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どうも。先日助けていただいたダークドラゴンです  作者: 紅井止々(あかい とまと)
110/150

110話 二本の刃と二本の角

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆




 ……速い。

 ワタシは、一つの影を追いながらそのスピードに驚いていた、いや、嫌気がさしていた。

 この速度は実に厄介だ。


「ん? あぁ、すまんっちゃ。かなりゆっくり走ったつもりっちゃが、人間にはまだ速過ぎたっちゃかな?」


 ワタシの全速力よりも速い速度で走っていた影は、こちらを振り返りながら余裕な声で尋ねてくる。

 体を反転させて完全にこちらを向き、後ろ向きに走っていてもなお、ワタシより速い。

 トップスピードは、ルゥシールを超えるかもしれない。

 ……どうやって捕らえる?


「よし。ここらでいいっちゃろ」


 急に影が止まる。

 しきりに向こうを気にする素振りを見せる。……あっちは、主たちがいる方向か?


「いや~、こんな窮屈なマントさっさと脱ぎたかったっちゃけど、アイツがうるさかったっちゃもんなぁ」


 影は嬉しそうに言う。

 影が纏っている漆黒のマントはどんなに動いても中が見えない。

 ゆらゆらと揺らめき、存在があやふやに見える。


 ただ、この影だけは他の影とは少し違った。

 頭部が物凄く膨らんでいるのだ。身長は主よりも頭二つ大きい程度。だが、頭部の膨らみだけを見れば巨人レベルだ。

 あの膨らみは…………角?


 漆黒のマントを嬉々として剥ぎ取った影。

 マントの下からは、予想通り立派な二本の角が現れた。ただ、予想外だったのはその大きさ。


 頭部から生えた一対の角は、大きく左右に広がりつつ途中でカーブして腰のあたりにまで伸びている。

 華奢な体つきながら、二本の角のせいでとてもがっしりとした印象を受ける。

 顔は、イノシシの牙を持ったヤギのようで、見ようによっては人がよさそうにも見えなくはない。そう見えるのは、あの砕けた話し方のせいかもしれないが……


「あ~っ、肩凝ったっちゃ! マントなんか被るもんじゃないっちゃねぇ!」


 肩を大きく回しながら、影は言う。


「肩凝りは、その角のせいではないのか?」


 ようやく呼吸が落ち着き、ワタシは影に向かって言葉を投げる。

 影は敵意の感じられないくりっとした目をパチパチさせてワタシを見、そしてニコリと笑った。


「それはないっちゃ。この角はそんなに重くないっちゃし、それに便利なんっちゃよ?」


 言いながら、影は二本の角を指さした。

 重くないわけがないと思うのだが……


「見てるっちゃ」


 そう言ったかと思うと、影は得意げな表情を浮かべる。

 次の瞬間……角が動き出した。

 まるで生き物のようにウネウネと動いたのだ。

 そして、長く太い、立派な角がまるで腕のように曲げ伸ばしされて、器用に影の肩をトントンと叩く。

 …………わぁ便利。いいな、あれ。


「ふふん! 羨ましいっちゃろ?」


 ワタシの顔を見て、さらに得意気な表情を見せる影。

 悪人には見えない……戦わずに済むならそうしたい…………だが。


 影の纏うオーラが、それを許してくれそうもない。

 戦いに身を投じる戦士の気迫。

 殺気にも似た戦うための闘気。

 シャレや遊びで纏えるものではない。このオーラを纏う時、その先にあるのは真剣勝負のみ。


 凄まじいまでの闘気に、ワタシの全身はピリッと緊張する。

 一流の戦士に対しては、最大限の礼を尽くせ。

 父の教えだ。


「ワタシの名は、テオドラ・ジシス。剣とカタナの二刀流がワタシの得意とする戦い方だ」

「へぇ、礼儀正しい剣士っちゃね。ならこっちも」


 肩を叩いていた二本の角がグイッと持ち上がる。

 雄々しく天を突く巨大な角。

 戦闘モードとも呼べるその姿は、野生の獣そのものだった。


「オイラの名は、エアレー。自在に動くこの角が最大の武器っちゃ」

「……あと、驚異的な速度とな」

「ん? いやいや。あんなもん、大したことないっちゃよ」

「謙遜を」

「いやいやいや。ホントっちゃって。あんなもんは、…………この角の威力の前ではお飾りみたいなもんっちゃから」


 エアレーの姿が揺らめいた。

 そう思った瞬間、ワタシの全身に鳥肌が立った。

 反射的に剣とカタナを抜き、反撃を考えない完全なる防御体勢を取る。


 直後、凄まじい衝撃が全身を襲う。

 突如目の前に出現したエアレーの角がワタシの体を貫こうと突き出されていた。

 防げたのは、本能と直感、そして長年地道に続けてきた修練の結果だろう。

 視覚が捉えるより早く体が反応した。

 エアレーの角に刃が垂直に立てられている。紙一重だった。刀身の側面で受けていたら折られていたかもしれない……何より、オイヴィに鍛え直してもらっていなければ、剣とカタナは粉々に砕けていたことだろう。


「な? 速度なんか、研ぎ澄まされた一流の感性の前じゃ何の武器にもなりゃしないっちゃよ」


 至近距離で、獣の目がにやりと弧を描く。

 戦闘狂の眼。

 エアレーの眼は、まさにそれだった。


「だから、結局オイラは一芸屋なんっちゃよ!」


 剣とカタナで防いだ角が、グネグネと蠢き出す。

 咄嗟に身を引き距離を取る。

 が、まるで別の生き物のように二本の角が追撃してくる。

 変幻自在に軌道を変え、上から下から左右前後から、無軌道で巨大な角が襲いかかってくる。

 距離を取ることすら出来ず、また、軌道を見極めることすらままならず、ワタシは感覚と勘だけを頼りに剣とカタナを振るい続けた。


「なかなかやるっちゃね!」


 両手足を地面につけ、獣のような立ち姿を見せるエアレーが嬉しそうに言う。

 エアレーの腕は伸縮するようで、先ほどまでは腕に見えていたのに、今では完全に前足となっている。

 鹿のような蹄が地面を掻く。


 ――来るっ!


 咄嗟に剣とカタナをクロスさせ、同時に後方へと飛び退いた。

 それとほぼ同時に強い衝撃が全身に走る。バラバラに吹き飛ばされるかと思った。

 エアレーの角が二本同時に真正面から襲いかかってきたのだ。

 剣とカタナで受け、後方へ飛んでいなければ、きっと体を貫かれていた。


 吹き飛ばされながら、ようやく状況を理解した。

 ……全身から冷や汗が吹き出すのを感じていた。


 ……強い。


 これまで出会った、どんなものよりも強い。

 わずかな勝算すら掻き消されるような絶望感に飲み込まれる。

 軽い口調ながらも、エアレーの眼は獰猛な獣のそれであり、手加減などするような甘さは見受けられない。

 敗北は、死を意味する。


 気が付くと、宙に浮いた体が地面に接近していた。片足を出し、地面へ触れさせる。

 ズザザと埃を巻き上げ、体が停止する。そして、思わず膝を突く。

 全身から力が抜け落ちていくような疲労感が襲いかかってくる。

 神経を研ぎ澄ませて、極限状態の中で剣を振るい続けていたのだ。ほんの一瞬でも緊張の糸が緩めば、こうなってしまうのは明白だった。

 それでも、絶対的な差を前に、精神を最高の状態で保つことは難しかったのだ。


「……もう、立てぬかもしれん…………」


 不意にこぼれた言葉に、ワタシ自身が驚いた。

 己の口が、心が、弱音を吐いたのだ。

 敵を前に、敗北を認めたのだ。


 これでもう、勝機は完全に潰えた。


 常識のある人間なら、みな同じことを思うだろう……

 エアレーの強さを実感した者なら、きっと…………


 強過ぎる。

 こんなに強いヤツ、他には…………


 …………いるじゃないか。

 何を勘違いしていたんだ、ワタシは?

『これまで出会った、どんなものよりも強い』? バカな。

『常識のある人間なら、みな同じことを思うだろう』? 常識のない人間ならどうだ?

 そうだ。彼なら……ワタシが出会った中で最も強く、常識などという狭っ苦しい枠にはとらわれない、マーヴィン・ブレンドレルなら……


 きっと、この程度の敵に屈したりはしないだろう。

 屈するはずがないのだ。

 なぜなら、彼は……ワタシの主なのだから。


「……すまない、主よ。こんな不甲斐ない仲間で…………」


 ここで負ければ、ワタシはそれまでの剣士だったということだ。

 その程度の剣士が……主の隣にいていいわけがない。


 負けるわけにはいかないのだ、ワタシは。

 主の隣にいるために……

 主に頼りにされるために……

 主に、必要と思ってもらうために……


「絶対に、負けられんのだよっ!」


 オイヴィが鍛え直してくれた剣とカタナを握りしめる。

 柄を締めるひも状の麻布がギリリと音を鳴らす。

 ワタシの汗を吸い、一層強く柄を締める。ワタシの手に馴染む。


 近付けば、不利……ならばっ!


「ドイスドラガオンッ!」


 二本の剣とカタナから生み出された斬撃が二頭の龍のようにエアレーに襲いかかる。

 ワタシの特技だ。


「おぉ! これは凄いっちゃね! けど……」


 エアレーは前足を持ち上げ、再び地面へと振り降ろす。

 そして、二本の巨大な角がドイスドラガオンを打ち払う。

 一本の角で一頭ずつ、ワタシの生み出した龍の斬撃が掻き消されてしまった。


「ただ凄いだけで、全然効かんっちゃね」


 エアレーがペロリと舌なめずりをする。

 多少は興奮してくれたようで、鼻息が荒い。戦闘狂に認められるというのは、誇りに思ってもいいものなのだろうか。判断に悩む。

 だが、少し嬉しいのは確かだ。


「なら、もう一段階上の技を見せてやろう! 今のワタシに出来る最大の技だ」

「へぇ……興味深いっちゃね」

「これを防がれたら、もうワタシに勝機はない。使えるのも一度きりだ」


 正直、体力も気力も根こそぎ削り取られ、立つこともままならなくなるだろう。

 そうなったら……潔く鬼籍に入ってやるさ。


「それで、そんな仰々しい技を、オイラが大人しく喰らうと思うっちゃ?」

「喰らってくれるさ……いや、喰らわずにはいられないだろう。お主の眼は、そういう眼だ」


 視線がぶつかる。

 獰猛な獣でありながら、純粋な戦闘狂の眼。


 その眼が嬉しそうに細められる。


「敵わないっちゃねぇ、君には。そんなこと言われたら…………喰らいたくなっちゃったっちゃ」


 獣が、興奮を隠すこともなく盛大に土を蹴る。

 前足を持ち上げ、どすどすと地面を踏みつける。


 そして、巨大な角が天を突き刺さんがほどに、大きく広がる。


「全部出すっちゃ……出し惜しみなんちゃしたら…………この角でぶっ殺してやるっちゃ」

「無論だ」


 手加減など、出来ない。

 この技は、まだ究めていないのだから。


 ……最悪の場合、命まで削り取られかねない、コントロールなど利かぬ大技なのだ。


 剣とカタナを握り、腕を顔の前でクロスさせる。

 腹の中央に全神経を集中させ、体の中にある力をすべてそこに掻き集める。

 限界の、その一歩先まで…………ワタシは踏み込む!


「二刀流…………」


 かつて、我が故郷を滅亡に追いやった伝説の魔獣を打ち滅ぼした究極の剣技。

 多頭の龍の首を、一度の技ですべてはねた超高速の斬撃。

 その魔獣の名を取り、名付けられた、命がけの究極奥義だ!


 喰らえ……


「ヤマタノ・オロチッ!」


 ワタシの全てを込めて両腕を振り抜く。

 幾筋の斬撃が同時に飛び、牙を剥いた龍のごとくエアレーに喰らいつく。

 多方向からの同時攻撃。その一撃一撃が必殺の破壊力を有している。


「うひょー! こりゃあ、とんでもねぇっちゃなぁっ!」


 嬉々として叫び、エアレーの角が暴れ狂うように振り回される。

 凄まじい衝突音を響かせて斬撃が弾き飛ばされていく。


「くっ! ぅわっ! ぬぅわぁ!」


 エアレーの表情に余裕がなくなり、歯を食いしばって斬撃を受け止めている。

 そして……


「どぅりゃあああっ!」


 八個目の斬撃を二本の角で弾き飛ばす。


「見たっちゃかぁ!? 全部防ぎきってやったっちゃよぉ!」


 勝利を誇るように、巨大な角が天に向かって真っすぐ伸びる。

 巨大な角が誇らしくそびえたち、エアレーは歓喜の咆哮を上げる。


 ――ザンッ!


 そこに、鋭い刃が獣を貫く音が響く。


「…………ん……な…………んちゃ、これ?」

「慌て者め……」


 ワタシも、立っているのがやっとなので、手短に説明をすることにする。


「『ヤマタ』ノオロチなのだから、首は九つあるに決まっているだろう……」


 二つの首の間に出来るのが『又』だ。

『又』が八つあるのなら、首は九つある。

 自分の手を見てみるといい。指が五つで、『又』は四つしかないだろう?


「……最初に、言っといてくれっちゃ…………」

「そしたら、ワタシが負けるではないか」

「……卑怯者っちゃねぇ……剣士の風上にも置けないっちゃ」

「……かもな」


 かつてのワタシなら、正々堂々を貫いたかもしれない……けれど。


「自分を曲げてでも、そばにいたい男がいるのだよ」

「……かぁ~…………恋する乙女は、たくましいっちゃ…………ねぇ……」


 エアレーが地面へと倒れる。

 巨大な角が落下して地響きを鳴らす。


 その振動で、ワタシも立っていられなくなった。

 地面へと倒れ込み、瞼が自然と下がってくる…………ダメだ、まだ……死ぬわけには…………


 せめて、もう一度…………主の顔を……見る…………まで……は…………



 そこで、ワタシの意識は途絶えた。












いつもありがとうございます。




日本刀って、かっこいいですよね。

奈良に観光に行って、思わず模造刀を購入しかけちゃうほどかっこいいですよね。

確実に旅行中邪魔になるのに!

帰りの新幹線で荷物になるのに!

買って帰っても置くところないのに!

それでも、一回財布出しましたよね。思いとどまりましたが。


でも私、西洋剣も好きなんです。

模造剣、ネットで見て思わずポチりたくなるくらいに好きなんです。

置くところないのに!

もういい年齢なのに!

自分一人で眺めてニヤニヤするしか使い道ないのに!

最悪、家の中で振り回して壁とか傷付けるの目に見えているのに!

それでも、一回クレカ取り出しましたよね。思いとどまりましたが。



それで、魔導士のお話を書こうと考えていた時に、

「剣士を出して日本刀と西洋剣の二刀流にしよう!」と、割と早い段階で決めていました。

参考資料と言い訳をして、奈良で剣とカタナのキーホルダーを購入してきましたし。

ちゃんと鞘から抜けるヤツで、どちらも龍の意匠が施されているやつです。


修学旅行中の中学生に混ざって、真剣に選んできました。

冷ややかな視線とか、割と気にしない方です!




それで、カタナだからサムライにして、口調を固くしよう!

といって今のキャラになった…………わけでは、ないんです。



テオドラが今の口調になったのは…………





~ある日のオーディション~


とまと「剣士はクールビューティーなのに家事が得意、みたいなギャップが欲しいですね」

P「分かるわぁ~! それ、ちょ~分かるわぁ~! 昔の偉い人が言ってたよ『俺も分かるわぁ~』って」

とまと「誰が言ってたのっ!?」

P「ギャップいいよね~! すっげぇ巨乳なのにスポブラとか」

とまと「それ、絶対苦しいですよね?」

P「スポブラ嫌い?」

とまと「大好きに決まってるでしょう!?」

P「白米とどっちが好き?」

とまと「白米がスポブラ付けてたら最高!」

AD「すいませ~ん! 1番の方、入られま~す!」


――ガチャ。


とまと・P「おぉ~! 清楚系クールビューティー!」

テオドラ「ワタシは、名をテオドラと申す。本日は、どうかよろしく頼む!」

とまと・P「わぁお! 言葉固~い!?」

テオドラ「そうだろうか? うちの妹はまだ一歳半だが、このような口調だぞ?」

とまと・P「マジで!?」

テオドラ「うむ。『母よ。たった今、粗相をしてしまった。すまぬがオムツを代えてはくれまいか?』とかな」

とまと「なに、その一歳女児!? ある意味ちょっと可愛い! 欲しい!」

テオドラ「くまさんマークのオムツを穿いている幼女だぞ?」

とまと「だからこそ欲しいのだよ! 観賞用に!」

P「とまとちゃん、捕まる前に自重してね」

とまと「幼女が好きです! でもおっぱいの方がもっと好きです!」

P「ここが東京だったら、即逮捕だよ」

ADカンペ「東京じゃなくてもアウトです」

テオドラ「おっぱいが好きなのか? あんなものはただの脂肪だぞ?」

とまと・P・AD「ただより高価な物はない! 故におっぱいは素晴らしい!」

テオドラ「お、おぉ……ぅ、そ、そうなのか」

とまと「価値がないと思うのなら、私にくれ!」

テオドラ「譲渡は出来ないが……触るくらいなら問題ないぞ?」

とまと・P・AD「マジで!?」


ガタタンッ! (←とまと・P・ADが机と椅子を倒して勢いよく詰め寄る音)

ガタンバタン! (←テオドラが椅子を倒しながら猛烈な勢いで逃げる音)


とまと「なぜ逃げる!?」

P「おっぱいが惜しくなったか!?」

ADカンペ「Noおっぱい、Noライフ!」

テオドラ「いや、おっぱいはどうでもよいのだが…………」

とまと・P・AD「『よいのだが』?」

テオドラ「おヌシたち、なんだかオッサン臭い!」

とまと「俺じゃない! たぶんPだ!」

P「いや、ADだろう!」

AD「いやとまとさんッスよ! この前、公園で鳩に逃げられてましたもん!」

とまと「バカヤロウ! あれは私の体臭がジューシーな照り焼きチキンの香りだから逃げられたのだ!」

P「その体臭もかなり嫌だよ、俺は」

テオドラ「なぁ……、どうでもいいのだが、ワタシの面接はどうなったのだ?」

とまと・P・AD「可愛いから採用!」

テオドラ「そ、そうか……ま、まぁよろしく頼む。あ、それから……加齢臭も唐突でなければそんな言うほど悪くはない。ワタシも過剰に言い過ぎた。謝るので、あまり気にしないではくれまいか?」

とまと・P・AD「なんか優しい! これぞギャップ! よし、ヒロイン格に格上げだ!」




――と、こうして剣士が匂いフェチになったのです。


信じるか信じないかはあなた次第!!




次回もよろしくお願いいたします。


とまと

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