも、揉まれるな』!」
「揉まれるほどねぇよ!」
「お前と同じくらいぺったんこな貧乳だって、気合で揉むのがおっぱい道だろ!?」
「確かにっ!」
「平らでも揉める! おっぱいなら揉める! さん、はい!」
「平らでも揉める! おっぱいなら揉める!」
「声が小さい!」
「平らでも揉めるっ! おっぱいなら揉めるっ!」
「そうだ! そのことを、世の理を、……決して忘れるんじゃないよ!」
「でも俺、巨乳が好きだ!」
「あたしの方がもっと巨乳好きだっ!」
「……なにを競い合っているの、二人とも……」
シルヴァネールがドン引きした表情で呟く。
お子様のシルヴァネールにはまだちょっと難しい話題かもしれんな。
「行っておいで、マー坊。守りたいモノが守れる男になっておいで!」
力任せに、背中を張り倒された。
卒倒しそうな激痛が走る。
だが、歯を食いしばってその痛みを受け入れる。
こいつは、俺が前に進むために必要な痛みだ。
「サンキュウな、お袋!」
「……いや、かあさん、お前をそんなドMに育てたつもりはないんだが……目覚めちゃったか?」
「違ぇわ! 気合が入ったっつってんだよ!」
まったく、お袋と話しているといつもこうだ。
旅立ちなのに締まらない。
まぁいいか。
別に感動するような言葉を期待していたわけでもないし……
俺は前を向いて、大きく一歩を踏み出す。
魔界を一周して、新しい力を手に入れるんだ。
自分が納得のできる自分になって……そして、ここに帰ってくる。
もう少しだけ待っててくれよ、ルゥシール。
「マー坊!」
歩きだした俺を、お袋が呼びとめる。
振り返ると、お袋はウィンクと共に、ビシッと立てた親指をこちらに突き出してきた。
「お前ならきっと出来る! かあさんの、自慢の息子だからね!」
………………くそ。
ちょっと、うるっとしちまったじゃねぇか……
そういうの求めてねぇってのに………………ったく。
「おう! じゃあ、行ってくる!」
ルゥシールとお袋がくれた魔力に火をつける。
魔界の風を全身に浴びて、俺は勢いよく飛び出した。
待ってろルゥシール。
俺は絶対、強くなる。
もう二度と、お前を手放さないようにな!
それから三カ月間。
俺は我武者羅に魔界中を駆け巡った。
力を得るために。
強くなるために。
不甲斐なかった自分を払拭するために。
もう一度、あいつの笑顔を見るために!
「ついでに、おっぱいのためにぃぃぃぃいいいーーーーーーーっ!」
『おっぱい』って叫ぶと、スピードがぐんと上がる。
これは、新発見だ。……覚えておこっと。
いつもありがとうございます。
本当にありがとうございます。
さて、
魔界に入り、これからご主人さんは修行に向かいます。
――というところで、
しばらくの間更新が止まります。
私事で申し訳ありませんが、ちょっと離れさせていただきます。
ただ、必ず戻ってきます。
それだけはお約束いたします。
予定では一週間………………と、ちょっと、くらい、です。はい。
その期間、お待ちいただけると幸いです。
こっから修行だ!
というところで休載……
そうです。
ワンピースの真似っこです!
どうしてもここまで書きたかったんです! ドン!
更新再開後は、
パワーアップしたご主人さんと、
成長した仲間たちを存分にご覧いただけるかと思います。
もしかしたら、
フランカさんのちっぱいも、この三ヶ月間の修業で大きく成長するかも!?
エイミーという前例もあるし!
どうですか、みなさん!
ひとつ賭けでもしませんか!?
私は、まったく育たない方に賭けますっ! ドン!
1mmたりともですっ! ドン!
などと、
こんなふざけたことを書いても許していただけるスペースがあるということが、
とても幸せだなぁ、と常々感じております。
ありがたいことです。
ありがとうございます。
というわけで、
少し空いてしまいますが、
次回も、
なにとぞ、
どうかひとつ、
そこをなんとか、
よろしくお願いいたします!!
とまと